経済学部ゼミ
経営戦略
国際経営
経営戦略を学ぶ経済学部のゼミ。
執行代 | ゼミ長は11月頃、自薦あるいはゼミ生の他薦によって選ばれる。 パ長はゼミ開始すぐに、先輩からの推薦で選ばれる。 |
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人数 | 3年生10名、4年生11名 |
参加学年 | 3・4年のみ |
選考 | あり |
活動頻度 | 毎週月曜4限 |
卒業論文 | あり |
ゼミ論 | あり |
サブゼミ | あり |
2年間の
合計単位数 |
16単位 |
公式Twitter |
〈内容〉
新宅ゼミは、今年で27年目を迎え、経営戦略や国際経営について学ぶ経済学部ゼミ。本郷の経済学部棟で毎週月曜4限に活動している。
書籍の輪読や実際の事業戦略ケースの分析、ゼミ論・卒論の執筆を通して、企業がどのようにして競争優位を構築していくのかや、社会事象をどのようにして経営学的な視点から解釈できるのかについて学んでいる。
また先生は、授業中においては視座の高い視点からのフィードバックを下さるため様々な学びを得られる。一方で授業だけでなく飲み会の席にもよく顔を出してくださるなど、非常にゼミ生のことを大事にされている。ゼミ生同士も、授業中は互いに質問や意見を投げかけることで皆の理解が深まるように一人一人が努めており、一方で授業外では食事に行ったり旅行に行ったりなど、学びに対して真摯でありかつ非常に仲が良いのが特徴である。そういう意味で、”Study Hard, play hard.”というゼミのモットーに適った学生が集まっている。
また歴史が非常に長く、様々な業界にOBOGが輩出する。また、企業の経営のあり方を2年間書けて深く学ぶ点で、就活や就職後も生きるような視座の高い知識・考え方を取得できる。
〈授業計画〉
3年生では、両セメスターともに輪読とその発表を担当する。発表の頻度はセメスターで1回程なので負担は重くない。なお、4年生は1年を通して卒論の進捗発表を行うため、3年生にとっては先輩の卒論発表を通じて論文の書き方を深く学ぶことができる。
輪読については、本の選定を先生が行う。20年度は『グラント現代戦略分析』を輪読した。週ごとの担当者が担当箇所の要約とそれに関係するケースの発表をし、発表後、他の学生や先生からの質疑応答やディスカッションを行う。
〈新宅純二郎先生について〉
1958年生まれ。82年東京大学経済学部卒業。93年に「既存産業の脱成熟と競争戦略」で経済学博士となる。その後学習院大学で教鞭をとったのち、96年東京大学大学院経済学研究科助教授、2007年准教授、2012年教授となる。研究テーマは新興国市場の戦略。東京大学経済学部では経営戦略1,2の講義などを担当している。
〈他ゼミ比較〉
・分野で似ているのは桑嶋ゼミなど。桑嶋ゼミは技術経営が中心だが、当ゼミは国際経営が中心となっている。
・人数:3年生10名、4年生11名。女子率は3割程度。枠などは男女で特に決まっていない。
・属性:全員が経済学部生。兼ゼミ率は2割程度だが、新宅先生が2023年度をもって退官されることから、新3年生には兼ゼミを推奨している。部活動に所属する人や、学生団体・サークルに勤しむ人など、属性も様々。留学経験者や帰国子女も多く、多様なバックグラウンドを持つゼミ生が集っている。
・性格:遊びも勉強も共に全力で取り組む学生が多い。
・兼ゼミ先:兼ゼミ先は、小島武仁、松井、片平(自主ゼミ)など様々。
・就職先:外資系金融、コンサルティングファーム、商社、金融、マスコミなど就職先も多岐に渡るが、4年生によれば「収まるところ、すなわち行きたい業界にちゃんと収まる」印象だという。
毎週月曜四限〜。卒論発表前などは延長することがある。サブゼミ(※)も存在し、「プロアク」として単位認定されている。
※サブゼミ:ゼミの後に行われる補習時間のこと。経済学部的にはプロアクティブラーニングセミナー(プロアク)とされる。サブゼミが、プロアクとゼミに認定された場合は単位が認められ、そうではなければ認められない。事前に特定のメンバーが監督者(4年生または院生)となり、受講者の名前・学生証番号も全て登録しておく。ゼミによるが、3年生のみの所が多い。サブゼミが設置されている場合、受ける人がほとんどである。
原則、経済学部の3年生を新規で受け入れており、4年生の募集は無い。例年一次募集で終わってしまうことが多い。選考は経済学部のスケジュールに準じて行う。
2023年度をもって新宅先生が退官されることから、新3年生には特に兼ゼミを推奨している。そのため、今年度に限り二次募集を確実に行う。他の演習のゼミと迷っている学生は、そちらに一次募集を出すことをお勧めする。
書類選考で1次選考を行い、通過者は2次選考に進み、教授による10分程度の面接に進んでいただく。
応募に際しては書類の提出が求められる。22年度のテーマは「研究したいテーマについて」(2000字以内)。現時点でどのような研究がしたいかについて、経営に関して今までどのような勉強をしてきたか、これまでの経験で経営に関するものはあるかなどを含めて書く。もちろん3年春の時点で研究テーマが決まっている学生はほぼいないと思うので、ぼんやりと興味のあるテーマに関して書いてもらえればいい。書類選考通過者は、その後先生による10分程度の面接に参加する。(応募人数によっては面接が実施されない年もある)
普段の過ごし方のような人柄をみる質問から、ESで書いてもらった研究テーマに関する質問まで、先生とゼミ生が複数質問する。合格するために取り繕うのではなく、ありのままの自分で受け答えした方が印象が良いと思われる。
募集人数は毎年10名。選考は原則として先生が行っている。倍率は1.5-2倍弱。
(例年の場合)夏学期:書籍の輪読とケース発表(3年生)/卒論のプロポーザル(4年生)
夏休み:ゼミ合宿(3、4年生)/ゼミ論(3年生)
秋学期:インゼミ(3、4年生。12月ごろ)、企業見学/書籍の輪読とケース発表、ゼミ論発表(3年生)/卒論中間発表、最終発表(4年生)
・ゼミ生の仲が非常に良い。飲み会や旅行にも行く。またゼミ生各々が様々なバックグラウンドを持っているため、授業中も授業外でもいろんな話を聞ける。
・先生は授業中は鋭い視点からの質問をして下さり、また授業外では親身にお話をしてくださるなど、非常にゼミ生のことを大切にされている。
・歴史の長いゼミであり、様々な業界にOBOGがおり、話を伺うことができる。
・卒論が必須であるため、卒論を書き上げる気がない人は向かないと思う。とはいえ、1年間を通してじっくりと書き上げることができる他、授業中には様々な質問やアドバイスによって論文を推敲できる。また授業外でも先生が親身にゼミ作成の相談に乗ってくださるなど、みんなでいい論文を書こうというカルチャーがあるので心配は不要。
・先生やゼミ生が鋭い質問をしてくるので、それに対応するのは大変。ただ、しっかりと担当箇所を勉強してくれば大半の質問には答えられるし、イレギュラーな質問に対応する力もつく。
Twitter新歓アカウントにて告知。(3月頃から稼働開始か)
例年は、12月に駒場で、また3月末~4月頭に本郷でゼミ説明会が行われる。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。
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英語で国際経済学を学ぶ経済学部のゼミ。
ベイズ統計を中心にデータ分析について学ぶゼミ。
家族やジェンダーといった視点を取り入れつつ社会保障について考えるゼミ。主な活動は輪読と個人研究。
労働経済学、教育経済学などについて、計量経済学の見地も踏まえて扱う。