競技ディベートの「リアル」に迫る

高校生の皆さんは、「課外活動」をしたことがありますか?

ここでは、東大生が高校時代にしていた課外活動や、それが大学生活にどのように繋がったかについてのインタビューを紹介します。

もちろん、課外活動をしていなければ東大に行けない・課外活動で優れた功績を残している人ばかりが東大にいる、なんてことはありません。課外活動をせずに東大に入学した学生もたくさんいます。

「課外活動に興味があるけれど何から初めて良いか分からない」という人や、勇気が出ずに足踏みしている人がいれば、その人たちの一歩を踏み出す力になりたいという想いで、この記事をお送りします。

今回紹介する方の情報

◯所属:東京大学文科I類
◯名前:「きんぐ」さん
◯取り組まれていた課外活動:競技ディベート

インタビュー内容

お忙しい中、インタビューにお答えいただきありがとうございます。
まず、高校時代に残された実績についてお聞かせください!

・PDA即興型英語ディベート全国大会2019 チーム3位
・第13回全国高校生英語ディベート大会神奈川県大会準優勝
・2018年度HPDU連盟杯神奈川県大会優勝
・文部科学省後援PDA即興型英語ディベート世界交流大会2019 チームベスト4、個人5位

です。

競技ディベートでの活動を通して、得たものはなんですか?

英語を運用する競技であるため、スピーキングをはじめとする英語力が強化されたことは言うまでもないですが、論理的かつ感情に訴えるスピーチを心がけたことは、日本語での話し方にも大きな影響を与えました。これは大学に進み、高校以上にディスカッションが増えた今、度々実感します!

また、自分と反対の立場・論・論者が相手として必ず存在し、正面から意見をぶつけ合ったことで、物事をできる限り批判的・中立的に見る視点や、他者・異なる価値観の存在への寛容さが養われたと考えています。

競技ディベートに求められる力はどんな力だと考えますか?その理由も教えてください!

チームワークです。ディベートは個人技ではなく、チームで制限時間内で密にコミュニケーションを取りながら立場を固める必要があります。チーム内で意見が衝突することもありますが、仲間としてそれを乗り越えられる能力が必要です。

高校・大学での学びと競技ディベートでの学びはどう違いますか?

ディベートは高校英語・国語の受動的な授業形式と異なり、1. 能動的な参加・発言が求められる、2. 意欲的な参加者が殆どであったため、より生産的な議論ができる点で大きく違っていました。

現在の興味分野はどこですか?

メディアと公共性、ページビュー至上主義とメディアの公共的使命、ジャーナリズム×〇〇、建築と公共空間などです。

競技ディベートはどんな人におすすめですか?その理由も教えてください!

英語が好きだが、学校での「受験英語」に満足できない人におすすめです。高度な英語が書けるのに、「英語ができない」と言われるのはスピーキングが鍛えられていないからだと考えます。ディベートはその解消につながると思います。

最後に、競技ディベートに参加を考えている人へ一言お願いします!

一生関わってくる能力を、ディベートで鍛え上げよう!!

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いかがでしたでしょうか?

英語で複雑なテーマに挑むことを通して英語の運用能力や俯瞰的な能力を手に入れたのは素晴らしいですね。さらにチームワークが必要な競技であるため、仲間とのコミュニケーション能力を鍛えられるのも面白いなと感じました!

もしこの記事を読んで、自分も課外活動をやってみたい・自分に合った課外活動を探してみたいと思った方は、以下のようなサイトがオススメです!

Qulii:中学生・高校生向けの学外プログラムを紹介しているサイト
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