探求活動~防災すごろく作成~の「リアル」に迫る

高校生の皆さんは、「課外活動」をしたことがありますか?

ここでは、東大生が高校時代にしていた課外活動や、それが大学生活にどのように繋がったかについてのインタビューを紹介します。

もちろん、課外活動をしていなければ東大に行けない・課外活動で優れた功績を残している人ばかりが東大にいる、なんてことはありません。課外活動をせずに東大に入学した学生もたくさんいます。

「課外活動に興味があるけれど何から初めて良いか分からない」という人や、勇気が出ずに足踏みしている人がいれば、その人たちの一歩を踏み出す力になりたいという想いで、この記事をお送りします。

今回紹介する方の情報

◯所属:文科三類
◯名前:R.M.さん
◯取り組まれていた課外活動:家族で防災について考えるための防災すごろくを作る活動

インタビュー内容

こんにちは!この記事では、高校生の時に課外活動をされていた方にインタビューをし、課外活動の魅力や大変だったこと、高校での学びとの違いなど、その「リアル」を伝えることを目指しています。

ーーまず、高校生の時に力を入れていた課外活動を教えてください。

家族で防災について考えるための防災すごろくを作る活動をしていました。

ーー当時はどのような思いでその課外活動に取り組んでいましたか?

私は高校時代、探究活動を頑張るコースに所属しており、そのコースでは社会課題を見つけそれを解決するためのプロジェクトをチームで作って進めていきました。私のチームは災害の際に被害が大きくなる原因の一つに、事前に家族で防災について十分に話し合えていないことがあると考え、それを解決するための方法としてボードゲームを作ることを考えました。「人生ゲーム」のようなボードゲームであれば、家族で楽しく遊びながら手軽に話し合えると思ったからです。そして、そのボードゲームに「ハザードシミュレーションすごろく」という名前をつけ、1年半かけて製作しました。 始める前は、社会課題解決というのはとても大きなことで、すごい行動力のある人がやるものだと思っていました。しかし、プロジェクトを進めていくうちに、チームで進めていくことの楽しさを感じたり、ほんの小さなところから課題の解決に携わることができるのだということに気づきました。自分たちが作っているものが誰かの役に立っていることの嬉しさを感じながらも、何より自分たちが楽しみながら作らないと楽しんでもらえるものは作れないと思っていたので、チームメイトと楽しみながら「ハザードシミュレーションすごろく」を作っていました。

ーーその活動を通して得られたもの・成長できた点は何ですか?

一番大きかったのは、課題解決のためにチームで協力することってこんなに楽しいんだ!という気づきです。部活などで、チームメイトと協力して一つの目標を達成することの楽しさ、感動は経験していましたが、探究活動ではまた別の楽しさを感じることができました。私のチームには、それぞれ得意なことが違う人々が集まっていました。奇抜な発想ができてゲーム考案が得意な人、デザインが得意な人、議論をまとめるのが得意な人、作業の抜け漏れを確認してスムーズに進められるようにしてくれる縁の下の力持ちたちといった感じです。そのため、それぞれが得意なことを生かしあうことで面白いすごろくを作ることができたと思います。私自身は、チームメイトみんなが何か得意なものを持っているので、「じゃあ私は何ができるんだろう?チームにどうやって貢献できるだろう?」と考えながら活動していました。活動していく中で、すごろく体験イベントを開催したり、自分たちのすごろくの内容をプレゼンしたりする機会がしばしばあったのですが、その経験を通して、私はイベント開催のための準備をしたりプレゼンを行ったりすることが得意なのではないかと感じました。そして、その気づきは今に密接につながっています。サークルや授業、バイトでプレゼンを積極的に行ったり、イベント運営を行ったりしています。この活動を通して、自分の得意なものに気づけたことはとても大きかったです。

ーーその活動をしてよかったと思う点を教えてください。

この活動は、大学でのさらなる挑戦の第一歩になったと感じています。 すごろく制作を通して、社会課題解決という明確な正解がなく正しいアプローチ方法もよくわからないような取り組みでも、チームで協力すれば自分たちなりの道を切り開くことができると気づけました。そして、大学に入ってからは、「高校でこういうことができたんだから、大学ではさらに挑戦してみたい!」と感じ、東大の二つのプログラムに取り組みました。一つは、フィールドスタディ型政策協働プログラムという、今まで関係のあまりなかった地域に飛び込んで地域課題解決を自治体の方と学生チームで行うもので、私は福島県南会津町に行って空き家課題解決に取り組みました。もう一つはUT-ONEというプロジェクト実践型の講義を受講し新たなチームメイトと進研ゼミに提案する教育コンテンツを考えました。 これら二つに挑戦する土台の一つとなったのは、高校時代にチームで「ハザードシミュレーションすごろく」作りに取り組んだ経験でした。

ーーその活動で大変だった点を教えてください。

最初のうちは、防災コンテンツとしてすごろくを作ろうと考えていたわけではありませんでした。もっとデジタルなコンテンツを作ろうとしていました。半年ほどその方向で進めていたのですが、そのようなコンテンツは前例がかなりあり、また自分たちの技術も追いつかず、このまま続けていくのは難しいと思い始めます。半年間も続けてきたものをまた一から考え始めるというのはとても酷でした。 ただ、一度挫折したからこそ、失敗を恐れる気持ちは薄くなったり、その挫折を踏まえてもっと良いものを作れるように一段上の思考ができたことはとても良かったと思います。

ーー高校での学びと上記課外活動での学びはどう違いますか?

明確な正解がないということはもちろんですが、自分一人の努力では完結しないという点も挙げられると思います。 もちろん、高校の授業での学びも先生や友達に教えてもらいながら深められるという面もありますが、すごろく作りはチームメイト一人でも欠ければ全く違うものになっていたと思います。答えのない課題に向き合うからこそ、一人ひとりの力が大切で、長所を活かし合うことでより深い学びにつながると思います。

ーーその課外活動はどんな人におすすめですか?その理由も教えてください。

簡単には答えが見つからない問いに対しても、チームメイトと協力しながら取り組める人、そしてこれからさらに大きなことにどんどん挑戦していきたい人におすすめです。 もちろん、天才一人で解決できる課題も世の中にはたくさんあると思います。ただ、多くの課題は多くの人が力を合わせることで解決に向かうのだと思っています。 ここまで述べてきたとおり、私の活動はチームが一丸となったからこそできたものです。そのため、自分の長所や他のメンバーの長所を考えながら、進めていくことを楽しいと感じる人におすすめです。 また、前述のとおり、私はこの活動のおかげもあり、大学でのさらなる挑戦に踏み出すことができました。このことから、高校時代に何かに挑戦しておくことは、大学に入ってからの新たな挑戦につながると思っています。

ーーそのような課外活動へ参加を考えている人へ一言お願いします!

チームで社会課題解決のためのプロジェクトをすることは、とっても楽しいです!! 経験自体が自分の自信になることはもちろん、自分の長所発見にもつながり、それは大学以降のさらなる挑戦につながります。 皆さんもぜひ、挑戦してみてください!

ーーありがとうございました!

課外活動を探してみたい方

もしこの記事を読んで、自分も課外活動をやってみたい・自分に合った課外活動を探してみたいと思った方は、以下のようなサイトがオススメです!
Qulii:中学生・高校生向けの学外プログラムを紹介しているサイト
校外プログラム大全:中高生のための、校外プログラムやイベント・課外活動やキャンプ・留学・大会や選手権やコンテストに関する情報大全
UT-BASEの高校生向け公式LINE:イベントやプログラムの情報を随時発信しています。

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