工学部
精密工学科

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知的機械・バイオメディカル・生産科学

目次

    基本情報

    人数

    45-50名程度

    ジェンダーバランス

    女性はおよそ1-3割程度

    要求/要望科目

    なし

    就活or院進

    大多数が院進/就職は1割と言われる。(※)
    (参考)卒業生の進路

    (※)2020年度は、新型コロナウイルスの影響で院進のメリットをあまり感じず、就職するという学生も。

    公式サイト

    http://www.pe.t.u-tokyo.ac.jp/index.html

    学科概要

    ■どんな学部?

    東京大学工学部精密工学科では、「ロボテク(RT: Robot Technology)」と「プロテク(PT: Production Technology)」の基礎から応用までを身につけるために専門教育を行っている。システムの設計、それらを動かすソフトウェア及び社会への実装を学ぶ。
    機械物理・情報数理・計測制御の基礎工学から、精密工学の柱であるメカトロニクス・設計情報・生産の3分野を中心に構成されています。
    2年後半から基礎工学の学修を行い、3年では演習を交えて領域工学を学ぶ。3年夏休みのインターンシップ※、その後の輪講や工場見学を経て4年進級時に研究室に配属され、卒業研究を1年間行う。


     

    ■基本情報

    卒業に必要な単位は95単位。必修は27単位(うち卒業研究10単位)、限定選択(※)は32単位以上の修得が必要。
    (※)限定選択とは工学部一般に用いられる用語で、選択必修のこと。

    卒業までの流れ

    2年生Aセメスター

     


    科目 区分 開講時限
    電気回路基礎 限定選択 月曜1限
    流体力学 限定選択 A1月曜3限
    機械力学・振動 限定選択 A1月曜4限
    設計演習Ⅱ 必修 A2月曜3〜5限
    確率・統計 限定選択 A1火曜1〜2限
    精密数理Ⅰ 限定選択 A2火曜1〜2限
    材料工学Ⅰ 限定選択 火曜4限
    プログラミング基礎Ⅰ 限定選択 水曜1〜2限
    プログラミング基礎Ⅱ 限定選択 水曜1〜2限
    信号処理工学 限定選択 水曜3限
    数学1A 限定選択 水曜4限
    計測と加工の基礎 限定選択 木曜1限
    設計演習Ⅰ 必修 A1木曜3〜5限
    流体力学 限定選択 A2木曜3限
    機械力学・振動 限定選択 A2木曜4限
    精密工学基礎演習 必修 金曜3〜5限



    ・設計演習Ⅰは、各回でレギュレーションにそった作品を厚紙や割り箸などを使ってテンセグリティ構造、グライダーなどを作成する。
    ・成績上位者3名は先生からかに道楽を奢ってもらえた。
    ・週2駒場、週3本郷で授業を受ける。
    ・1Aで電磁気を落としていると駒場にいる日に授業を受けなければならないので精密の授業とかぶることがある(オンラインだと関係ない)



    3年生Sセメスター


    科目 区分 開講時限
    精密工学実践演習 必修 月曜3〜5限
    画像処理工学 限定選択 火曜1限
    数理計画と最適化Ⅰ 限定選択 S2火曜2限、金曜2限
    制御工学Ⅰ 限定選択 火曜3限
    材料工学Ⅱ 限定選択 火曜4限
    精密加工学Ⅰ 限定選択 S1水曜1限
    精密計測工学Ⅰ 限定選択 S2水曜1限
    数学2F 限定選択 水曜2限
    材料力学 限定選択 水曜4限
    精密環境学 限定選択 水曜6限
    精密数理Ⅱ 限定選択 S1木曜1〜2限
    精密数理Ⅲ 限定選択 S2木曜1〜2限
    プログラミング応用Ⅰ 限定選択 S1木曜3〜4限
    プログラミング応用Ⅱ 限定選択 S2木曜3〜4限
    精密工学倫理 限定選択 木曜6限
    設計学 限定選択 S1金曜1限
    ライフサイクル工学 限定選択 S2金曜1限
    センサ工学 限定選択 S1金曜2限
    数理計画と最適化Ⅰ 限定選択 S2金曜2限
    電気回路工学 限定選択 S1金曜3限
    数理演習2C 限定選択 S2金曜3限
    生体生命概論 限定選択 金曜4限



    ・週20コマくらいは履修している人が多く、そこそこ忙しくなる。
    ・精密工学実践演習はオンラインになったため、電子工作・工作機器を自分たちで加工した。
    ・今年は夏に集中講義として、家に電子工作キットが送られてきて行われた。
    ・家で周りに聞ける人もいなく、教授も周りに人がいなくてお互いにやりづらかった。
    ・班ごとに分かれて、様々な題目を回った。
    ・2Aの精密工学基礎演習も同じ形式だが、3Sは2Aよりも内容が少し重い。
    ・加工の授業は地下にある施設で行われるが、オンラインなので教授が作業しているのをオンラインで8時間ぶっ通しで見ることになったこともある。



    3年生Aセメスター

    科目 区分 開講時限
    人工物工学 限定選択 月曜1限
    サステナブル・マニュファクチャリング 限定選択 A1月曜2限
    生産システム管理 限定選択 A2月2限
    精密工学特別講義 限定選択 月曜3限
    マイクロナノ加工学 限定選択 A1月曜4限
    光工学 限定選択 火曜1限
    精密機構学 限定選択 A1火曜2限
    シミュレーション演習 必修 火曜3〜5限
    制御工学Ⅱ 限定選択 水曜1限
    生体工学 限定選択 水曜3限
    精密計測工学Ⅱ 限定選択 水曜4限
    数理計画と最適化2 限定選択 A1木曜1〜2限
    先端加工学 限定選択 A2木曜1限
    精密工学輪講・工場見学 必修 木曜3〜5限
    弾性振動学 限定選択 金曜1限
    精密加工学Ⅱ 限定選択 A1金曜3限
    アクチュエータ工学 限定選択 A1金曜4限
    ロボット工学 限定選択 A2金曜3〜4限
    精密夏季インターンシップ 限定選択 集中



    ・輪講・工場見学:英語論文を読んで日本語で発表するのを2回行い、あとは工場見学する。
    ・例年なら現地に行って実際に見学でき、美味しいご飯がもらえたりするが、コロナでオンラインになってなくなった。
    ・例年なら研究室配属は2月だが、今年は12月に行われた。
    ・研究室配属は第1〜22まで希望を出し、成績順でも相談でもなく、配属方法は完全にブラックボックスである。
    ・必要単位は3Sまでで大体取れているので、割と暇になる。
    ・11月と1月に英語論文を読んで発表する。



    4年生Sセメスター

    科目 区分 開講時限
    英語プレゼンテーションA 限定選択 月曜3〜4限
    英語プレゼンテーションB 限定選択 木曜3〜4限
    精密工学卒業研究 限定選択 授業のない時間



    ・英語プレゼンの最初2回は座学、スライドの作り方や発音を取り扱う。
    ・実際にプレゼンするのは月2回である。
    ・発表の順番はローテーションで、ネイティブの先生が事細かに指導してくれるが、何を言っているか分からないと大変である。



    4年生Aセメスター

    ・11月くらいに中間発表があり、4年生が3年生に対して全部英語でプレゼンを行う。
    ・なぜか中間発表だけが英語で行われるが、論文も最終発表も日本語で行われる。
    ・学科のHPでは国際研究を臆することなくできるグローバルな人材を育てることを目標としている。

    入る前の想像と実際

    ・工作などを行って機械工学を学ぶと思っていたが、その通りだった。
    ・学科インターンがコロナの影響でなくなってしまったことを除いては入る前の想像通りだった。

    選んだ理由/迷った学科

    ・機械、生体関連、情報など扱っている分野が広いため、やりたいことが決まっていなくても入ってから考えられる。工学部にしては必要単位数が比較的少なく、ホワイトだと言われている。VRに興味があったため、計数工学科なども検討したが、進振り点が足りなかった。調べたら精密にもVRを扱っている研究室があったため、精密を第一志望にした。


    (理二→精密)

    コミュニティとしての機能

    項目 内容
    ズバリ、学生間のつながりは:
    10(強いと感じる)↔0(全くない)
    【6】
    LINE
    Slack
    オフラインでのつながり
    上下のつながり 有※

    ※学科に配属された時に上下コンがあったが、その後は個人的な繋がり以外で特に何もない。


    コロナ前:
    ・テスト後などに飲み会が開催されたり、スラックで遊びや飲みに行く人を募集したりしていた。
    ・他学科の人からは精密は仲が良いと言われることがある。


    コロナ後:
    ・スラックは機能しており、大事な情報は共有されている。
    ・基本的に個人的な繋がりのみだが、テスト後にオンラインボドゲ会が開催されたりした。
    ・五月祭に参加するならそこで繋がりは生まれる。

    授業スタイル

    項目 内容
    1クラス当たりの人数 20名前後
    成績評価 授業ごとに異なり、レポート/試験/出席のいずれかまたは複数で決まる



    ・試験を行う科目が多いが、レポートのみの場合もある。両方の場合もある。出席をとる科目もあるが、基本的には救済措置でしかない。
    ・シケタイ制度は(学年にもよるかもしれないが)なかった。ドライブで過去問やレポートが共有されている科目が多いので試験前にそれを参照すればよい。

    研究室・資料

    ・精密工学公式ページ(http://www.pe.t.u-tokyo.ac.jp/index.html)

    特別な制度・その他

    ・精密工学科生向けの奨学金制度が2つある。
    ・3年次の奨学金制度は成績の証明書/家庭の収入が必要。8人で、月5万円くらい。
    ・4年次は遠距離通学の人が対象の奨学金制度がある。5人くらいで、月5〜7万円。
    ・研究室が本郷駒場柏3つあるため、遠距離通学者は柏キャンパスに行く人などが該当しやすい。
    ・例年は学科主催のインターンがあったが、コロナで学科インターンや工場見学などが消滅した。それ以外に例年と違うと感じた点は特になかった。

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