生物オリンピックの「リアル」に迫る

高校生の皆さんは、「課外活動」をしたことがありますか?

ここでは、東大生が高校時代にしていた課外活動や、それが大学生活にどのように繋がったかについてのインタビューを紹介します。

もちろん、課外活動をしていなければ東大に行けない・課外活動で優れた功績を残している人ばかりが東大にいる、なんてことはありません。課外活動をせずに東大に入学した学生もたくさんいます。

「課外活動に興味があるけれど何から初めて良いか分からない」という人や、勇気が出ずに足踏みしている人がいれば、その人たちの一歩を踏み出す力になりたいという想いで、この記事をお送りします。

今回紹介する方の情報

◯所属:東京大学理科二類
◯名前:「アルミ缶」さん
◯取り組まれていた課外活動:生物オリンピック

インタビュー内容

お忙しい中、インタビューにお答えいただきありがとうございます。
まず、高校時代に残された実績についてお聞かせください!

日本生物学オリンピック2017 本選出場
日本生物学オリンピック2018 銅賞
第31回国際生物学オリンピック 銅賞
化学グランプリ2020 銅賞です。

生物オリンピックでの活動を通して、得たものはなんですか?

最初から意識を高くして生物を学んでいたわけではなかったですが、生オリに参加して生物学の面白さに初めて気づけたような気がしています。教科書では得られない生物学の実践感覚を得られることも大きなメリットです。

生物オリンピックに求められる力はどんな力だと考えますか?その理由も教えてください!

一つ目は、論理的に筋道を立てる能力です。
実際、これがあれば問題文を正確に読んで、知識がなくとも解答できる問題も割とあります。
二つ目は、早く正確にこなす能力です。
特に実験試験はタイムアタックになるので、スケッチやピペッティングをいかに手際よくこなすかというのが重要です。

高校・大学での学びと生物オリンピックでの学びはどう違いますか?

高校、大学の学びは知識の習得に重点が置かれていますが、生オリでは知識の応用が重視されています。

現在の興味分野はどこですか?

バイオマスプラスチックなどのバイオマテリアルに興味があります。他にも、構造生物学に興味があって、酵素の設計をしてみたいと思うこともあります。

生物オリンピックはどんな人におすすめですか?その理由も教えてください!

正直誰にでもおすすめですが、強いて言うなら、全国の生物学徒とコミュニケーションしてみたいと思う方でしょうか。生物選択って意外と少なくて、学校内だけだと寂しいこともあるんですけど生オリに出ると世界の広さを感じられます。

最後に、生物オリンピックに参加を考えている人へ一言お願いします!

21世紀は生物学の時代です。先見の明のある人は生物学の勉強を初めてみるといいかも。暗記科目であることを否定はしませんが、暗記が済めば学問としての生物学が始まります。

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アルミ缶さん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!
生物オリンピックに出場することによって全国の生物に興味ある人と出会えるのは本当に良いことですね。生物学の実践感覚を身につけることができるのも魅力的です!

生物オリンピックに興味を持っている方がいれば、ぜひ参加してみてください!
生物オリンピック公式HPはこちら

もしこの記事を読んで、自分も課外活動をやってみたい・自分に合った課外活動を探してみたいと思った方は、以下のようなサイトがオススメです!

Qulii:中学生・高校生向けの学外プログラムを紹介しているサイト
校外プログラム大全:中高生のための、校外プログラムやイベント・課外活動やキャンプ・留学・大会や選手権やコンテストに関する情報大全
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