【第二外国語紹介】韓国朝鮮語(理系)

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大学で履修する第二外国語はもう決めましたか?
この記事では、東大で開講されている第二外国語の難易度・勉強法・試験の様子、それぞれのクラスの雰囲気をまとめました。「まだ第二外国語を決めかねている…」という人は、悔いのない選択をするための参考に、「もう決めた!」という人は予習がてらに、ぜひご一読ください!
 
この記事は、2021年度理二・三韓国朝鮮語クラスに在籍していた一部の学生への取材に基づいて作成しています。クラスの雰囲気やクラスの男女比は年度によって異なる可能性があるのでご了承ください。
 

目次

    基本情報

    2021年度の場合、韓国朝鮮語クラスは文一~文三で1クラス、理一1クラス、理二・三1クラス。クラスの人数は年度や科類によってもある程度異なる。
    理系の場合、男女比が年度によって大きく異なることはほとんどない。2021年度入学クラスでは男子:女子=7:3だった。

    韓国朝鮮語について

    韓国朝鮮語を選んだ理由

    ・K-POPや韓流ドラマが好きだから
    ・K-POP好きと友達になりたかったから
    ・韓国にルーツをもっているから

    韓国朝鮮語の難易度

    文法:日本語とほぼ同じ。しかし、時制や敬語に関するルールは日本語よりも厳しい。相手の性別や立場に応じて動詞や助詞が変化するため、それを覚えるのが大変。
    語彙:日本語と似ている単語はあるが、それほど数は多くない。概して、文字や文法は覚えやすい一方で発音の難易度は高い。
    発音:ルールがたくさんあり、覚えるのが大変。少し発音が変わると別の単語になるため発音をマスターするのは難しい。
    文字:ハングル文字を新しく覚えなければいけない。ハングルは母音と子音を組み合わせて表記する表音文字。
     

    勉強の方法

    発音の難易度が高く、同じ音に聞こえても複数発音があったりするため、音源を聴いたり自分で発音してみたりして聞き分けの練習をする必要がある。先生もリスニングの大切さを説いていた。教員によってはリスニングや和訳韓訳を含む小テストを毎週実施する場合があるのでコンスタントに勉強するのがおすすめ。
     

    試験・成績評価について

    成績は主に小テストや期末試験を考慮してつけられており、出席点が成績に参入されることもある。
    2020年度Sセメスターでは試験がオンラインで行われた。オンライン試験は1人5-10分くらいの口述試験で、文法問題に関する質疑応答を行なった。
    2020年度Aセメスターの対面試験は、文法問題(単語の活用など)、和訳、露訳が出題された。今年は教科書の内容が中心だった。

    クラスの雰囲気

    クラスの仲の良さは代によるところが大きい。新学期すぐに友達はできるがあまり関わらない人も存在する。(コロナの関係もあり)クラス旅行はなかったが、女子は3回程遊びに行く集まりがあった。理系で必修が多いため、クラス皆で受ける授業は多く、一方五月祭や駒場祭には出店しなかったため、どちらかというと日常の中での関わりが多い。
    2年生以降は、クラスメイトと受講する語学や準必修、情報等の授業がなくなるので、クラスメイトと会うことは少なくなる。一方オリターなどの制度を通じて下クラと仲良くなる文化は存在している。

    所属している課外活動の種類は様々である。運動会に所属している人やK-POPを中心とした文化系サークルに入っている人、ゼミや学生団体に所属している人がいる一方で、サークルに入っていない人も散見される。

    勉強に関しては、前の席に座り真剣に取り組む人もかなりいる一方、単位を落とす人もいるなど人それぞれである。授業中、教員によっては答えられないとクラスに緊張感が走る場面もある。またシケプリ(学生が作成する試験対策プリント)の収集は先輩の優しさなど属人性による。履修する単位については必修+1,2コマが多い。キャップの限界もあり、ほぼみんな同じような感じになる。

    韓国朝鮮語を学ぶメリット・デメリット

    メリット

    ・K-POPや韓流ドラマをさらに楽しめるようになる。
    ・少人数なのでクラスの仲がよく、居心地がいい。
    ・理系の中では女子率が高い方で、女子にとっては居心地が良い。
    ・日本語と似ていて勉強しやすい。
     

    デメリット

    ・マイナー言語である韓国語クラスの雰囲気は、スペイン語やフランス語のクラスによく見られるキラキラとした雰囲気とは少し異なる
    ・クラスの友人と遊ぶことはあまりないので、「仲が良くない」と思われることもある。
    ・教員ごとに難易度の差が激しい。

    韓国朝鮮/韓国朝鮮語に関連する学部学科の紹介(非常勤講師は除く)

    以下の情報は必ずしも網羅的でない場合があります。予めご了承ください。
     

    文学部・人文社会系研究科

    ・人文社会系研究科 韓国朝鮮文化研究専攻 韓国朝鮮歴史研究コース 六反田豊
      専門:朝鮮時代水運史
    ・人文社会系研究科 韓国朝鮮文化研究専攻 韓国朝鮮言語社会コース 福井玲
      専門:韓国語音韻史
    ・人文社会系研究科 韓国朝鮮文化研究専攻 韓国朝鮮言語社会コース 本田洋
      専門:韓国朝鮮社会の人類学的研究
    ・人文社会系研究科 韓国朝鮮文化研究専攻 韓国朝鮮文化研究コース 金成垣
      専門:福祉社会学、比較福祉国家研究

    教養学部・総合文化研究科(二外必修の授業を担当してくださる先生が多い)

    ・教養学科 超域文化科学分科 言語態テクストコース 月脚達彦
      専門:19世紀後半から20世紀前半の朝鮮の思想史
    ・教養学科 地域文化研究分科 韓国朝鮮研究コース 木宮正史
      専門:韓国政治外交論
    ・教養学科 地域文化研究分科 韓国朝鮮研究コース 外村大
      専門:在日朝鮮人史、近代日本をめぐる人の移動、植民地期の朝鮮社会
    ・総合文化研究科 言語情報科学専攻 三ツ井崇
      専門:朝鮮近現代教育・文化史、言語社会論
    ・総合文化研究科 言語情報科学専攻 河崎啓剛
      専門:朝鮮語学、朝鮮語史、主に15、16世紀の中期朝鮮語文法論

    最後に

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    ここで、第二外国語についてもっと深く知りたいという方は、UT-BASE主催【第二外国語相談会】へ!7言語+一部TLP履修者を含む先輩から直接話を聞いて後悔のない二外選択をしてください!開催は2023年3月12日20:00からオンラインです。詳細は2023年入学者用LINEを登録してください。
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    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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