稲水ゼミ

経済学部ゼミ

経営学

組織論

選考あり

3・4年のみ

経営系

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経営組織論・組織行動論・経営科学を学ぶ経済学部のゼミ。

目次

    基本情報

    執行代

    執行代は4年生。 役職の決め方は定まっていないが、学年内での話し合いによって選出される。

    人数

    3年生10名、4年生11名

    参加学年

    3・4年のみ

    選考

    あり

    活動頻度

    毎週木曜4限

    卒業論文

    なし

    ゼミ論

    あり

    サブゼミ

    あり

    2年間の
    合計単位数
    8単位
    公式X

    https://twitter.com/inamizu_shinkan

    概要

    〈内容〉
    稲水ゼミは2017年に設立されたばかりの比較的新しいゼミであり、組織論を中心に経営に関する内容を幅広く扱う。授業の前半では組織論に関する書籍や論文を扱いながら理論に触れ、基本的な知識の習得に努める。後半ではケーススタディを用いたディスカッションを行い、理論の実践のための視点を養う。企業に焦点をあてた内容を扱うことが多いが、そこから得られた知見は学生団体の運営など身近な事例にも当てはめることができる。実際に4年生の最後に取り組む卒論・ゼミ論でも企業から部活まで幅広い組織を扱った内容となっている。

    〈授業計画〉
    両セメスター・両学年ともに輪読とディスカッションを行う。

    前半が輪読で後半がディスカッションという形式。輪読に関しては毎週4~5人の担当者が発表を行い、質疑応答の時間が設けられる。ディスカッションについては与えられた教材を事前に読んでおき、3~4チームにわかれて議論を行う。いずれも3, 4年生が合同となって行う。

    〈稲水伸行先生について〉
    1980年生まれ。2003年に東京大学経済学部を卒業し、2008年に東京大学大学院博士課程を修了。2010年に筑波大学ビジネスサイエンス系准教授、2016年に東京大学大学院経済学研究科准教授(現任)となる。2018年より「経営」(駒場開催)の授業を担当。

    〈他ゼミ比較〉
    ◇高橋伸夫ゼミ:稲水ゼミと同じく経営組織論を扱うゼミである。稲水ゼミでは企業を事例として取り上げられることが多いのに加え、定期的にオフィス学を扱う。その一方、高橋伸夫ゼミでは「組織学習論」といった観点から、企業のみならずサークル、大学、ゼミなど身近な組織について経営学的な視点で考察することが多い。
    ◇他ゼミと比較して、先生の若さは一つの特徴である。

    メンバー構成

    ・人数:3年生10名、4年生11名。女性は2-3割程度(学年による差はある)。ジェンダーでそれぞれ枠を設けて募集することはない。
    ・属性:全員が経済学部生。ビジネス系団体や国際系団体、運動部など、所属団体は多岐にわたる。
    ・性格:穏やかな性格の学生が多い。
    ・兼ゼミ先:兼ゼミ先は経営系のゼミが多い(新宅ゼミ、片平ゼミなど)。
    ・就職先:日系大手やコンサル、官公庁と就職先は多岐にわたる。

    活動頻度

    毎週木曜4限と設定されているが、18:00過ぎまで活動することが多いので、5限は空けておく必要がある。授業の前半では輪読、後半ではディスカッションを行う。
     
    これらとは別にサブゼミ(※)も存在し、「プロアク」として単位認定されている。いくつかのテーマの中から自分自身の興味と合致するものを選び、4~5人単位で活動する。曜日は固定的ではなく、メンバーが集まれる日を話し合って活動時間を決める。
     
    ※サブゼミ:ゼミの後に行われる補習時間のこと。経済学部的にはプロアクティブラーニングセミナー(プロアク)とされる。サブゼミが、プロアクとゼミに認定された場合は単位が認められ、そうではなければ認められない。事前に特定のメンバーが監督者(4年生または院生)となり、受講者の名前・学生証番号も全て登録しておく。ゼミによるが、3年生のみの所が多い。サブゼミが設置されている場合、受ける人がほとんどである。

    募集

    原則、経済学部の3年生を新規で受け入れているが、4年生でも応募することはできる。募集人数は毎年10名程度であり、二次募集まで行われることが多い。ただし、二次では少数の募集となる。(2020年度の場合は、1次で9人、2次で1人)。倍率は2.5~3.5倍前後で、他の経営系のゼミと同程度。選考の日程は経済学部のスケジュールに準じて行われる。
     
    「困難や挫折を乗り越えて重要な課題を克服した経験」をテーマ(2019, 2020年)とした2000字程度のエッセーを提出し、原則全員が面接に進む。2020年度においては、先生も同席しつつも、ゼミ生が主体となって面接が行われた。ただし、先生とゼミ生との話し合いで方針は決定するので、年度によっては変わる可能性がある。

    年間予定

    授業期間は年間を通じて、輪読とディスカッションを行う。
    他、8月頃に合宿(1泊2日)、11~12月頃にオフィス見学を行うことが多い。
    4年生は、最後の授業(1月上旬)で卒論ないしゼミ論の発表を行う。

    内部のホンネ

    ○魅力

    ・先生・ゼミ生ともに穏やかな雰囲気で、居心地が良い。ディスカッションを行う際も殺伐としておらず、和やかな雰囲気で行われる。ゼミ生も先生も、一度相手の意見を受け止めてから議論を建設的に進めようとする人が多い。
    ・ゼミやサブゼミが終わった後、任意でアフターに行くこともある。
    ・真面目さとゆるさが共存するゼミで、しっかりアカデミックな勉強したい人にもおすすめできる。
    ・最低限やること(提出物など)は少なめなので、自分の忙しさに合わせてコミット度合いを調整できる。
    ・まだ歴史の浅いゼミであるため、自分たちで組織を作っていく面白さがある。また、ゼミで扱う内容についても先生と相談しながら進められるため、融通がききやすい。
    ・先生の質問対応が丁寧で、ゼミ内容から卒論までなんでも相談に乗ってもらえる。



    △大変なところ

    ・2年間の活動が前提となる。
    ・基本的に毎回の授業でディスカッションを行うので、やりたくない人には負担に感じる可能性がある。(ただし、就活や面接のように殺伐とした感じではなく、和やかな雰囲気で行われる。また、ディスカッションが苦手な人にとっては練習する機会となる)。
    ・2017年度に設立されたばかりで、2021年に入ってくる人が5期生となるので、OBOGとのコネクションはそれほど期待できない(OBOGと年齢が近く心理的距離も近いといったメリットはある)。
    ・卒論などの執筆の仕方については、授業時間内に先生から指導される機会はないため、自分自身で機会を設け先生に質問するなど、自分から行動する必要がある。
    ・ゼミの時間以外の活動も一定はあるため、単位取得だけを目的にしている人
    ・組織を扱う上では「ヒト」のウェイトが高いため、経済学のような数理モデル一辺倒で考えたり、理論の整合性(厳密さ)が気になったりする人には向いていない可能性がある。逆に、社会科学のみならず、人文科学にも興味がある人(もしくは興味の関心を広げたい人)には非常に適しているといえる。
    ・英語の書籍や論文を扱うことがある。ただし、参考として日本語版の教材も与えられる。

    新歓日程詳細

    Twitter新歓アカウントにて告知。(例年、12月頃から稼働する)
    例年は、12月に駒場で、また3月末~4月頭に本郷でゼミ説明会が行われる。

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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