先輩の1Sセメスター活動紹介 vol.1 「ためらわずに飛び込もう!ー2020年度文科一類入学S.M.さんの場合」

 和歌山県から文科一類に合格し、これから教養学部教養学科総合社会科学分科国際関係論コースに進むS.M.さん。彼は1Sセメスターの時期にどんな活動をしていたのかインタビューをし、記事にしました。

インタビュアー:北村優佳(理科二類新2年)

—----入学当初、どのようなモチベーションだったかを教えてください。
 私は、東大進学者が5年に1人くらいしかいないような高校の出身だったので、入学当初は知り合いが全くいませんでした。「東大」という環境の想像がついていなかったです。
 ただ、受験に向けてすごく努力をしたので、入学当初は「自分はできる」というようなギラギラした気持ちを正直なところ持っていました。でも、クラスの人と話す中で、有名進学校出身の人たちに出会い、彼らの嫌味の無さや変なこだわりの無さを目にして、「東大に入った」ことに変なプライドやこだわりを持たない姿勢に惹かれました。自分の持っていたある種の「こだわり」をやめてもっと謙虚になりたいと感じたんです。だから、当時週に2回くらい行われていたクラスのZoom会で、その人たちとよく交流していました。
 その中で、「東大でこういうことしたい!」というような当初持っていたギラギラしたモチベーションはある意味で消えていってしまいました。良い意味では変なプライドが消えたとも言える一方、高い向上心は失っていたと思います。
 振り返ってみると、1Sセメスターの間はフワッと生きていたような気がします。今UT-BASEが掲げているような「挑戦・熱中・学び」というような活動はあまりしていませんでしたね。

—----どのように情報を集めて、どのような新歓イベントに参加しましたか?
 具体的に参加した新歓イベントは、UT-BASEの合同新歓や運動会の新歓、オリエンテーション委員会の新歓などです。とにかく知り合いがいなかったので、はぐれまいと必死で、血眼になってTwitterなどで情報を集めていました。
 実は私は、受験期から少しずつTwitterで情報収集をしていました。そして東大合格が決まってすぐに「#春から東大」をつけたことで、このUT-BASEなどにも出会うことができ、紹介されているイベントには全体的に参加していたというような感じです。

—----1Sセメスターで行っていた活動について教えてください。
 さまざまな新歓イベントに参加しましたが、結局学生団体に入ることはしませんでした。理由は、私たちの年はSセメスター期間中授業・部活・サークルの全てがオンラインで行われたということです。国際系のサークルに興味はありましたが、実際に海外へ研修に行けないということを知って加入をやめてしまいました。また、当初はサッカー部にも興味があったのですが、活動休止をしていたので仮入部後夏休みに2回くらいだけ練習に行ったきり入ることはありませんでした。そこで入りそびれたなという感覚があったのも事実なので、秋に改めて新歓を行ってくれたのはありがたかったです。
 このような事情から、私にとってはクラスが唯一のコミュニティでした。クラスが例年にないくらいの強い結びつきを持っていたと思います。
 1Sセメスター期間中は活動が全面オンラインだったので、地元の和歌山で過ごしていましたが、その中で友達とSNSで母校の高校生の進路相談に乗ったり、受験の質問に答えたりする企画をしたり、通学で運転免許をとったりもしました(※1)。地元の教習所に通ったということもあって、免許は5〜6月の2ヶ月で取得することができました。結局、遊んだりサークル探したりするために上京したのは夏休みでしたね。

(※1)運転免許を取得するには、通学免許と合宿免許の2種類の方法がある。通学免許が教習所に通いながら1〜3ヶ月ほどの期間をかけて免許を取得するのに対し、合宿免許は普通免許AT限定であれば14日間ほど教習所の宿舎に合宿しながら取得する。
 
—----当時の日々の過ごし方やそれに対してどう感じていたかを教えてください。
 実家でオンライン授業を受けていたというのもあって、土日はだらけてしまいましたね...笑。
 休日は地元の友達と会ったり、運転免許を取得した後は家族とドライブをしたりしていました。平日は基本的には授業を受け、夜に自習をし、加えて自動車学校に通うこともしていました。
 物理的に大学に通っていなかったので、大学に通っているという実感はある意味なかったかもしれません。ただ、授業は高校とは比べ物にならないくらいクオリティが高くて面白く、「これが東大か」という思いはありました。特にこの時履修していて面白かった授業は、準必修(※2)の「心理Ⅰ」とアメリカの社会史を扱った初年次ゼミナール(※3)、総合科目の「基礎統計」です。私は入学当初から外交などに興味があって、進学した「国際関係論コース」に進学したいという気持ちがありました。でも、1Sセメスターと1Aセメスターの間は特別にそれを意識することはなく、気の向くままに履修を組んでいました。
 一方で、知ってる人がクラスの人しかいなかったというのは少し寂しくもありましたね。

(※2)準必修:科類ごとに受講できる授業が決められていて、開講曜限が限られているもの。

(※3)初年次ゼミナール::入学したての東大生が、春学期に必ず履修しなければいけない必修科目の一つ。大学以上の学問を学んでいくために必要な「自発的に問いを立て、答えを導く」というプロセスを学ぶとともに、論文の執筆のために必要な先行研究や素材集め・議論・執筆の作法に至る、大学で学ぶ者として最低限身に付けておかなければならないことも学ぶ。

—----これはやっていて特によかったなと思うことを教えてください。
 免許をとっておいてよかった!家族で休日にドライブにいくこともありましたし、今でも友達とレンタカーで旅行したりできています。
 また、当然ですが勉強しておいてよかったです。外で遊べなかった分真面目に勉強しておいてよかったと思います。

—----逆にこれはやったほうがよかったなと思うことがあった場合教えてください。
 コミュニティの面では何かしていた方がよかったと思うことはありますね。私が初めて学生団体に入ったのは、11月でした。これは、同じクラスで私が秋から編入したTLP(※4)でも一緒だった友人に誘ってもらったのがきっかけです。1AセメスターからはTLPの授業を対面で集まってみんなで一緒に受けていたのですが、実際に会って話す中で勧誘してくれました。
 実際に学生団体に入ってから思うことは、オンラインでもそういった団体に入っておけばよかったということです。当初は、「国際系団体はオンラインでしか活動できないなら入らなくてもいいや」と思っていましたが、コミュニティや人との繋がりなどという面では挑戦していればよかったなと。入っていれば「大学生だ」という実感がもっと得られていたと思います。
 ただ、入学当初はそもそも「学生団体に入る」という概念を持っていませんでした。大学生活は授業・部活・バイトに精を出すものだというイメージがあって、社会活動を頑張るというような情報が不足していました。1年生からインターンができる、というようなことも全く知りませんでした。
 また、その後学生団体で活動する中で、それまでの「勉強は机の上でするもの」というイメージが覆され、体を動かして勉強することもできると知りました。特に私のような地方出身の学生はこのことを知っている人は少ないのではないでしょうか。
(※4)TLP:国際的に活躍する人材に求められる高度な英語力に加え、もう一つの外国語の運用能力を集中的に鍛える。海外研修も行われる。現在、イタリア語以外の全ての第二外国語で前期TLPの授業が開講されている。詳しくはこちら

—----最後に新入生に一言お願いします。
 とにかく飛び込んでみてほしいですね。私が最初国際系団体に辟易して入れなかったのも、未知のものを前にして躊躇したからです。私の両親も未知のものには懐疑的でした。でも、新しいものに飛び込んでみることは大事です。私自身、学生団体に入ることで門戸が開かれたと感じています。
 ただ、誤って危険な団体に入ってしまった友達もいたので、ある程度の注意も必要です。だからこそ、「この団体が紹介しているなら安心して挑戦できる」というように信頼できる情報源を持つことは大事だと思います。
 できる限り挑戦する、そのことを念頭に置いてこれから活動していってほしいです!

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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