国際関係論コース

基本情報

人数

30名程度

男女比

1:1程度

要求/要望科目

なし

就活or院進

院進2:官僚3:就活5(外資多め)

公式サイト http://www.kiss.c.u-tokyo.ac.jp/undergraduate/aboutundergraduate/ugir/

学科概要

■どんなコース?

教養学部 教養学科 総合社会科学分科に設置されたコースである。総合社会科学分科は「相関社会科学コース」(相関)と「国際関係コース」(国関)の2コースに分かれていて、コース選択は2年の10月に行う。

国際関係論コースと言うと国際政治をイメージする人が多いが、国際法や国際経済も、下記のように必修で行われる。学部レベルで身につけるべきベースを1年半で網羅したうえで、並行して個々人で関心を持つ分野を膨らませておき、4年生の卒論に備える。
 

■卒業要件単位

後期課程で76単位を取得する必要があり、3年生までに60単位程度取るのが一般的。なお、1セメスター20単位は、前期課程のノリで行くと苦労するので要注意。国関のコース科目は、基本的に負担が大きいものが多い。

国際政治が2Aに6単位、国際法が3Sに6単位、国際経済が3Aに6単位あり、必修である。これに加えて卒論関連の12単位も必修。4Sに卒論研究指導が行われる。

少人数講義が多く、他学部で見られるような「ゼミ」「研究室」等に属することは無い。

卒業までの
流れ

2年生Aセメスター


 ■授業がスタート、洗礼の2A

・必修は週3コマの国際政治。1コマが少人数の演習で、2コマは座学。
・10月中旬~下旬に「相関社会科学コース」とのコース選択が行われる。ただ、国関では必修となる国際政治の履修の関係から、実際は9月の履修登録時点で事実上のコース選択は行われている。コース選択は、成績順などなく自由に選ぶことができる。



3年生Sセメスター


 ■充実の3S

・必修は週3コマの国際法。1コマが少人数の演習で、2コマは座学。
・五月祭にて「世界のお酒」という名前の模擬店を出すのが通例。



3年生Aセメスター


 ■英語での授業開始、怒涛の3A

・必修は週3コマの国際経済。3コマともに座学で、かつ講義言語が英語となる。(PEAK生も受講するため)
※PEAK(Programs in English at Komaba)とは、教養学部英語コースのことであり、前期課程の「国際教養コース」、後期課程の「国際日本研究コース」ならびに「国際環境学コース」から構成されている。



4年生Sセメスター


 ■卒論執筆開始の4S

・卒論研究指導という2単位の科目を履修しつつ、各自卒論を執筆。



4年生Aセメスター


 ■集大成の4A

・卒論を執筆、提出。

入る前の
想像と実際

・「授業の進み方、内容は、ホームページ等で調べた通りだった。」
・「実際に入ってみたら、必ずしも国際関係に強い関心がある学生ばかりではなかった。」
・「想像以上にグローバルな環境だった。親が外国籍であったり、海外在住経験があったりなどする学生が極めて多い。」
・「授業のハードさは予想を超えていた。」
・「コース科目にヨーロッパ系の科目が少なく、物足りない学生がいるかもしれない。」(地域文化研究の方に先生方がいらっしゃる場合が多い)

選んだ理由
/迷った学科

・「ベースとして理論的知識を積みつつトレーニングを行い、そして好きなテーマで卒論を真剣に取り組むことができる環境が魅力的だった。自身の関心分野が、国際政治だけでなく理系分野含めた学際的な環境で研究するのがもっとも相性良いと考えたから。」
・「進振り先で迷うのは、法学部第3類が多い。まず駒場の魅力として、学際的に何でもやれる環境があり、更にコースの魅力として、法政治だけでなく経済までも取り組むことができる。」
※法学部第3類:主として政治学を学ぶ法学部のコース。例えば、「国際政治」と「国際法」は、法学部でも「国際政治」(4単位)、「国際法第1部」「国際法第2部」(各4単位)として開講されている。
(文三→国関)

コミュニティとしての機能

・LINE&Slackは総合社会科学分科単位。リアルで会うのはコース単位。
・最初のオリエンで先輩と関わりはあるが、それ以外で先輩との直接の関わる機会は少ない。
・「学科部屋」が8号館に存在するが、しばしば通っている方でないと話す機会も特にない。

授業スタイル

・レポート:試験=6:4くらい
・授業形態として、論文の輪読が多い。予習として読んでくるのが前提、という授業など。
・講義系では各回ごとに課題が出されたり、試験に向けてキャッチアップに追われたりと、どちらにせよ単位数あたりの勉強時間は前期課程より多くなる。
・出欠は取る先生取らない先生両方いる。どちらにせよ、少人数授業なのでいなければわかってしまううえ、内容理解にも遅れるので、欠席を重ねると単位・好成績は遠のいていく。

研究室・資料

https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/academics/fas/dhss/sir/iss/
なお、ここに載っている授業の題目は実際の授業内容と大きく異なるものが多いので、進学を真剣に検討する者は後期課程のシラバスで講義題目ではなく実際の内容をチェックするべき。

〈代表的な教員〉
○国際政治(必修の国際政治は、石田淳先生が担当。昔は古城佳子先生と隔年で担当していたが、古城先生が2019年度で定年になったため固定化しそう。)
石田淳先生:2017・18年度の教養学部長(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002078.html)

○国際法(必修の国際法は、ここ数年両教員が隔年で担当している。)
西村弓先生(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002074.html)
北村朋史先生(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/k0001_00217.html)

○国際経済
竹野太三先生:10年ほど国際経済を担当(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002083.html)
岡地迪尚先生:今年度の国際経済を担当(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/k0001_03006.html)

○名物教員
岡田晃枝先生(初ゼミ、軍縮ゼミなどで有名)(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/k0001_00209.html)
川島真先生(前期課程の学生にも有名、中国史研究者)(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002070.html)
倉田博史先生(『基礎統計』の著者)(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002062.html)
佐藤俊樹先生(前期課程では基礎統計でおなじみ)(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002064.html)
※総合社会科学分科に連続する大学院のコースは「国際社会科学」なので、統計などの社会科学の専門家が結構多く在籍している。
古城佳子先生(国際政治経済の専門家/一度退官されたが、2020年度も講義を行う予定)
遠藤貢先生(アフリカ研究)(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002088.html)
森政稔先生(近代政治思想/相関の授業の方が多そう)(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002075.html)
橋本摂子先生(社会学研究などを担当/ハッキリモノを言う性格)

特別な制度
/その他

サブメジャープログラム:所属コースの主専攻だけではなく、他コースが提供する15単位程度の科目群を副専攻として履修するプログラム。修了生は卒業時に、卒業証書だけではなく、サブメジャー・プログラム修了証ももらえる。
 
学融合型プログラム:分野横断的な学習を行うプログラムで、グローバル・エシックス、グローバル・スタディーズ、東アジア教養学、進化認知脳科学、科学技術インタープリターの5種類がある。例えばグローバル・エシックスでは社会・人文科学系の問題のみならず自然科学やテクノロジーに関わる諸問題に対応していくための包括的な価値観や倫理に関わる判断を下す力を身につけることを目的としている。国関では必修との兼ね合いから履修は難しいかもしれないが、文理の壁を超えてより複眼的知識を身につけたい人は検討してみても良いだろう。詳しくはこちらを参照。