プログラムの理念
先輩起業家たちが「自分たちの経験を後輩の起業家に伝えて力になりたい」という思いを持って2018年に立ち上げられたファンド。資金提供という支援に加えて、起業家とネットワークを形成できたり、フィードバックをもらえたりする、若手起業家を応援するコミュニティとしての機能も果たすことを目的としている。メンバーは全員Facebookのグループに招待され、そこで情報を受け取ったり先輩起業家に相談に乗ってもらったりできる。
プログラムの概要
2010年に発足された東大創業者の会コミュニティという集まりが原点。最初は東大出身の起業家が情報交換を行う会として始まっていた。その後東大創業者の会応援ファンドを立ち上げ、2018年に1号ファンドとしてMeetsMoreやGATARI inc.など10社に投資した。2022年には2号ファンドを開始し、現在7社に投資している。
このような設立の経緯から資金だけではなく、ノウハウやネットワークなどの提供にも力を入れている。具体的には年2回の大規模な交流イベントや、起業家を招いてパネルディスカッションやトークセッションなどを行う懇親会などを定期的に開催している。前回のパネルディスカッションには株式会社ミツモアの石川さん、株式会社ライトワークスの江口さん、株式会社プロジェクトカンパニーの土井さんが登壇した。毎回50-60名程度参加し、次回の懇親会は7月中旬に開催予定。また現在対面で行うイベントのみ開催しているが、今後はFacebookグループでの情報発信やメンバーの交流など、他の形態も検討している。
Facebookグループには起業をしていなくても参加することができ、質問やフィードバックをもらうことができる。また懇親会にも参加が可能である。出資をしてもらった人はこうしたサポートに加えて手厚いフォローアップや別途懇親会がある。