■当学科の特徴
・当学科はバイオマテリアルコース、環境・基盤マテリアルコース、ナノ・機能マテリアルコースの3つに分かれているが、別のコースの授業も全て履修可能で、コースで分かれて授業が行われることはない。
・ターム制、週2コマの授業が多い。
・実験が週4コマ行われる3年生Sセメスター、A1タームは相対的に忙しくなる。
・有機材料、半導体材料などを含む材料全般を扱う学科だが、金属工学をルーツとすることもあり、学科図書館のラインナップが金属系に偏っている。
・同じ内容が違う講義で異なる視点から説明されることが多く、多角的な考え方が身に付きやすい。
■各コースの特徴
各コースの指針に従い履修した場合の目標、学習内容は以下の通り。
・「バイオマテリアルコース」では、人工臓器や人工ウイルスなどの新しいバイオマテリアルの創製を目標に、材料学や生命科学を学ぶ。
・「環境・基盤マテリアルコース」では、鉄鋼材料から半導体まで幅広い材料の安全で持続可能な活用を目標に、材料学や設計方法を学ぶ。
・「ナノ・機能マテリアルコース」では、現在あらゆる高機能デバイスに導入されている、原子・分子スケールで設計、制御された”ナノマテリアル”の創製を目標に、材料学や量子力学を学ぶ。
■当学科の諸制度
・2年生Aセメスター以降研究室配属(3年生Aセメスター終了時)までに54単位、必修および限定選択(※)科目で38単位(卒論の12単位を含む)が必要。卒業には95単位必要。
・「マテリアル開講」と題された授業はマテリアル工学科が開講する限定選択(※)の授業のことで、マテリアル工学科のほぼ全員が履修する。
※ 限定選択:工学部一般に用いられる用語。選択必修のこと。
■時間割
マテリアル工学科時間割
※2022年度の必修科目と限定選択科目が、ターム別に記載されている。年度により変更する可能性があるので、シラバスや学科便覧での確認が必須。
■進振りの時に気を付けること
前述の通り、各コースの授業内容や形式に大きな差がなく、コースを跨いで自由に履修できるため、進振りの段階でもコース分けの重要度は高くない。
■進学後の内実は?
学習内容は、材料全般。金属、セラミック、ゲル、半導体など様々な材料を学ぶことができるため、材料分野に漠然と興味がある人だけでなく、やりたいことが決まっていない人にもおすすめの学科となっている。