【第二外国語紹介】中国語(文系)

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大学で履修する第二外国語はもう決めましたか?
この記事では、東大で開講されている第二外国語の難易度・勉強法・試験の様子、それぞれのクラスの雰囲気をまとめました。「まだ第二外国語を決めかねている…」という人は、悔いのない選択をするための参考に、「もう決めた!」という人は予習がてらに、ぜひご一読ください!
 
この記事は2020年,2018年文一二中国語クラスに在籍していた一部の学生への取材に基づいて作成しています。クラスの雰囲気や成績評価の方法などはクラスや年度によって異なることがありますので予めご了承ください。

目次

    基本情報

    2020年度文一二クラスの場合、男女比は男子:女子=5:1。文三クラスでは女子の割合が文一二クラスよりも高い傾向がある。中国語の場合はTLP生が1つのクラスに集約される。TLP生には女子が多く、中国語選択合格者の女子の多くがTLPに吸い取られるので、一般クラスの女子率は比較的低くなる。

    中国語について

    中国語を選んだ理由

    ・中国に旅行に行きたいと思ったから。
    ・中国は経済発展しているので、中国語が話せると将来役に立つと思ったから。
    ・中国語クラスの雰囲気が一番平均的な傾向にある言われていたから。
    ・特に理由はなく、なんとなく中国語を選んだ。
    ・文字が漢字なので、単位が取りやすいと思ったから。
    ・仮面浪人している時に中国語を勉強したことがあったから。
    ・卓球選手の話す中国語が理解できるようになりたかったから。
    ・現役で先に入った友人が、ドイツ語クラスの女子の少なさに驚いており、中国語の方がまだ女子が多いだろうと思って選んだ(実際はドイツ語クラスより女子が少なかった)
     

    中国語の難易度

    文法:語順は基本的に英語に似ていて、過去形などの動詞の活用や時制の変化がない。簡単な意思疎通を行うために使用する文法を習得するのは比較的容易だと言われている。(ただし、ネイティブレベルを目指すのであれば非常に複雑な文法構造も理解しなければならない。)
    語彙:日本語と同じものや、日本語から連想できるものも多いので覚えやすい。例えば、「 简单(簡単)」「规则(規則)」「日本人(日本人)」は日本語と発音が異なるだけで意味は同じ。
    発音:イントネーション(声調)によって全く意味が異なってしまう。また、ü, zh,sh,r等の発音が日本語にはないので難しい。特にオンライン授業の場合、zoomで発音を教わることに限界がある。
    文字:日本語で使っている漢字とは異なる簡体字を使う。簡体字は部首の略し方などを理解すればその応用で書けるようになる。ただし、簡体字を覚えるには実際に自分の手で書くことが重要なので、オンライン授業下でも自分の手で漢字を書く機会を作る必要がある。また、試験頻出の漢字は日本語と微妙に異なるので要注意。線が1本少ない、点が多い、線が突き出るなど。
    拼音(ピンイン):英語でいう発音記号のようなもの。発音と声調(イントネーション)を表す。テストの時などに拼音を書くことを求められる。中国語を話すにはこれを暗記する必要がある。
    中国語は筆記・リスニング・発音をバランスよく勉強しておくと良い。

     

    勉強の方法

    1Sセメスター(1年前期)で習う発音や、単語の意味、拼音、簡体字をしっかり勉強しておいた方が良い。特に発音ができないと音読ができず、その後の語彙・文法の学習に支障をきたす。
    1Sセメスターの始めはずっと発音を扱うので、文法はその後急ピッチで進む。
     
    文法は簡単だが、いくつか難しい/複雑な点があるので、好成績をとるためにはそこをキャッチアップをすることが必要。
    自分で単語を発音できるように練習しておくことや、話せるフレーズを蓄積しておくことが役に立つ。勉強法の一つとして、授業で習った語彙や例文を、同じクラスの友人との日常会話に組み込むことがある。
    また、教科書の例文を暗記することも重要。テストは教科書の文から出題されることもある。
     

    成績評価について

    2020年度の場合、必修の中国語一列の成績は小テストと期末試験、中国語二列の成績は課題と期末試験、中国語初級(演習)は期末試験で決定された。出席点を成績評価に算入する教員もいる。
     
    文系の中国語初級(演習)の期末試験では、指定された単語を使った中国語作文とリスニングが出題された。リスニング問題の難易度は高い。
    中国語一列・二列の期末試験では、日本語文を中国語訳してその拼音を書かせる問題、並べ替え問題、文法の正誤問題、リスニング問題が出題された。ほとんどの問題に拼音が絡んでいる。例えば、並べ替えの問題が拼音で書かれていたり、正誤問題で一部の簡体字の拼音を書かされたりする。発音(音読)を試験で問われることはないが、小テストや授業中に教科書やプリントの例文を読ませる教員もいる。
     
    オンライン試験の場合、筆記試験の代わりに口述試験が行われる場合もある。示された漢字の拼音を読み上げたり、口頭で中国語文の和訳をしたり、日本語文の中国語訳をしたりする。
     
    真面目に勉強していれば単位を落とすことはまず無いが、その分リスニング以外で差がつきづらい。帰国子女や中国語学習経験者(=いわゆる「初修詐欺」)が他言語に比べてかなり高い割合で在籍する。特にリスニングに慣れた帰国子女が何名もいるクラスでは、1割規定の優上を取るのは困難。

    クラスの雰囲気

    文系中国語クラスの雰囲気はクラスによる差異が大きく、一般化することは難しい。以下は2020年度文一二中国語クラスの1つの例である。
     
    クラスでの交流機会に積極的に参加する学生が多いなど、クラスの雰囲気は良い。一方で、クラス内に固定のグループができているわけではなく、男女間の交流は少ない。休み時間に近くの席の人と話したり、授業のための助け合いをしたりすることが交流の中心になっている。
     
    クラスの学生が所属しているコミュニティは様々で、運動会の部活に所属している学生やテニスサークルなどの運動系サークルに所属している学生もいれば、文化系の学生団体に所属している学生もいる。中にはサークルに所属せず司法試験の予備試験合格を目標に予備校に通っている学生もいる。
     
    授業中は静か。授業に集中している学生が半数以上を占めるが、中には所属しているサークルのための作業する学生や寝ている学生もいる。当然、このような行為は教員に失礼で(厳しく叱る教員もいる)自身の成績にも響く。
     
    自分の興味に合わせて授業を履修している学生が多いが、その結果撤退(授業に途中から参加しなくなったり、試験に欠席したりして単位の取得を諦めること)している学生もちらほらいる。(特に進振りで点数がそれほど必要ない文一二のクラスでは、その傾向が顕著。)運動会の部活に所属している人は、部活のハードさから楽単(楽に単位を取れる科目)を中心に履修する傾向がある。(しかし、これらは中国語選択者に限ったことではない。)
     
    上クラ(新入生と同じクラス番号の2年生)からシケプリ(試験対策用に学生が作成するプリント)をもらえることが多い。しかし、試験がオンラインで行われる場合は、出題形式が大きく変化するのであまり役には立たないと考えられる。
     
    シケタイ(試験対策のプリントを作ったり集めたりする係)は配置されている。しかし、プリントを自分で作る学生はさほど多くなく、他クラスの学生が作成したシケプリをもらうことが多い。(ただし、クラスや教員によって進度が異なることもしばしばある。そのため、他クラスのシケプリが当てにならない場合もある。)
    壮大な予想問題集を作成するクラスもあれば、シケタイ制度がすぐに崩壊するクラスもある。

    中国語を学ぶメリット・デメリット

    メリット

    ・クラスに真面目な人が多い。
    ・試験は単語の暗記をしっかりやっていれば乗り越えられる。
    ・資格に繋がりやすい。TLP生以外にも中国語検定やHSKを受けている学生もいる。
    ・簡体字を書けるようになると、日本語のノートやメモを早く書けるようになる。
     

    デメリット

    ・暗記すれば試験で好成績が取れるため、周囲の学生が小テストや試験ので取る点数が高い。勉強に熱を入れる「ガチ勢」が多いと「優上」や「優」を取りづらい。
    ・ヨーロッパ言語と異なり、他の言語に応用できない。(第三外国語として上海語や広東語を履修することもできるが、必修で習う中国語とは隔たりがある。)
    ・突然態度が豹変したり、発音を真面目に勉強していなかった学生を怒ったりするなど怖い教員がいる。また、出席点を厳しくつける教員や、声が小さく黒板に書く文字の筆圧が薄いので前に座らないと勉強にならない教員もいる。

    中国/中国語に関連する学部学科の紹介(非常勤講師は除く)

    以下の情報は必ずしも網羅的でない場合があります。予めご了承ください。
     

    文学部

    ・宗教学宗教史学専修 池澤優
      専門:中国宗教研究、祖先祭祀、死生学、生命倫理
    ・中国語中学文学専修 王俊文
      専門:中国語中国文学、日本の中国文学者における「魯迅の影響を受けた文学者の系譜」
    ・中国語中学文学専修 大西克也
      専門:古代中国語文法、秦漢以前の中国語
    ・中国語中学文学専修 齋藤希史 
      専門:中国古典詩文、東アジア全体の言語と文学
    ・中国語中学文学専修 鈴木将久 
      専門:中国現代文学、中国と西洋の接触による中国文化の変化
    ・中国思想文化学専修 横手裕 
      専門:道教の思想と歴史、内丹説の形成と展開
    ・中国思想文化学専修 陳捷 
      専門:中国書籍史、東アジアの書籍交流史、日中文化交流史
    ・中国思想文化学専修 小島毅  
      専門:中国思想史、宋から清にいたる時期の儒教

    経済学部

    ・城山智子
      専門:近代中国通貨・金融史

    法学部

    ・朱大明
      専門:商法、比較法、アジアビジネス法
    ・ 高原明生
      専門:現代中国政治
    ・平野聡
      専門:中国と東アジアのナショナリズム史
    ・平野温郎
      専門:アジアビジネス法
    ・松原健太郎
      専門:中国における財産諸制度と社会構造の歴史的研究

    教養学部・総合文化研究科(二外必修の授業を担当してくださる先生が多い)

    ・総合文化研究科 地域文化研究専攻  田原史起
      専門:農村社会学、中国地域研究
    ・総合文化研究科 地域文化研究専攻 石井剛
      専門:中国哲学(近現代中国の思想・哲学)
    ・総合文化研究科 地域文化研究専攻 谷垣真理子
      専門:政治史(現代香港論)
    ・総合文化研究科 超域文化科学専攻 朝倉友海
      専門:哲学、比較思想、「意味」の発生・変容
    ・総合文化研究科 超域文化科学専攻 韓燕麗
      専門:映画学、中国語映画
    ・総合文化研究科 超域文化科学専攻 谷口洋  
      専門:中国古代における語りと文献、東アジアの古典観
    ・総合文化研究科 国際社会科学専攻 瀬地山角
      専門:東アジアにおけるジェンダーの比較研究
    ・総合文化研究科 言語情報科学専攻 吉川雅之
      専門:中国語学、東アジア大陸部の言語研究
    ・総合文化研究科 言語情報学科専攻 張政遠
      専門:哲学(日本哲学、東アジア文学、間文化哲学)
    ・総合文化研究科 言語情報学科専攻 李佳リョウ
      専門:中国語学、文法論
    ・総合文化研究科 言語情報科学専攻 岩月純一
      専門:社会言語学,近代東アジア言語政策史


    最後に

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    ここで、第二外国語についてもっと深く知りたいという方は、UT-BASE主催【第二外国語相談会】へ!7言語+一部TLP履修者を含む先輩から直接話を聞いて後悔のない二外選択をしてください!開催は2023年3月12日20:00からオンラインです。詳細は2023年入学者用LINEを登録してください。
    ※当日のリンクはLINE登録者のみ受け取ることができます。

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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