「司法試験の突破口」イベントレポート

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「予備試験を受けたいけど、みんないつ頃から勉強しているんだろう?」
「予備試験と法科大学院、どちらを経由すべき?」
「今まさに勉強を進めているけど、どの範囲まで終えていないといけないんだろう?」
このような悩みを持っている方は意外と多いのではないでしょうか?その悩みを解消するために、UT-BASEは2020年度司法試験の合格者を集めて、「司法試験の突破口」と題したイベントを開催しました。この記事では、そのイベントの内容を具に紹介しています。上記のようなお悩み・不安を抱えているみなさん、ぜひご一読ください。

目次

    登壇者紹介

    (第74期司法修習生:2020年に司法試験合格)
    A.R さん
    ・中央大学法学部→東大法科大学院卒
    ・予備校:なし
    ・学部3年生の6月頃に勉強開始

    I.Y さん
    ・東大法学部卒・4年時予備試験合格
    ・予備校:伊藤塾
    ・学部2年生の夏に勉強開始

    T.Y さん
    ・東大法学部卒・3年時予備試験合格
    ・予備校:伊藤塾
    ・学部1年生の冬に伊藤塾に入塾、学部2年生のGW明けに本格的に勉強開始

    N.H さん
    ・東大法学部卒・3年時予備試験合格
    ・予備校:伊藤塾
    ・学部1年生の6月に伊藤塾に入塾、学部2年生の秋頃本格的に勉強開始

    H.T さん
    ・東大文学部卒・3年時予備試験合格
    ・予備校:なし
    ・学部2年生の5月頃勉強開始

    司法試験の基礎知識

    司法試験は誰でも受験できるわけではありません。司法試験を受験するためには、「受験資格」を得る必要があります。この受験資格を得るためには、①予備試験に合格すること、②法科大学院を卒業すること、のいずれかが必要です。

    予備試験とは?


    以上の短答式・論文式・口述式の全てに合格して初めて、「予備試験に合格した」といえます。毎年最終合格率は5%を切っているので、かなり狭き門だと言えます。何度も受けることができますが、1回あたり17,500円の受験料がかかります。

    法科大学院とは?

    また、法科大学院に入学するためには、大卒資格を取得した上で、各法科大学院の入試に合格する必要があります。
    法科大学院の学費については、東大の法科大学院は年間80万円かかります。私立の場合は年間100万円を超えます。(成績優秀者に対しての学費の免除制度や、経済状況に応じた学費減免制度があります。)
    法科大学院には、以下のように2つのコースがあります。

    司法試験とは?

    法科大学院の課程を修了するか、司法試験予備試験に合格すれば司法試験の受験資格を得ることができます。試験は5月中旬に、4日間かけて行われます。(1.2日目試験→1日休み→3,4日目試験)受験費用は1回当たり28,000円です。2020年度の合格率は34.4%でしたが、昨年はコロナウイルスの影響で受験者が減少したこともあり、これからもこの傾向が続くかどうかは不透明です。例年、合格率は20%前後で推移しています。

    予備試験は、短答試験に合格したら論文試験、論文試験に合格したら口述試験に進む形式です。そのため、短答試験前はその形式の勉強に注力し、合格した後に論文・口述の試験対策をする、という方法を取ることができました。一方で、司法試験は、試験期間4日間のうち、最初の3日間で論文式試験を行い、最終日に短答式試験を行います。そのため、先述のような勉強方法を取ることはできません。短答式と論文式両方の対策を並行して進めていく必要があります。

    司法試験に合格したら?


    司法試験に合格したら、1年間の司法修習を受けなければいけません。司法修習の後の「考試」に合格すれば、晴れて法曹になることができます。

    よくある質問

    司法試験勉強と部活・サークルとの両立は可能ですか?

    Iさん:僕は、「大学に入ってまでどうして司法試験の勉強ばかりしていないといけないんだ」との思いがありました。「大学のうちにできることは楽しんでおこう」と考えていたので、サークル活動も積極的にやっていました。具体的には、前期課程の時に川人ゼミ、後期課程では法学部の学生の1/3が入っている東京大学法律相談所で活動していました。また、ボランティアサークルの代表も務めていました。
    司法試験との両立については、オンオフの切り替えが大事です。やると決めた日にはガッツリ集中して勉強して、やらないと決めた日には1秒も司法試験対策に触れない、というようにメリハリをつけて取り組んでいました。あまり焦らなくてもいいや、という人は、サークルや部活などをしながらでも合格できると思います。

    Hさん:僕は文学部だけど法律相談所に入っていて、模擬裁判の企画・運営に関わっていました。3年生の予備試験の前日に五月祭があったのですが、そこで弁護士役として出演し、その翌日に予備試験を受けました。また、4年次には模擬裁判の脚本を書きつつ司法試験に臨みました。
    東大生の皆さんは、受験を経験して、自分の勉強のキャパがある程度わかっていると思います。なので、そのキャパを考えて、自分が他の活動をどのくらい行えるのかを考えるとよいと思います。
    司法試験と受験勉強の違いは、周囲に受験者が少ないということです。周りがサークルなど他の活動を楽しんでいる中で、自分だけ試験勉強を行うという状況はかなりしんどいです。そのため、疲れた時に逃げることができるコミュニティを用意しておくのは必要なのかなと思います。僕も予備試験の前日にサークルでやることがあったからこそ、当日にそれほど緊張せずに試験に臨むことができました。(その時に自分が演者として説明した内容が、次の日の試験にそのまま出題されました笑)

    Tさん:私は予備試験の直前期は試験に集中したかったので、3ヶ月ほど前からは司法試験の勉強一本に絞りました。ただ、1・2年生の時は比較的時間があるので、夏休みに6週間アメリカに行ったり、BizjapanやGNLFというサークルで活動したり、長期インターンに参加したりしていました。特に1年生の時は勉強ばかりしなくても大丈夫だと思います。
    「両立」と一口に言っても、「司法試験勉強とその他の活動に並行して取り組む」のか、それとも「ある時期は課外活動に注力し、ある時期は司法試験勉強に専念する」というように期間を区切って切り替えるのか、いろいろなやり方があります。私はどちらかというと後者に近いです。

    司法試験の勉強への取り組み方を教えてください。また、いつから、どのくらい勉強していたのですか?

    Aさん:僕は予備試験を受けていない分、結構まったりしていました。学部1、2年次はそれほど真剣に司法試験の勉強をしていたわけではなく、バイトをしたりインターンシップに行ったりしていました。勉強は学部の授業に合わせてやっていました。4年生の夏ごろに法科大学院の試験があるので、3年生になってから法科大学院の入試の勉強を始めました。1日6時間くらい勉強していたと思います。中央大学は、カリキュラムが予備校と近いので、大学に頼りつつ勉強をしていました。東大生の皆さんの場合は、司法試験予備校を使いながら勉強を進めていくといいんじゃないかなと思います。学部4年生からは、入試の過去問を解いていたという感じです。

    法科大学院に進学してからは、授業の予習復習をしっかりやりました。法科大学院の授業は司法試験に直結していると感じたからです。休日だと1日10時間くらい勉強していました。僕は法律が好きだったのでこれだけ勉強していただけで、こんなに勉強しなくても司法試験は受かると思います。

    Nさん:僕は予備試験を受験して、そのまま司法試験を受験しました。
    予備試験は3段階に分かれていて、短答試験・論文試験・口述試験があります。その中でも、短答試験と論文試験に焦点をあてて勉強することになります。短答試験はマーク式なので知識のインプット、論文試験はそれを論述形式でアウトプットを中心に勉強します。

    僕は予備校に頼り切って対策をしていました。大学1年生の6月に入塾しましたが、そこからすぐに勉強を始めたわけではありません。どんなに長くても1日4時間以上は勉強していなかったと思います。本格的に勉強を始めたのは2年生の秋頃です。しかし、それまでに短答試験の範囲の6割程度、論文試験の範囲の2割程度は手をつけていました。そこからしっかり勉強して、2年生の終わりくらいには短答・論文ともに範囲を一周しました。

    3年生に予備試験を受験したのですが、3年次には問題集に加えて過去問にも手をつけました。4月〜5月は短答試験や論文試験の対策をしていました。それが終わって夏休みに入ると、就活のためのインターンもしつつ、友達と旅行も行きつつ、ちょくちょく司法試験に向けて過去問を解いたりもしていました。9月くらいから予備試験の口述対策にシフトしました。冬休みには冬季のインターンに行き、司法試験対策もしました。

    4年生次には司法試験を受験しました。6月にリクルート活動を行う事務所もあるので、僕はそこで弁護士事務所の就職活動を行いました。司法試験や就職活動が終わった後に留学に行きました。

    司法試験の勉強は、基本的には予備校の教材を使っていました。また、予備校の仲間と一緒に少人数で過去問を解いたりもしていました。勉強時間は1日10~12時間程度でしたが、たまには息抜きのために勉強をしない日も作りました。

    Tさん:私もNさんと概ね同じ感じです。少しNさんと違うのは、私は大学2年の頃は短答試験の対策を全くやっておらず、論文試験の対策に注力していました。大学3年次の予備試験受験に際して、直前の2ヶ月で短答試験の対策を詰め込みました。

    Iさん:僕は、予備校に入った時期はNさんと同じだったのですが、怠惰が祟って講座を1年間くらい熟成させていました。何百講座が溜まったか覚えていません...流石にもうやばいと思って2年次に講座に手を付け始めました。なので、僕はスケジュール的にはNさんの1年遅れのようなイメージです。
    皆さんに気をつけていただきたいのは、変に手を広げないことが大事だということです。予備校や参考書にはたくさんの種類がありますが、あらゆるものに手を出し始めると自滅します。やることは絞って、それに注力して勉強を進めていました。
    また、メンタル面のケアも大事にして欲しいと思います。僕の場合は、予備試験までは頑張って勉強していたのですが、それが終わってからはかなりだらけてしまって、家にこもってゲームする毎日を過ごしていました。「これは絶対落ちるだろ」と周囲から言われていたのですが、なんとか滑り込みで司法試験に合格できました。司法試験は長期戦なので、勉強以外の息抜き手段も確保しておくべきだと思います。

    Hさん:2年の4月に勉強を始めました。予備校にも行っていなかったので、ひたすらいろいろなものを読みまくるという勉強方法をとっていました。さっきIさんはあまり手を広げない方がいいとおっしゃっていましたが、僕の場合は逆で、とにかく手広く教科書や参考書を読んでいました。内容自体は同じことが書いてあるので、読んでいるうちに自然と頭に入ってきました。
    とにかく自分のペースで、自分の好きな本を読みました。この方法のよいところは、わかるところはすっと飛ばすことができ、わからないところはじっくり時間をかけて取り組めるというところです。一方で、どこが司法試験合格のために大事なのかがよくわからないという欠点もありました。教科書の中には、司法試験にほとんど出題されない分野が熱く語られている場合もあるからです。巷には予備校が出している参考書がたくさんあるので、それを併せて読んでフォローしていました。
    読む本を全て自分で購入しているとお金が足りなくなってしまうと思いますが、東大の総合図書館や駒場図書館には重要な本がほとんど揃っています。それを借りて読むのがお勧めです。

    僕は本ばかり読んでいて、司法試験の過去問は一度も解いていませんでした。(予備試験は解いていました。)なぜかというと、文章を書くことにあまり抵抗がなかったからです。授業や脚本で文章を書くのが当たり前だったので、インプットしたものを文章化することは自分にとって比較的容易でした。司法試験の過去問演習ばかりやっていると面白くないし、文章も凝り固まってしまうと思います。1~2年生の間は、授業のレポートや課題にしっかり取り組む癖をつけておくと、文章を書く力をあげることができて良いと思います。


    予備試験と法科大学院、どちらを選んだらよいでしょうか?

    Iさん:僕自身は、どちらでもよいと思います。僕は予備試験を受けるために、親に頼み込んで伊藤塾に100万円課金してしまったので、親からプレッシャーも受けて予備試験を受けざるを得ませんでした。ですが、僕自身はそんなに生き急ぎたくないなと思っていました。東大法学部は、「法曹目指すなら予備試験受けないとだめでしょ」みたいな雰囲気があります。僕はこれが本当に嫌で笑。予備試験と法科大学院でその後の活躍に影響があるとは思えないですし、そこまで予備試験に囚われる必要はないと思います。

    Aさん:僕も、どちらを選ぶべきかどうかは断言できません。さっきIさんがおっしゃったように、自分の好きな方を選べば良いと思います。僕は予備試験を受けたのですが、落ちてしまいました。予備試験の勉強がつまらなくて、あまり勉強していなかったので。でも、法科大学院に進学することには抵抗がありませんでした。
    法科大学院に進学することのメリットは、3つあります。1つ目は、法律を深いところまで勉強できるところです。まだ実感はしていないのですが、法曹になった後に法科大学院で勉強したことが生きることがあるそうです。2つ目は、法学的な思考法を身につけられるところです。法科大学院に進学したからこそ、法律の素養をつけることができたと思っています。3つ目は、人脈を広げられるところです。法科大学院で知り合いができると、就職先の情報をたくさん集めることができます。また、クラス単位の授業が多く、クラスでの交流が深まります。そのため、友達も多くできます。
    一方で、予備試験に比べて合格までに時間がかかります。そのため、経済的・精神的な負担は増えるかもしれません。

    Nさん:僕が予備試験を受けてよかったと思っていることは、司法試験を受けた後に大学の学部の制度を利用して交換留学にいけたことです。
    1~2年生の頃は、こんなに早くから法律の勉強を初めて意味があるのだろうか、と感じることもあったのですが、それは杞憂だったなと思っています。法律に興味があるか、適性があるかは勉強してみないとわかりませんが、実際に勉強してみるということ自体にメリットがあるんじゃないかなと思います。結果的に法律に興味がなかったとしても、自分に合わないと気付くのが早くなるので、その後の方向転換もすぐに行うことができます。逆に興味が湧くのであれば、早く始められたことに勝るものはないので、いずれにせよメリットがあると判断して、勉強を早めに始めることにしました。

    質疑応答

    予備試験と法科大学院どちらを経由したかで弁護士事務所の就職時に有利不利はあるのでしょうか?

    あまり有利不利はないと思います。ただし、5大法律事務所は予備試験合格者用の枠があります。法科大学院卒業生用の枠も存在しますが、法科大学院卒業者の方が予備試験合格者よりも多いので、法科大学院卒業生用の枠の方が競争は少し厳しくなります。そのため、現状では予備試験合格者の方が若干有利かもしれません。

    法学部の授業はどのように取り組まれていましたか?試験勉強にはどのくらい力を入れていましたか?

    東大の法学部はシケプリがたくさんあるので、私は大学の授業はゼミしか行っていませんでした。学部で予備試験に合格する能力があれば、クセのある学説を持っている教授の授業は別ですが、そのほかの授業は試験対策を行えば成績は取れると思います。
    学問として法律を学びたいと思うのであれば、この方法はお勧めしません。ただ、成績をぱぱっと効率良く取りたいという人はこの方法で大丈夫だと思います。

    Nさんに質問です。法律事務所の就職活動は具体的にどのように進むのでしょうか?また、大学4年時での留学はなぜオランダを選んだのでしょうか?

    法律事務所の就活は、予備試験受験者向けに夏冬のインターンがあります。そして、その次の年の6月に本番の就職活動があります。5月に司法試験があって、それに合格したらエントリーシートを自分の行きたい法律事務所に出す、という感じです。法科大学院生に対しては、夏のインターンのみあって、翌年の6月に就職活動があります。
    この就職活動の流れは5大法律事務所のものであり、他の法律事務所はそれほど厳密に決まっているわけではありません。司法修習中や、その後に行うこともあります。
    留学については、ヨーロッパで授業も受けつつのんびり旅行もしたいという思いで選びました。明確な目的意識があったわけではありません。

    司法試験に合格して、法曹にならない人は身近にいますか?

    結論から言うと、ほぼいないと思います。知人に厚労省の官僚になろうか弁護士になろうか迷っている人がいますが、その人も最終的には弁護士になりたいそうです。
    実は、僕は民間就職をずっと考えていて、就活もしていました。その経験から皆さんにお伝えしたいことは、就活の面接などで「予備試験に合格した」と言わない方がよいということです。本命じゃないと思われ、書類選考で落とされました。同じ理由で「公務員試験を受けている」とも言わない方がよいそうです。

    4年生の予備試験合格を目指した際、落ちることを考えて大学院入試対策の勉強も行うのでしょうか?

    そうですね、4年生に予備試験を受験しようと思うと、その両立がとても大変です。予備試験の論文試験が終わった後に、私立・公立の法科大学院の入試があるのですが、僕は予備試験が終わった後に燃え尽き症候群になってしまいました。そのため、論証の確認くらいしかやりませんでした。それでも早慶の法科大学院には合格したので、予備試験の対策をしているのであれば、私立法科大学院の特別な対策は行わなくても良いと思います。国立に関しては(主に東大を想定していますが)、予備試験とは形式が異なっていたので、過去問を友達と一緒に6年分くらい解いていました。

    なぜ、東大の法科大学院に進学したのですか?

    まず1つ目に、司法試験への本気度など、周囲の環境が違います。東大の法科大学院で周囲と切磋琢磨して勉強したいと思っていました。
    2つ目に、東大法科大学院の先生は、法律分野の最前線で活躍している方ばかりなんですよね。議論の内容も深いし、わかりやすいし、評価されるべくして評価されている人が教鞭をとっています。これは東大しかない、と思っていました。

    予備試験や法科大学院など、司法試験を目指す上ではどのくらいの費用を見込んでおくべきでしょうか?

    法科大学院の場合は、法律既習コースで200万円くらいかかります。また、法律の専門書は1冊3,000~4,000円くらいします。図書館で買うという手もありますが、専門書を全て買おうと思うと、20万円くらい必要だと思います。

    伊藤塾の予備試験コースは100万円くらいかかります。一方で、ネットで講座をかいつまんで購入できるものは、他よりも費用を抑えられるかもしれません。

    法律の知識が皆無なのですが、おすすめの入門書があれば教えてください。

    伊藤塾の伊藤真の法律入門シリーズは全科目揃っていて、わかりやすいと思います。入門書と基本書の間には難易度の断絶があるので、まずは入門書を3冊くらい読み、その後に基本書という教科書のようなものに入るのが良いと思います。

    登壇者の皆さんからひとこと

    Aさん:僕は今回の登壇者の中では唯一の法科大学院経験者でした。法科大学院は費用がかかる、とネガキャンもしましたが、僕自身は法科大学院を経たことによって良い友達がたくさんできました。もし法律家に興味があるなら少しでも勉強をして、法科大学院に興味を持ってもらえると嬉しいです。

    Iさん:法曹の勉強は辛くて大変で、「なんで受験の後にこんなことやらないといけないんだ」と思うこともあるかもしれません。でも、試験に合格した後の開放感や達成感は凄まじいものがあるので、法曹になりたいと思っている人は適度に息抜きしつつ勉強を頑張ってください、応援しています。

    司法試験を目指すとなると、試験勉強で一定程度学部での時間が取られてしまい、犠牲になるものもあると思います。でも、やっぱり法曹を目指して、大学時代に試験というプレッシャーにさらされてめちゃくちゃ勉強する時間は、振り返ってみれば大切だったなと思っています。もし、将来法曹として皆さんとご一緒する機会があれば嬉しいです。

    Nさん:司法試験の勉強は大変ですし、一歩踏み出すハードルも低くはないと思います。「終わったら何をしよう」と考えながら勉強を進めると良いと思います。僕みたいに「終わったら留学して遊ぼう」でもよいですし、憧れの弁護士さんに話を聞いて、勉強のモチベーションを得る作る機会を作るのもよいと思います。

    Hさん:元も子もないことを言いますが、司法試験を受けずに、文学部に進むのも本当に楽しい道だと思います。もちろん法学も面白いです。でも、フランス文学の方が面白いと思いますし、もっと面白い学問もたくさんあると思います。なので、司法試験を受けるからといって、他の進路を切り捨てるのはすごく勿体無いと思います。ぜひいろんな道に進んだ人の話を聞いて、可能性を切り捨てずに生きていって欲しいです。

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に1点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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