■システム創成学科共通の特徴
・工学部システム創成学科(略して「シス創」)はA~Cの3部門に分かれている。社会系、物理系、情報系の授業がバランスよく存在している。
・限定選択(※)に経済学や経営学を扱う授業があるように工学部の中でも文系寄りで、扱う内容の幅も広い。一般的に第一ターム(S1/A1)に開講科目が固まっていることが多く、2,3回の欠席で落単してしまう科目もあるので要注意。
・2Aから4Sにかけて、似通ったテーマを持つ人で少人数グループを作り、調査、プレゼン、ディベート等を行う実践学習形式の授業がある(通称:〇〇プロジェクト)。グループはセメスターごと(orタームごと)に再編される。テーマは、プログラミングによるシミュレーションなど。次第に各コースごとに専門性が高まっていき、全コース合同のプロジェクトは2年次のA2タームだけである。
※ 限定選択:工学部一般に用いられる用語。選択必修のこと。
■Aコースの特徴
・工学とプログラミングの学習をベースに、メインテーマのエネルギー、環境問題(※)について、政策面や技術面などから多角的に考える。
※ コース名の末尾に付されるE&Eとは、Energy & Environmentの頭文字である。
■当コースの諸制度
・卒業に必要な履修単位数は90単位。うち必修科目が20単位(プロジェクト系授業10単位+卒論10単位)、限定選択科目が40単位以上、インターンシップ(詳細はページ末尾”特別な制度”に記載)が1単位となっている。
・限定選択科目は、基礎的な工学、数学、情報学を扱う基礎科目と、エネルギー工学や資源に関する政策を扱う領域科目に分けられる。
・生徒4人に対しメンター1人がつき、キャリアパスなどについて相談できる。
■時間割
2年生Aセメスター
※注意:ページ内の汎用にもあるが、当学科全コース科目は黄色のハイライトと共に「創成」、Aコース科目は「E&E」、Bコース科目は「SDM」、Cコース科目は「PSE」と記載されている。
3, 4年生
※注意:必修科目、限定選択科目、その他がまとめて書いてある。そのため、各セメスター紹介でも一部紹介するとはいえ、原則として詳細はシラバスや学科便覧で確認すること。
■進振りの時に気を付けること
・第一段階は工学部の一般的な学科コースと同様、工学部平均を用いて進学振り分けがなされるが、第二段階は要注意。第二段階では、工学部平均と単位数を掛け合わせた値を基準に進学振り分けを行う。そのため、平均が少し低くても単位数を多く取る方が優位になる。
★「システム創成学科 第二段階指定平均点」=「工学部指定平均点」× 取得単位数(上限90単位) (2020年度の場合。次年度以降変わる可能性あり。)
■進学後の内実は?
・ターム制講義が多い。特に4Sは必修科目の「領域プロジェクト」がある第一タームは比較的忙しいが、第二タームは必修に囚われず卒論執筆などの活動に取り組むことができる。
・3Aセメスター末から4Sセメスターのはじめにかけて研究室振り分け(研振り)が行われる。各研究室ごとに選考基準や配属されるタイミングは異なり、学部(2A~3A)の成績順の研究室もあれば、2人枠のうち1人は成績もう1人は面接、というところもある。進振りのように仮調査が行われて各研究室ごとの志望人数が出たのち、それを参考に第一希望の研究室へ正式に申込をする。
・卒業論文/卒業研究は4年生の1年間で取り組む。
卒業論文タイトル(2019年)