【2025年最新】東大推薦合格者必見!二外・TLP手続きには要注意

記事内容修正依頼

この記事は2024年度以前に入学した推薦生の体験談に基づいて執筆しています。年度によって制度が一部変更される可能性がありますのでご注意ください。校閲などを経て間違いがないように努めておりますが、もし間違いを発見した場合はそっとUT-BASEまで教えてください。

目次

    1.はじめに

    この記事を読んでくださっている皆さまは、推薦入試に合格された方が多いと想像します。本当におめでとうございます!


    このnoteでは、複雑怪奇と噂される東京大学の推薦入学手続の中でも、「二外」と「TLP」の申請について、その方法や注意点をわかりやすく解説します!
    しっかり読み込んで、二外・TLP申請を成功させましょう♪

    2.二外??TLP?用語の説明

    そもそも「二外」「TLP」とは何なのでしょうか。
    まずは、耳慣れないこれら二つの言葉についてご説明します。

    2.1 二外(にがい、第二外国語)とは

    二外とは、第二外国語の略称です。東京大学では、少なくとも1年次の間、2つの言語を学ぶことが必須になっています。外国語の選択は、英語・フランス語・ドイツ語・中国語・ロシア語・スペイン語・韓国朝鮮語・イタリア語の8種の中から、「既修」の言語と「初修」の言語を組み合わせて選ぶことになります。

    各二外については【第二外国語紹介】の記事で紹介しています!それぞれの二外の難易度・勉強法・クラスの雰囲気が気になる方はぜひご覧ください。

    ※「既修」と「初修」
    ・「既修」:高校でその言語の授業を2~3時間/週×2年間学習した程度の学力を前提に授業がおこなわれます。一般に、日本の高校を卒業した人の場合には英語は「既修」とみなされます。
    ・「初修」:初歩から授業がおこなわれます。

    ※「既修」「初修」の組み合わせ方
    よい:「既修」×「初修」、「既修」×「既修」
    例)英語(既修)とイタリア語(初修)/フランス語(既修)と英語(既修)
    だめ:「初修」×「初修」
    例)中国語(初修)とロシア語(初修)

    一般的には、英語が「既修」言語で、それ以外の7言語の中から1つを選んで「第二外国語」とするのが通例です。
    インタークラス(インターナショナルクラス)の場合には、英語以外の言語を「既修」とみなして履修を組む人もいます。

    2.2 TLPとは

    TLPは「トライリンガル・プログラム(Trilingual Program)」の略称です。2025年度より変更が生じ、現在はGlobal Leadership Program-Ⅱ (Trilingual Program)グローバルリーダー育成プログラム(GLP)と生まれ変わりました。厳密にいうと、TLPは現在GLP-II (TLP)と呼んだ方が正しいです。この記事では主に2024年までの情報をまとめていますので、参考程度で見て頂ければと思います。
    現段階ではまだ履修の情報が公開されておらず、詳しい内容の公開と参加登録の開始は、2025年2月下旬頃に行われます。また、2025年3月14日(金)午後、駒場キャンパスでプログラム説明会を実施するので、具体的には 
    グローバル教育センターのウェブサイト
    を適時に確認してください。

    東京大学グローバルリーダー育成プログラム(GLP)
    東京大学のすべての学部学生に開かれたプログラムです。グローバルに活躍するキャリアやリーダシップ・スキルに関心ある学生の参加を歓迎します。GLPは、21世紀のグローバルな課題に取り組む際に求められる、多様性(ダイバーシティ)と包摂性(インクルージョン)の観点と、分野を超えた問題解決志向のアプローチを重視しています。

    GLP-II (TLP)の特徴
    GLP-Ⅱ(TLP)は、日本語、英語、およびもうひとつの言語を高度に習得するとともに、海外での学びなどを通して、世界が直面する諸課題を多面的・多言語的に考えることで、グローバルリーダーに必要な知見と姿勢を体得する機会を学生に提供することをプログラム内容としています。

    GLP-II (TLP)の構成
     GLP-II (TLP)の修了には、「『英語以外の同一言語』でのグローバル教養科目(GLA)とグローバル教養言語科目(L-GLA)の合計で12単位以上」、「英語で実施されるグローバル教養科目(GLA)で4単位以上」、そして所定の海外経験(Global Experiences)が必要です。*TLPは日本語と英語に加え、もう一つの外国語の運用能力を集中的に鍛えるための教育プログラムとして開講されており、前期課程在籍中に1年半の初修第二外国語の履修を経て要件を満たすと、修了証が授与されます。

    今までTLPの履修には、英語が「G1」レベルである必要があります。
    G1とは、入学時の英語の成績によって全学生を3つのレベルにグループ分けした際の一番上のグループのことを指します。

    TLPについて、詳しくは東京大学のHPをご覧ください。
    東京大学 トライリンガル・プログラム(TLP)

    また、【TLP紹介】の記事ではTLPの内容・TLPを履修するメリット・デメリットなどを詳しく解説しています。TLPに興味のある方はぜひご一読ください!

    2024年現在、対象となる外国語は、ドイツ語・フランス語・中国語・ロシア語・スペイン語・韓国朝鮮語の6言語です。

    3.二外履修手続き

    外国語の履修手続きは「東京大学合格者情報登録システム(ウェブ)」への登録によって行います。
    ※郵送による手続きが必要だった昨年までとは異なり、2023年度入学者からは外国語の履修登録がオンラインで済むようになっていますのでご注意ください。

    言語を選択する際は、「既修外国語」に加え、「1欄」と「2欄」に初修外国語の2候補を選択することができます。

    ★一般入学生は二次試験の英語の点数によってG1〜G3のグループ分けがなされますが、推薦生の場合には諸手続の日におこなわれる「英語一列グループ分け試験」によってグループが決まります。GLPⅡ(TLP)への詳細はまだ出ていませんが、もし推薦生でTLPの履修を考えている場合は、今までの基準で行う場合、このグループ分け試験の結果決まる可能性が高いため、そこを気に留めてください。

    ★以下は今までのTLP履修に関する情報です
    例)「2か国語め」として中国語・韓国朝鮮語とを選択し、「P申請」にはTLPドイツ語を選択
    →「英語一列グループ分け試験」でG1レベルを獲得し、無事にTLPの申請が通った暁には、「TLPドイツ語」のクラスに配属になる。しかし、オリエンテーションは「中国語」クラスの学生として参加する。
     ⇒入学早々、せっかくオリエンテーションで仲良くなった人たちと違うクラスに配属されてしまい、授業で話せる人がいない、という事態に陥りかねない。
    ※東京大学ではクラス制度が存在し、同じ第二外国語を選択する人同士が集まって授業を受けます。

    上記のような事態を避けるためには
    「TLP申請」で選択する言語は「2か国語め」として選択した言語と一致するようにしましょう。
    例)第二外国語:中国語・韓国朝鮮語を選択、TLP申請:中国語を選択

    ②「第二外国語」の希望には1か国語を選択しましょう。その場合は、一つの言語飲み希望する理由を400〜800字で記入しなければならない。

    4.おわりに

    推薦入学にまつわる手続きの中でも、外国語の履修に関する手続きは複雑なことが知られています。

    一方で、第二外国語の履修は前期課程のクラス分けに関わる重要な項目です。きちんと仕組みを理解した上で、自分が履修したい言語を決めて正しく選択しましょう。

    TLPを履修する場合には特に、申請の仕方に注意が必要です。記事の内容をしっかり押さえて、楽しい大学生活を送りましょう!

    UT-BASEでは、新入生の皆さん向けに様々な情報を発信していきます。
    詳しくはUT-BASE ホームページやUT-BASE公式LINE@をご覧ください!

    また、twitterの質問箱では新入生の皆さんの質問に直接お答えしています。
    もしわからないことがあれば、お気軽にUT-BASEに質問してください!

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に1点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

    公式LINEにてイベント・プログラム情報や学内情報を発信しています。ぜひ登録してみてください!
    2023年度入学者用LINE
    2024年度入学者用LINE
    2025年度入学者用LINE

    記事内容修正依頼

    この記事をシェア

    関連カテゴリー

    合格後お役立ち情報

    合格後の流れや各種手続きをまとめました。

    推薦合格者必見!

    推薦合格者に向けて役立つ情報をまとめる

    関連記事

    FLYプログラム概要

    新入生向け 海外 プログラム

    【2025年最新】一般入学生向け 合格後の流れ(簡易)

    新入生向け 手続き 合格後

    あなたは大丈夫? UTokyo Wi-Fi の利用方法

    全学年向け UTokyo Wi-Fi ECCS

    【入学後の手続き】 学務システム紹介(UTAS/UTOL)

    手続き 新入生 UTAS

    今読まれている記事

    【2025年最新】東大推薦合格者必見!合格後の流れ

    東大 推薦 合格後の流れ

    【2025年最新】東大推薦合格者必見!推薦入学の手続き

    東大 推薦 入学手続き

    【2025年最新】東大推薦合格者必見!二外・TLP手続きには要注意

    東大 推薦 二外

    FLYプログラム体験談(前半)

    新入生向け 海外 プログラム

    その他

    学生団体・サークル紹介

    団体理念、活動内容の側面で厳選した団体の質の高い情報を掲載中。

    ゼミ紹介

    1・2年生向けのゼミ・経済学部生向けゼミを掲載中。自主ゼミ掲載も募集中!

    学部/学科紹介

    内部生からの一次情報と、履修や諸制度を網羅した、全学科の情報を掲載中。

    プログラム/施設紹介

    学内外のプログラム、東大生が利用可能な施設を紹介。

    記事

    UTokyoWiFiの使い方や、図書館利用法など大学生活で役立つ多岐にわたる情報を掲載。

    公式note

    サイトでは紹介しきれない履修情報、インターン・サークルの選び方、おすすめ資格など多岐にわたる記事を掲載中。