質問

理一1年、工学部志望です。興味のある分野はいくつかあるのですが、将来どんな職に就きたいかはノープランです。進振りで学科が決まったら、その中の研究室に行き、院でも関連した研究をし、共同研究などで関わった会社に就職し...という流れになるのかなと漠然と思っているのですが、実際はどうなのでしょうか。仕事を見据えている訳ではなく、純粋に現時点の興味だけで進振りを決める人もいますか?またそのような場合、院で研究内容をガラリと変えたり、研究と密接には関わらない職種を選んだりする選択もアリなのでしょうか。長々書いてしまいましたが、工学部の進振りの決め手をお聞きしたいです!

回答

回答お待たせしております。以下に詳細に回答しますが、気になった部分は http://ut-base.info/faculty_categories をご覧いただければと思います。<進振り>最初からどの分野に行きたいかを決めている人もいますが、前期教養の授業を受けたり、実際に教授と話したりすることで将来の選択肢を考え直す人も多いみたいです。ということで、複数の知人から、今の工学部の学科に決めた理由を聞いてみました!【理科二類→化学生命工学】バイオ系に興味があり、農学部とも迷ったが、化学系、生物系を広くカバーしているところが魅力だった。【理科二類→社会基盤学科】環境問題に興味があったが、どの分野から攻めるか迷っていた。社会基盤学科では包括的に学ぶことができるため、魅力的であった。【理科一類→システム創生学科】将来の選択肢がまだ見えていなかったからこそ、工学のことを広く学べることができるのが決め手となった。【理科一類→建築学科】建築にはずっと興味があった。進振りは、第一段階で落ちても、第二段階で通ることができた。<研振り>研究室の配属は、通常は4年生からです。2Aと3年で、他大学の理系学部がやっていることに追いつき(これが大変…)、4年から具体的に研究内容を決めて卒論を書き上げていきます。研究室の配属については、成績、くじ、話あい、面接など多くの判断基準があります。研究室によってバラバラなので、確認してみてください。成績は良いに越したことはありませんが、成績で全てが決まるということもありません。<院進or就職>学部卒業後、大学院に進む人がほとんどです。学部で卒業する人は、自分の専門性がまだ深まっていないという面で、どこかの企業で研究にガッツリと関わることは難しいです。学部卒業後のキャリアとしては多様ですが、意外にも公務員が多かったりします。(多くの日系はやはり院進の方が強く、学部卒でいいところに就職するのは難しい。その点、公務員は公平なので、学歴によるディスアドバンテージが小さい。)めでたく大学院に進んだ後は、学部の研究を続けるもよし、文転して新たな視点から学び直すもよし、たくさんの進路があると思います。たとえ、同じ学科に進んでも研究室間の移動は結構頻繁に起こります。さらに、工学部では、なんと自分で海外大学の研究室とアポを取り、研究をしに行くという「武者修行」というプログラムが用意されています!工学部だけのプログラムなので、ぜひそちらも検討を。大学院は修士課程で卒業してそのまま就職する人が多くなりますが、博士にいく人もいます。研究内容と密接に関わるような仕事に就いているかというと、意外とそうではないんです。「研究を通して学んだこと」がアピールできたり、数字が絡む現象をしっかりと理解することができる、といったことが評価を受けて、銀行やコンサルティングの就職も多いです。ここまで、ざっと工学部に進学してから卒業までの進路について話しました。工学部の決め手は、なんといっても「選択肢がたくさん用意されていること」です!実際、東大の工学分野における研究の質は世界的にも評価されていますし、留学生もたくさんいます(特に修士、博士)また、教授の方も質問したら喜んで答えてくださると思うので、気になる学部、研究室があったら迷わず連絡してみると良いと思います!!

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