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教養学部
地域 北米研究コース

基本情報

人数

1学年あたり3~5名。内定生含む全学年で10名強。

男女比

1:2程度

要求/要望科目

なし

就活or院進

院進率は概ね50%前後だが代により変動し、最近は少し低くなっている。
院進先は、東大の総合文化研究科が多く、海外の大学院へ行く学生も一部いる。

公式サイト

http://northamerica.c.u-tokyo.ac.jp

学科概要

本コースは、9コースある地域文化研究分科の1コースであり、主にアメリカで、カナダ・太平洋地域も対象とする。進学した学生は、上記地域のいずれかの地域について研究を始める。そして、その地域文化・社会で出会った問題を考察するのに最もふさわしい分野を選び、卒業論文にまとめていく。ディシプリンは歴史・社会などが中心だが、それ以外にも経済・政治・文学といったさまざまな学問的視野から同地域について学ぶ。北米の外交を勉強する学生も多い。

(参考:9つのコース)
イギリス研究 フランス研究 ドイツ研究 ロシア東欧研究
イタリア地中海研究 北アメリカ研究 ラテンアメリカ研究
アジア・日本研究 韓国朝鮮研究
 
卒業必要単位は76単位以上であり、卒論が10単位、高度教養科目(※1)が6単位、言語科目が22単位(※2)となる。コース科目が22単位で、7科目が選択必修として開講されており、そのうちの6科目をとる。(選択必修科目 Aセメ開講:「アメリカ近代史」、「アメリカ政治論」、「アメリカ文化研究基礎論」 Sセメ開講:「アメリカ現代史」、「アメリカ思想テクスト分析」、「アメリカ文学テクスト分析」、「アメリカ社会基礎論」)
選択必修以外のコース科目は講義科目と演習科目に分かれており、それぞれ6単位以上取る必要がある。なお必修科目は無く、履修の自由度はかなり高い。
また、コース科目として「論文指導」という授業があり、そこで卒論執筆を進める。


※1 高度教養科目:後期課程の学生が履修することができる、教養学部内の他学科/コース開講科目。自身の専門分野には直結しないことが多い、学際的内容の概論講義やグループワークが多く、国際研修の一部もこれに該当。前期生でいう「主題科目」に該当し、主題科目と合同開催される例も多いので、前期生が講義にいることも。
※2 言語科目
英語あるいはその他の言語が18単位、その他同一言語(専門地域の言語)4単位の修得が必須となる。
英語には、「共通英語」(6単位まで。ただし、advanced ALESAの履修が推奨されている)と「専門英語」(共通英語以外の単位)という二種類の科目がある。両者に難易度の差はそこまでない。「共通英語」では主に語学面での論文指導が行われることもある。
卒論は英語で書く。当コースから離れた言語(フランス語・ドイツ語)の授業を履修して単位数を埋める人もいる。

例年は留学する学生が多く、主な留学先はアメリカかカナダである。半年〜1年の長期留学が多く、短期留学をする学生はあまりいない。

卒業までの流れ

2年生Aセメスター


 ■学科に溶け込む2A

科目 区分 コマ数
アメリカ近代史 選択必修 週1コマ
アメリカ政治論I 選択必修 週1コマ
アメリカ文学テクスト分析 選択必修 週1コマ

・週10コマか10強。ただし履修の自由度が高いので人によってコマ数は異なる。
・選択必修7科目のうち、2Aでは3科目が開講されるが、そのうちの3科目(全部)を取る人が多い。
・内定者懇親会:11月後半頃にある。先生、院生、学部の先輩も含めてレストランなどで行われる。3年生が企画。
・内定者懇親会の時点で卒論の分野(政治・文学など)を決めている人はほぼいない。興味分野は決まっている人が多い。
・Aセメスターの終わりに4年生の卒論の口頭試問がある。そこに内定生も呼ばれる。
・先輩や先生がフレンドリーで距離が近く、内定生はコミュニティに急速に溶け込んでいく。



3年生Sセメスター


 ■学業に打ち込む3S

科目 区分 コマ数
アメリカ現代史 選択必修 週1コマ
アメリカ思想テクスト分析 選択必修 週1コマ
アメリカ文化研究基礎論 選択必修 週1コマ
アメリカ社会基礎論 選択必修 週1コマ

・週10コマか10強。ただし履修の自由度が高いので人によって異なる。
・履修戦略は人それぞれだが、3Aから就活が始まるのを意識して、履修戦略をこの時期からしっかりと立てておく必要がある。
・選択必修に関しては、3Sで3科目取り切るのが一般的。
・2Aから興味分野が変わる人もいる。
・7月末頃、4年生による卒論の中間発表があり、3年生もそこに呼ばれる。
・後期教養でのSセメは2回しかないため、Sセメ開講の科目を落とすのはリスキー。ゆえに、単位を確実に取ろうと勉強する学生が多い。



3年生Aセメスター


 ■進路を考え始める3A

・週10コマ弱。特に就活や国家試験がある人はコマ数を減らす。ただし履修の自由度が高いので人によって異なる。
・そろそろ卒論のテーマを考え始める時期。興味のある文献を読み始める。
・卒論について少し同期や先輩と相談し始める。
・1セメスターに平均22単位ずつ取っていけば3Aまでに卒論以外の単位を取り切ることができるが、言語科目を4S以降に残す学生は一定数いる。
・ここまでに語学以外の単位はほぼ取りきっている人が多いので、それ以外の自分が興味ある隣接分野の授業を取る人も多い。例年は駒場の他学科の授業を受ける人が多く、今年はオンラインなので本郷の授業も受けやすい。対面の時は週1、2で本郷に他学科の授業を受けに行く学生が多い。



4年生Sセメスター


 ■進路が決まり、卒論に打ち込む4S

・取りきっていない単位があればここで取る。
・卒論執筆がメインになる。
・「論文指導」の授業が始まる。
・7月末頃、卒論の中間発表を4年生が初めて行う。



4年生Aセメスター


 ■卒論に追われる4A

・「論文指導」以外に、「共通英語」の授業でも卒論指導が始まる
・学科室で論文執筆を進めている4年生が多い。
・1月末の卒論審査会の後は、例年だと学科部屋(コモンルーム、「コミュニティ」の項を参照)で打ち上げが行われる。
〈卒論関係のフロー〉

時期 内容
7月 卒論中間報告会
11月 卒論題目届提出
1月上旬まで 卒論提出
1月末あたり 卒論審査会

入る前の想像と実際

・「進学選択ガイダンスで詳細な情報を得られたため、入る前の想像と実際はそれほど変わらなかった。例年の進学選択ガイダンスでは、その学科の教員の方と実際に話したり、コモンルームを見学したりすることができる。また、個別に教務補佐の方に連絡を取って学科のことを聞くと、すごく親身に対応してくれた。」
・「先輩の仲も良く、フレンドリーな方が多かった。その雰囲気が魅力的。」
・「履修の選択の自由度が高いので、自分の関心の中心になるようなものがないと、あまり何も身につかずに終わってしまうかもしれない。」

(文一→地域文化研究分科北米研究コース)

選んだ理由/迷った学科

・「社会科学から人文科学まで分野横断的に幅広く学べる地域文化研究分科は魅力的だと感じた。また、地域が限定されているところも興味深いと感じた。」
・「国関・相関と法学部、フランス科と迷った。」
・「ニューヨークに行く機会があり、現地の魅力や問題(都市再開発など)を肌で感じ、それが北米科を選ぶ決め手となった。」
・「先輩同士や上下のつながりの強さ、フレンドリーな雰囲気もとても魅力的だった。」

(文一→地域文化研究分科北米研究コース)

コミュニティとしての機能

項目 内容
ズバリ、学生間のつながりは:
10(強いと感じる)↔0(全くない)
9
LINE 有※
Slack
オフラインでのつながり
上下のつながり

※同期LINEと学部全体のLINEがある


・基本的にはアットホームでみんなの仲が良いが、コミットできていない人に対して排他的という訳ではなく、人それぞれちょうどいい距離感で接することができる
・Aセメの内定生懇親会だけでなく、夏などにも先生と学生で食事会に行く。
・教員との関わりが多く、少人数な分、人間関係は密になる。
・学科部屋はコモンルームと呼ばれ、広くてアットホームな雰囲気。机、椅子、ソファ、パソコン、コピー機、冷蔵庫、電子レンジ、ティーポットなどが置かれている。教務補佐の方がたいていは学科部屋にいる。学科部屋は、学生同士でおしゃべりしたり、課題をやったり、昼寝したり、食事したりするなど、コミュニティの中心となっている。
・先輩との関係はかなり強い。一緒にご飯や飲みに行ったりする。旅行に行くことも。
・コース内の繋がりは強く、ラテンアメリカやフランス科・イギリス科などといった地域文化研究分科の他コースとの繋がりも強い。一緒にサッカーをすることも。
・駒場祭も地域文化研究分科で店を出している。
・例年だと、学部生どうしでご飯に行くことも多い。
・駒場キャンパスの14号館にあるアメリカ太平洋地域研究センター図書室(CPAS)は、アメリカに関する文献が豊富にあり、そこで勉強している北米コースの学生が多い。すごく充実した図書館で、北米コースの大きな魅力であると言える。

授業スタイル

項目 内容
1クラス当たりの人数 10名弱程度
成績評価 平常点/レポート※1
授業形式 ゼミ形式が多い※2

※1 選択必修の一部のみテストが行われる。
※2 事前に予習をし、授業で発表し合うという形式の授業が多い。


・少人数授業のため、双方向形式が多い。
・他地域の学生との合同授業も少ないながら存在する。
・希望すれば、院の授業に参加することもできる。
・ネイティブの先生が担当する科目は英語で、日本人の先生が担当する科目は日本語で授業が行われる。しかし日本人の先生の授業でも英語の資料や論文を読むことが多く、英語力はかなり高まる。
・コース専属のネイティブの先生はごく少数。

研究室・資料

特別な制度・その他

サブメジャープログラム:所属コースの主専攻だけではなく、他コースが提供する15単位程度の科目群を副専攻として履修するプログラム。修了生は卒業時に、卒業証書だけではなく、サブメジャー・プログラム修了証ももらえる。サブメジャープログラムに登録すると高度教養科目は取らなくてよい。地域文化研究分科のみ、自分で取る授業を選べるカスタマイズ型のサブメジャープログラムを履修することができる。
 
学融合型プログラム:分野横断的な学習を行うプログラムで、グローバル・エシックス、グローバル・スタディーズ、東アジア教養学、進化認知脳科学、科学技術インタープリターの5種類がある。例えばグローバル・エシックスでは社会・人文科学系の問題のみならず自然科学やテクノロジーに関わる諸問題に対応していくための包括的な価値観や倫理に関わる判断を下す力を身につけることを目的としている。文理の壁を超えてより複眼的知識を身につけたい人は検討してみても良いだろう。詳しくはこちらを参照。

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