伊豆に学ぶ(伊豆ゼミ)

議論

アクティビティ参加型

考察

企画力

第一次産業

五月祭

駒場祭

伊豆の樹芸研究所等でのアクティビティを通じ議論し、それを通じて学園祭でも諸企画を行うゼミ。

目次

    基本情報

    執行代

    鴨田先生と(ゼミ経験者で構成される)プラス生

    人数

    各回10名程度×年5回程度(どれか1回受講) ※シラバスに準拠、参照すること

    参加学年

    1・2年のみ

    選考情報

    なし

    年会費

    交通費や材料費など

    活動頻度

    体験型:履修登録/当日の活動&議論/後日課題、企画型:文化祭準備

    Twitter

    https://twitter.com/izuseminar

    公式サイト

    http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/jyugei/izu_seminar.html

    活動の様子





    いずれも、コロナ禍以前のもの

    概要

    ■理念/指針・沿革

    「東大生どうしが議論する場を作りたい」との思いから、静岡県伊豆の樹芸研究所に赴任した鴨田重裕先生が2007年3月(2006年度)に創始した。当初から現在まで一貫して主題科目。
     
    実際に伊豆に出向いてアクティビティを行う「体験系」と、五月祭・駒場祭のイベントを企画する、体験系を一度以上受講した学生が原則担当する「企画系」との2種類がある。ともに主題科目として認定されており、「体験系」は全学体験ゼミナール、「企画系」は全学自由研究ゼミナールとして開講される。本記事では基本的に前者の「体験系」について説明し、一般に「ゼミ」と称した場合それは「体験系」である。ただ、混乱を防ぐため「企画系」についても諸所で簡単に述べる。
     
    ゼミとしては、「考えること」を大切にしている。夜間には「自主研修」といって、日中のアクティビティで感じた学びや考えたことをゼミ生どうしでぶつけ合う時間が設置。また、自身の科類やサークル等の所属や立場を明かさないことで、思ったことを言い合える空気づくりに取り組んでいる。
     
    ゼミを受講する前に「ミッション」という1000字程度を目安とした志望理由書の提出が必要。

    将来あなたが活躍しようという分野が、第一次産業や環境問題と直接関係がなくても、否応なく一人一人が、気候変動や持続可能な社会やリジリエントな社会を意識せざるを得ないのが現代という時代のサガといえます。そんな現代において、あなたは東京大学で何を学び、どう社会に役立とうと考えますか。そのことを踏まえて、本ゼミを志望する理由をお書きください。(シラバスより引用)

     

    ■活動内容

    《ビフォーコロナ》
    コロナ前は、4泊5日で南伊豆の樹芸研究所(詳細はこちら)に出向き、日中は様々なアクティビティ、夜は議論を行っていた。夜間の自主研修では、「今日のアクティビティでは何考えた?」から始まって話が展開し、日本の森林の持続可能性やフェアトレードまでディスカッションが広がっていくことも。結構深夜までやる人も。
     
    それぞれのアクティビティには、それをコーディネート・企画する先生方やプラス生による「学びを得られるような要素」が工夫して詰め込まれている。それを経て自主研修だけでなく、感じた学びをまとめ言語化する「事後課題(A4で1枚程度)」がある。(主題科目なので合否しか判定されないのもあるが)成績云々というより自身の学びを可視化する意図が大きい。
     
    企画系では、五月祭・駒場祭への出展を行っている。内容は主に3種類で、①ジビエソーセージを始めとした燻製屋、②石窯ピザ屋、③ビーントゥバー(※)チョコレートの体験企画。それぞれ「体験系」のアクティビティと密接に関わっていて、そこでの楽しみや学びを来場者と共有したい思いが込められている。①②を行う屋台の横には展示ブースを設け、獣害や竹害といった日常見聞きしない話題に触れる機会を提供している。③では実際にカカオ豆の状態からチョコレートにする体験をしてもらう。
    ※カカオ豆からチョコレートバーまで、一貫して製造を行うこと。
     
    《アフターコロナ》
    〈2020年度〉
    2020年度Sセメスターの講義は中止に。Aセメスター、2021年3月はオンラインで実施した。ゼミ生の自宅にアクティビティ用の道具・材料を郵送して各自で作業を行い、夜間の自主研修は合同で行った。
     
    具体的には3日間のプログラムで、1,2日目は日ごとに1個アクティビティをやってもらい夜は自主研修、3日目は議論のみ。アクティビティとしては、「箸づくり」(木をカンナで削る)、「チョコレートづくり」(カカオを加工する)等。昼間のアクティビティは1,2時間程度。自主研修は22時~24時の2時間程度。
     
    五月祭・駒場祭では、ともにYouTube Liveにてディスカッションを行った。
    ・五月祭:ゼミに過去参加した学生どうしで。オフラインのゼミで扱うトピックと類似したもの。里山保全や獣害の話、ビーントゥバーチョコレートの話。また学生同士が議論する「自主研修」自体への意義についても議論した。
    ・駒場祭:「企画系」のゼミ生も交え、同様に議論を行った。
     
    〈2021年度〉
    S1タームとS2タームで2回ずつ計4回分、短縮日程にて対面開講される(オンライン受講不可)。詳細はシラバスで確認のこと。
     
    体験系
    ・伊豆編(①②、③④いずれかを選択)
    ※受講人数:12名程度を上限。
    ※参加費用:東京~伊豆急下田の交通費&飲食費(1000円程度)。
    ①4/17(土)伊豆→5/18(火)6限に事後講義
    ②4/24(土)伊豆→〃
    ※ガイダンス:4/8(木)6限、4/13(火)6限のいずれかに要出席。
    ※①②ともに、日帰り炭焼き体験。
    ③8/5(木)伊豆→9/6(月)に事後講義
    ④8/19(木)伊豆→〃
    ※ガイダンス:4/8(木)6限、4/13(火)6限、5/27(木)6限、6/1(火)6限のいずれかに要出席。
    ※③④ともに、日帰り竹製川床体験。
     
    ・東京編
    ※受講人数:12名程度を上限。
    ※参加費用:食材費等(2000円程度)。
    ※⑤⑥⑦⑧ともに、弥生で薪割り&石窯ピザ体験。
    ⑤4/29(木)東京
    ⑥5/5(水)東京
    ※ガイダンス:4/8(木)6限、4/13(火)6限のいずれかに要出席。
    ⑦8/28(土)東京
    ⑧9/4(土)東京
    ※ガイダンス:4/8(木)6限、4/13(火)6限、5/27(木)6限、6/1(火)6限のいずれかに要出席。
     
    企画系
    ・獣害問題編
    A:4/27(火)2限、5/25(火)2限、6/22(火)2限、7/6(火)2限に駒場にて対面講義を行う。
    B:土休日あるいは夏休みに日帰りで南伊豆を訪ねる。獣害の現場を視察し、罠を作り、仕掛ける対面講義を行う。
    C:駒場祭の企画を行う。
    ※ガイダンス:4/8(木)6限、4/13(火)6限のいずれかに要出席。
    ※受講人数:10名を上限
     
    ・チョコレート編
    A:5/11(火)2限、6/8(火)2限、6/29(火)2限に駒場にて対面講義を行う。
    B:土曜日か日曜日のどこかに、弥生キャンパスで体験講義を行う。
    C:学園祭を通じて、チョコ作りから学ぶべきことを発信する。また、伊豆ゼミのOBOGを招じ入れ、自主研修を実施する。
     
    〈2022年度〉
    2022年度予定を「シラバス参照(「伊豆に学ぶ」で検索!)

    ■OBOGの進路/活動 

    〈進路〉
    特に傾向は無い。
     
    〈諸活動例〉
    ゼミ活動を終えたのちも、学生中や卒業後、学園祭の屋台や企画に関わって下さる方が一定数いる。

    メンバー構成

    人数
    各回10名程度×年5回程度
    ※どれかに参加すればよい。
    ※体験系と企画系を交えて受講するのが望ましいが、企画系の受講者数は例年やや少なめ。
     
    学年
    学部1,2年生
    ※プラス生は3,4年生や院生もいる。

    執行代
    鴨田先生とプラス生(ゼミ経験者)
     
    体制
    シラバス執筆、各種調整は鴨田先生。プラス生は各回の議論進行や企画内容の変更提案を行う。毎年固定の役職名は無く、少ない人数(2020年度は1名)でやりくりしていく。
     
    男女比
    1:1程度
     
    加入時期
    1Aセメスター>1Sセメスター>>2Sセメスター・2Aセメスター
    ※先生は1年生受講を歓迎している。
     
    属性
    ・「体験系」は幅広い属性のメンバーが一定の熱意を持って取り組んでいる。
    ・ただ、属性に関係なくゼミ中を過ごすことを大切にしている。
    ※ゼミ中にそれ通じてグループができたり話が盛り上がったりせず、その場のメンバーに向き合って伊豆の話題で議論してほしい意図があるため。学年もわからない。
    ※帰りのバスや電車の中でお互いの属性を公開し合うのが恒例。
    ・学部1,2年生向けなので、農学部で開講しているとはいえ、参加する学生の文理や専攻は多様。
    ・「企画系」においては「体験系」の受講生の一部が中心。学生間の熱意は強い人からそれほど強くない人までバラバラ。
     
    離脱率
    体験系の講義ではほぼ全員がゼミを受けきる。企画系は人数自体が少ないので、年によってまちまち。

    活動実態

    1年間でどのくらいのメンバーが活動から離脱してしまう?
    ほとんどが履修しているセメスターのみを受講するが、なかにはその後もゼミや学園祭企画に関わっている受講生もいる。

    メンバー間でコミット量の差はどのくらいある?
    体験ゼミは履修者全員が最後まで参加する。企画系ゼミについては、途中で音信不通になる人もいるが少数。

    遊びや打ち上げにしか来ないメンバーもいる?
    遊びや打ち上げはほとんどない。たまにゼミOBOGとの交流会があるが、特にコミットしている人が参加する。

    活動頻度

    通常活動
    「体験系」・「企画系」ともに、授業やガイダンス以外で定例の活動を行うことはない。
     
    コンテスト/イベント前後の期間
    「企画系」で五月祭・駒場祭の準備をする場合、2カ月ほど前から忙しくなる。

    年間予定

    「体験系」は、S1,S2と、2021年度はタームごとに開講される。
     
    「企画系」は、講義後の五月祭と駒場祭を担当する。Sセメスターに受講した場合はA1タームまで、Aセメスターに受講した場合はS1タームまでの活動となる。

    募集情報

    選考なし
     
    募集対象
    学部1,2年生

    実際に入会する人

    入会手続き内容
    履修登録のうえ、ミッションという志望登録書を書いて提出する。履修登録の他に申し込み登録も必要。
    ※「企画系」の場合、ミッション提出は不要。

    内部のホンネ

    ○魅力

    ・普段味わえない体験をする楽しさに加え、同じ体験でも人それぞれ感じ方が違うことを実感できた。
    ・忌憚なく自分の意見を発することと、他メンバーの意見に傾聴することのバランスという、合意形成のためのコミュニケーションの取り方に対する考え方も変わった。
    ・目に見えている物事の裏側を考えるようになった。食物生産は自分にとって無関係だと考えていたが、消費者という立場を請け負った当事者である、等。プロセスを知り、人と人とのつながりを意識、想像することで当事者意識が生まれ、有機的な繋がりを持つ社会の構築に貢献できると感じた。



    △大変なところ

    ・「チョコ作れるんでしょ」みたいな気楽な旅だと思っていたら、想像と違ったという声も。ただ、それが伊豆ゼミのスタイル。
    ・企画をやるには一定の熱量や作業量が必要。
    ・「企画系」は、基本的に体験したことを学園祭の来場者に伝えていくのがベース。「体験系」を受講せずに「企画系」のみ担当するのは大変。

    新歓日程詳細

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