みなさん、ご入学・ご進学おめでとうございます。
充実した大学生活には、精神的・身体的な健康が必要不可欠です。しかし、新しい環境では体調に異変を感じてもなかなか相談できる先を見つけにくいかもしれません。そこで本記事では、東京大学の学生が使える大学公式のヘルスケア相談窓口をまとめました。
《凡例》n. 困った状況
相談先
・こんな時に使えます/受けられるサポート
・利用方法
・注意点
・対面であれば対応可能な時間
・料金
1. 体調が悪い(怪我、歯痛、皮膚トラブルを含む)
本記事では、1~2年生のみなさんにとって一番身近な「駒場保健センター」についてご紹介します。「本郷保健センター」「柏保健センター」については公式サイト をご覧ください。
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
通常の内科診療のほか、「病気かどうか分からない」「何科に行っていいか分からない」など、健康上の相談に対応しています。内科以外の病気・けがについても担当医の判断で、保健センターの設備の範囲内で対応しています。 近隣の外部医療機関に紹介することもあります。
《利用方法》
直接保健センター窓口に行きましょう。東京大学の身分証(学生証)をご用意下さい。 予約は必要ありません。
保健センターの場所は、以下のキャンパスマップで確認してください。
※37.5℃以上の発熱・悪寒・咳・痰・息苦しさ・のどの痛み・12時間以内の解熱鎮痛剤使用・においの変化・味の変化がある方は事前に保健センターに電話を入れましょう。
《利用可能時間》
月〜金曜日 午前: 10:00〜12:20 午後: 14:00〜15:45
急患については事前に問い合わせましょう。
休診日等
日曜日及び土曜日
国民の祝日に関する法律に規定する休日
東京大学記念日 (4月12日)
※学部の休業期間中は診療スケジュールが変更になります
※臨時の休診や変更がありますので受診前に各地区保健センターホームページで確認してください。
《料金》
学生の相談、診察は無料ですが、処方・処置・検査などは有料です。料金規程に従います。
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
・歯科定期健診、歯石除去、歯磨き指導、虫歯になりやすいかどうかの精密検査も行っています。
・応急処置や小さなむし歯治療(レジン充填)ができます。
※設備上、大きなむし歯や神経の治療等は行っていません。近くの開業医さんを紹介してもらえますが、その場合も予約が必要です。
・外れてしまった金属の詰め物の再装着ができます。
・親知らずの抜歯、口腔外科相談、各種口腔粘膜疾患、インプラント等についても相談できます。
・矯正相談枠(月1回・木曜午前)、歯周病・顎関節相談枠(月1回・月曜午後)もあります。
《利用方法》
予約
予約制です。予約は、窓口へ直接、または電話で行いましょう(駒場は窓口での予約が必要です)。
より多くの方に受診していただけるよう、予約は1人1回1コマ(20分)となっています。予約の紙は、歯科専用箱に入れる必要があります。
予約時には、東大に所属していることを証明する身分証等の提示が必要です。電話での予約は受付時間内に行いましょう。
予約簿は、診察中は診療室、診療時間外は1階玄関にあります。
受付
・初診の方は、予約時間の5分前に来院しましょう。
・再診の方は、受診券を持参してください。 (内科・耳鼻科と共通です)
・都合が悪くなった場合は、キャンセルの連絡(電話)をしましょう。
《利用可能時間》
(駒場保健センターの場合)
月曜日 14:00~16:00
金曜日 14:00~16:00
《料金》
相談・診察はすべて有料です。料金は規定に従います。
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
整形外科では骨、関節、筋肉、腱、靱帯、脊椎など主に運動器に対する外傷及び障害を取り扱っています。スポーツ専門医が診療を行っているので、 靱帯損傷などのスポーツ外傷や、疲労骨折などのスポーツ障害についても診察しています。
手術が必要な場合などは、 東京大学医学部附属病院他と連携して診療を行っています。
《利用方法》
予約は必要ありません。 東京大学の身分証などを用意した上で、窓口に行きましょう。
《利用可能時間》
第2・4金曜日の10:00~11:45
休診日
日曜日及び土曜日
国民の祝日に関する法律に規定する休日
東京大学記念日(4月12日)
※学部の休業期間中は診療スケジュールが変更になります
※臨時の休診や変更がありますので受診前に各地区保健センターホームページで確認してください。
《料金》
学生の相談、診察は無料ですが、処方、処置、検査などは有料です。 料金規程に従います。
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
かゆい、痛い、腫れる、赤くなる、青黒くなる、出来物ができるなど様々な皮膚の異常に対して診察し治療を行っています。 アトピー性皮膚炎、湿疹、じんましん、ニキビ、水虫、気になるほくろなど、皮膚に関するトラブル全般について相談できます。
薬剤代には健康保険が適用されないため、一般の病院や診療所を受診した場合よりも割高になることがあります。アトピー性皮膚炎、じんましん、ニキビなど、継続的な内服ないし外用が必要となる疾患で受診予定の方は、この点に気を付けましょう。
また、尋常性疣贅(いぼ)に対する液体窒素療法は行っていません。
※診察日が毎月1回のみのため、頻回の通院が必要と判断される場合には、近くの病院や診療所を紹介してもらえます。また、処方できる薬剤の種類に制限があるため、治療内容によって、近くの病院や診療所を紹介してもらえることもあります。
《利用方法》
予約は必要ありません。 東京大学の身分証などを用意した上で、窓口に行きましょう。
《利用可能時間》
第4水曜日 9:30~11:50
休診日
日曜日及び土曜日
国民の祝日に関する法律に規定する休日
東京大学記念日(4月12日)
※学部の休業期間中は診療スケジュールが変更になります
※臨時の休診や変更があるので受診前に各地区保健センターホームページで確認してください
《料金》
学生の相談、診察は無料ですが、処方、処置、検査などは有料です。料金規程に従います。
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
学生の健康推進のために、ヘルスキーパー(あん摩マッサージ指圧師免許取得者)によるマッサージ(全身)を実施しています。
《利用方法》
予約
電話もしくは直接駒場保健センターヘルスキーパー室(2階)で受け付けています。
受付
1.駒場保健センター会計(1階事務室)にて身分証(学生証・職員証等)を提示して下さい。体温計で体温計測、発熱・有症状の方はキャンセルとなります。
2.発熱・症状のない方は、利用料金を現金で支払います。
3.2階受付で氏名・レシートを確認します。
《利用可能時間》
月〜金曜日 1日7枠(各時間帯1名)
休診日
日曜日及び土曜日
国民の祝日に関する法律に規定する休日
東京大学記念日(4月12日)
※学部の休業期間中は診療スケジュールが変更になります
※臨時の休診や変更がありますので受診前に各地区保健センターホームページで確認してください。
《料金》
有料です。料金規程に従います。
2. メンタルヘルスについて相談したい
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
睡眠時間がばらばらで授業に間に合わない、気持ちが落ち込んでやる気が出ない、考えがうまくまとまらず集中できない、などの症状に対し精神科医が診療を行います。
必要に応じて、投薬や臨床心理士によるカウンセリングも行っています。
精神保健支援室ではプライバシーの保護と秘密厳守に努めています。受診したことや診療の内容が本人の同意なく外部に伝わることはありません。ただし病状等により緊急の対応を要する場合には、家族・教員等に連絡をする場合があるようです。
《利用方法》
はじめての方
受診するキャンパスの保健センター精神科窓口に連絡すると、問診(看護師・心理士がお話を伺います)の予約が取ってもらえ、更に問診後に、初診(医師との最初の診察)の予約をすることができます。
2回目以降の方…
保健センター精神科の窓口、電話または診療予約システムで予約できます。
※ご不明な点は窓口にご相談下さい。
《利用可能時間》
月~金曜日 9:15~17:00 12:50~13:50は一旦閉室
休診・診療時間変更についてはこちらをご覧ください
この記事では「駒場学生相談所」を扱います。
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
以下のような悩みを抱いているときに相談をすることができます。
・将来の進路が決められない。
・勉強にやる気が起きない,大学が面白くない。
・両親や友人,恋人との人間関係に悩んでいる。
・憂うつで,気持ちがすっきりしない。
・経済問題やアルバイトのことで悩んでいる。
・自分の今考えていることを誰かに聞いてほしい。
・悪徳商法に引っかかった。
・カルト系の団体にしつこく勧誘されている。
カウンセリング
カウンセリングでは、将来の進路、学業意欲、人間関係、性格、心の健康などのさまざまな問題について話し合うことができます。
コンサルテーション
学生相談所では、家族や友人、クラブや研究室のスタッフなど、周りの人が心理的問題を抱えているときにどう対処したらよいかといった相談(コンサルテーション)も受けています。
グループ活動
茶話会やエンカウンター・グループ、芸術療法など種々のプログラムを企画しています。そこでは、少人数のグループで自由に話し合い、他の人と交わる中から、自分と他者の内なる世界について、理解を深めていくことを目指します。
心理臨床セミナー
進路選択、アサーショントレーニング、対人関係、心の健康など、心理臨床に関連する、さまざまなセミナー企画があります。
《利用方法》
※新型コロナウイルス感染症における活動制限中は,下記の“ウェブ上で申し込む”のみとなっております
直接来所して申し込む
受付場所:駒場学生相談所(1号館3階)
開室時間:月〜金曜日の10:00~17:00です (昼休みの午後1時~午後1時50分と祝日除く)。
電話で申し込む
電話番号:03-5454-6186
所属とお名前、簡単な相談内容を連絡します。
ウェブ上で申し込む
申し込み・お問い合わせフォームから申し込むことができます
《利用可能時間》
受付時間 : 月~金曜日 10:00~17:00
(昼休み:13:00~13:50)
3. ハラスメントについて相談したい
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
ハラスメント相談センターは、以下のような場合に相談することができます。
・セクシュアルハラスメントにあったとき
・アカデミックハラスメントにあったとき
・その他のハラスメントにあったとき
詳しくはハラスメント相談センターのホームページに記載してあります。
友人に相談を受けた、自分が受けた行為がハラスメントにあたることかどうかわからない、という場合でも相談することができます。
《利用方法》
相談や問い合わせはオンラインフォームから連絡してください。
※感染症拡大防止のため、当面は下記のような対応をとっています。
・本郷相談室は通常通り開室(月~金曜日)していますが、駒場・柏相談室は閉室しています。
・相談はZoomによる遠隔相談、電話、メールとし、対面相談は中止します。(対面での相談を希望する場合にはオンラインフォームの「相談概要」にその旨を記入してください。)
・相談は完全予約制とし、Zoom面談または対面相談は匿名の場合には受けられません。
《利用可能時間》
月〜金曜日(祝日除く) 10:00~12:00, 13:00~17:00
4. 人間関係の悩みを相談したい
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
人とのコミュニケーションに関する悩み、注意力の問題、他の人と違う考え方、感じ方に関する悩みなどについて相談することができます。自分の悩みが発達障害(自閉スペクトラム症や注意欠如多動症など)に関係があるのではないかという相談もできます。
また、必要な場合には心理検査を実施したり、関係機関の紹介を受けたりすることも可能です。
詳しくは、コミュニケーションサポートルームのホームページをご覧ください。
《利用方法》
ネットで予約
こちらのフォームから予約をすることができます。
電話で予約
電話での予約も可能です。電話番号は03-5841-0839です。
《利用可能時間》
いずれも予約制です。
本郷
開室曜日・時間: 月~金曜日 10:00~17:00
休日・年末年始除く
(昼休み13:00~14:00)
場所: プレハブ研究A棟(第2食堂、東大構内バス停そば)
駒場
開室曜日・時間: 毎週水、金曜日10:00~17:00
休日・年末年始除く
(昼休み13:00~14:00)
場所: 保健センター駒場支所 精神科内
柏
開室曜日: 隔週火曜日10:00~17:00
休日・年末年始除く
場所: 学生相談所内 環境棟117
5. 学生生活について相談したい
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
ピアサポートルームは、学生生活場で支援を必要としている学生に対し、仲間である学生同士で相談に応じ、手助けをする活動です。
ぴあサポラウンジ
ピアサポーターが提供する、様々な専攻や学年の学生同士が交流する場として開かれています。ピアサポーターや他の参加者とのおしゃべりや簡単な作業を通して、参加者が有意義な時間を過ごすことを目指しています。
他の学生との交流や繋がりがが欲しいときに使ってみてください!
ストレスチェックキャンペーン
簡単なストレス測定器を使って、自身のストレスの数値を測定します。
ストレスとうまく付き合うきっかけが欲しい時に利用してみてくださいね。
《利用方法》《利用可能時間》
学生のピアサポーターが運営するイベントの参加方法や開催時間は、こちらのカレンダーから確認することができます。
6. とにかく誰かに話を聞いてほしい
なんでも相談コーナー
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
なんでも相談コーナーは、学生の困りごとについて職員に相談することができます。
・進学か就職で迷ってます
・単位がなかなかとれなくて
・友達が落ち込んでいて心配
・誰かと話をしたい、話を聞いて欲しい
そのほか、人間関係に関する悩み、学務の相談、心理相談、進路や就職に関する相談、ひきこもり、研究室内でのトラブル、法律的な問題、恋愛、体や性に関する悩み、発達障害などなんでも相談できます。
どこに相談して良いかわからない時にも話すことが可能です。問題解決に向けての提案を受けたり、学内外の適切な相談施設を紹介してもらうことができます。
《利用方法》
ここでは、本郷キャンパスの相談室の利用方法をご紹介します。(新型コロナウイルスの影響で、工学部分室・白金キャンパス・柏キャンパス・弥生分室は現在臨時休業しています。)
場所:プレハブ研究A棟1階<A103>
予約:不要
※現在、直接対面での相談は休止しています。電話あるいはZoomでの相談を受け付けています。
Zoom相談
利用にあたっては、大学発行のECCSクラウドメール(g.ecc.u-tokyo.ac.jp)およびZoomアカウントが必要です。また、本人確認のため、Zoom相談を開始する前に、学生証を提示する必要があります。
Zoom相談を利用する場合は、こちらから利用方法を確認してください。
《利用可能時間》
・開室時間:月〜金曜日 10:00~16:00(休日・年末年始を除く)
・Zoom相談開室日:火・木曜日(休日・年末年始を除く)13:00~15:00
7. 留学生が使える相談窓口
《こんな時に使えます/受けられるサポート》
留学生の方は、相談員からのカウンセリングやアドバイシングを受けることができます。
《利用方法》
来室相談
事前にメールで予約すると確実です。(事前予約なしに来室しても相談することができます。)メールで予約した際には、1~2日中に予約確定の返信がきます。
メール相談
直接来室することが難しい場合、面談するほどのことではないが情報が欲しい場合、現在帰国中の場合などは、メールで相談することも可能です。
WEB面談
授業は忙しくて相談室にいけない場合、授業がない日なので自宅から相談したい場合などに利用できます。希望時にミーティングを設定してもらえるので、まずはメールで相談してください。
留学生相談室は、駒場101号館2階21B室です。
相談予約や問い合わせは ksoudan[at]io.c.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変更)
《利用可能時間》
月〜金曜 10:00~17:00
8. 公的な相談窓口まとめ
東大以外の公的な相談窓口はこちらにまとまっています。
いかがでしたか?大学生活で悩みや不安、不調を感じたら迷わず相談してみてくださいね!みなさんが快適なキャンパスライフを送れるようにUT-BASE一同応援しております。