情報学環教育部

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情報、メディア等情報関連の諸学問分野について学部レベルの教育を2年間にわたって行う教育組織

目次

    基本情報

    正式名称

    東京大学大学院情報学環教育部

    公式リンク

    https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/education/courses/undergrad

    カテゴリー

    学内プログラム

    対象者

    大学2年生以上(他大学の学生、社会人も可。ただし大学院生は除く)

    実施期間

    原則2年間

    設立日

    (HPの「沿革」より)1949年が起点。ただし、前身である「文学部新聞研究室」は1929年設立

    実施場所

    オンライン:対面=8:2(あるいは9:1)というイメージ。従来は100%対面授業だが、コロナの状況でオンラインを導入している。

    参加方法

    入試要項を参照

    審査有無

    入試によって審査、1学年約30名

    参加費

    以下のいずれにおいても、東京大学に在籍している場合は無料 授業料:173,600円(年額) 入学料:141,000円(予定額) 検定料: 15,000円

    概要
    情報、メディア、コミュニケーション、ジャーナリズムについて学部レベルの教育を2年間にわたって行う。各自が所属する学部の授業などと両立できるように、おおむね午後から夜間にかけて開講される。

     

    授業について
    ・メディアとジャーナリズムについて学ぶ「メディア・ジャーナリズム」領域
    ・情報産業の構造や仕組みについて学ぶ「情報産業」領域
    ・情報社会の歴史や現状について学ぶ「情報社会」領域
    ・情報と技術の関わりについて学ぶ「情報技術」領域

     

    以上の4つの授業のカテゴリーにおける基礎的素養を身につけるのが主目的である。以下にそれぞれの説明を記載する。
    メディア・ジャーナリズム:メディア業界出身の講師の方が多い。(放送局、新聞社等のマスコミ出身)現場に近いものを学びたい人におすすめ。
    情報産業:出版社や広告代理店、ジャーナリズムとは異なるが情報の仕掛け人(関谷先生:災害の情報発信(情報社会)など)に当てはまる方を講師として呼んでいる。
    情報社会:情報産業と類似性が高い分野を扱う。
    情報技術:理系の講師の方が多く、理系文系の出身の垣根を越えて科学リテラシーを学ぶことが主目的である。

    講義(基本話を聞く、議論などのグループワーク)と演習(大学院の学生が行う「制作展」に参加するなど)に分かれている。

     

    情報学環教育部の目指すもの
    ジャーナリズムを目指す学生にとって、実践的、理論的な技術を学ぶ場を提供することを目的としている。とくに近年の情報技術の発展により、文系理系の垣根なく学べる場を提供することが重要である。
    情報技術が先行して後からそれに起因する社会課題が発生する社会の中で、文系・理系問わず批判的視点を身につけ、リテラシーを学ぶことを目指し、「文理融合」を説いている。

    プログラムで学べること


    公式サイトより引用:
    「情報学環教育部は、情報、メディア、コミュニケーション、ジャーナリズムについて学びたい人々のために、おもに学部レベルの教育を2年間にわたっておこなう、ユニークな教育組織です。講義は、各自が所属する学部の授業などと両立できるように、おおむね午後から夜間にかけて開講されています。学部、研究科という「タテ糸」で成り立つ東京大学のなかに、情報というキーワードをめぐる教育研究を「ヨコ糸」で縫い合わせてできた情報学環。教育部は、その情報学環という斬新的な東大の組織の特性を活かした、魅力的な学習の場となっています。」
    「情報学環教育部のユニークなポイントは、次のようにまとめることができます。
    ・文理越境的、かつ実践的で学術的な授業を受けることができます。講義、文献購読、研究指導、実験実習など複数の授業形式を立体的に組み合わせた教育プログラムがあります。
    ・実務、学問における第一線の講師陣がそろっています
    ・東京大学の学生はもとより、他大学の学生、社会人なども参加できる、異種混淆的で刺激的な学習の場です。多様な学生の履修しやすいよう、開講時間、手段などに工夫を施してあります。
    ・研究生の自律的な学習、表現、研究活動を尊重する伝統があります。
    ・半世紀を超える同窓生の伝統があり、ジャーナリズム、マスメディア、ICT業界とのつながりが深まります。」


    外部の非常勤講師から実践的な見識・スキルを学ぶことができる。
    東大内で開講されている普段の講義に比べアクティブラーニングに近い形式で、主体的な学習姿勢を習得できる。
    様々な形式の課題(ビデオ作成、制作展出展、福島県でのフィールドワークなど)が出されるので多角的な経験を得られる。

    参加者の声

    勉強面
    ・できることの幅がかなり広く、例えばジャーナリズムから、VR、アートまで。自主ゼミを取れば、もっと幅広くなる。
    ・学部生は無料というのはとてもお得だと感じる。
    ・必修がないので、みんなが共通で苦労している授業というのはない。
    ・単位を取り切れば2年で卒業するのも可能だが、3年以上いることもでき、実際そうする人もかなり多い。自分のペースで勉強できる。
    ・学部生だったら、1セメスターにつき追加で2コマ入ることもあるので、場合によっては負担かも。ただ、課題の多さは本当に授業による。

    交流面
    ・自主ゼミのおかげで、周りの人との関わりはそこで生まれる。
    ・対面でも受けられる授業が多いので、交流の機会はある。
    ・代によって異なるものの、社会人が比較的多く、色んな方面の実務者と関われるのが面白い。授業でも、実務者の視点からの意見が聞けて面白い!
    ・以前開かれていたようなイベントはコロナ禍では無い、本当に交流しようとする人が関わりを生んでいくイメージ。

    その他
    ・情報学環に入ると、学環コモンズという自習室が使える(開館時間は午前8時~午後8時)。学習環境として最適。

    本プログラムに向いている人

    ・今後必要な情報リテラシーを自ら身につけたい人
    ・東大生が半分前後、社会人が1割くらい(今年は2割くらい)、3〜4割が他大生(本郷キャンパスに通えることが要件)

    本プログラムに向いていない人

    ・(リテラシーを身につけようとする場であるゆえ)コミュニケーションを取ることに対する積極性に欠ける人
    ・強制力が働かない環境下で、学び続ける意欲・自主性がない人

    その他

    情報に関する特別な前提知識はあまり必要ない。入試に合格する程度であれば問題ない。

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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