UT-ONE

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主題科目の「学術フロンティア講義」にて開講される、 2022年度から開始した新入生向けアントレプレナーシップ講座。
東大の新入生3000人全員をターゲットとした講座で、オンラインツールで1年生同士でやり取りしつつ進めていく。

目次

    基本情報

    正式名称

    UT-ONE

    Twitter

    https://x.com/ut_one2025

    カテゴリー

    アントレプレナーシップ

    対象者

    1単位が付与される→S1、S2双方に集中講義として開講。それぞれ主題科目の1単位付与される

    実施期間

    4〜6月

    設立日

    2022年

    実施場所

    オンライン (使用ツール:Zoom・Slack)

    参加方法

    UTASで履修登録をして、参加フォームに記入

    審査有無

    なし

    参加費

    なし

    主題科目の「学術フロンティア講義」にて開講される、 2022年度から開始した、1年生3000人全員をターゲットにするプロジェクト実践型講義。2023年度は全体の約12%の370人の1年生が履修・修得、駒場で最大の主題科目となった。S1では企業訪問を、S2では企業が出したテーマに対する提案を、同じ企業を選んだ1年生と共に行う。

    (※)UT-ONEではアントレプレナーシップを「会社をつくる」という狭い意味ではなく、「新しいことを考えて、それを自分の力で進めていく精神性」を指すものと定義している。
    そのため、起業やビジネスのみに特化したプログラムではない。



    履修上の注意
    講義は主に、Slackに毎週送信される資料を確認しつつ、1年生同士でやり取りしながら進めていく活動となる。集中講義形式なので、教養学部の履修上限や他科目の時間割を気にせず履修できる。また、講義内の活動は基本的に融通が利くので、自分の予定・時間割に合わせて活動できる。



    ビジョン(この講義が目指すもの)
    どうすれば、3000人の新入生から科類を超えた最高の仲間を作れるのか?
    受験戦争には問題も模範解答もありましたが、社会に出ると問いも答えも自分で探して決めることが増えていきます。
    自分の頭で考え、自分の手でモノやコトを作り、自分の足を使って実現させていく人に市場価値が高くなります。
    大学に入った直後に社会活動に興味を持ち、キャンパスライフをスタートダッシュするためには、
    お互いの興味を話し合うことで自分の価値観に気づかせてくれる仲間との出会いが最も大事なのではないか。
     
    UT-ONEのコンセプトは「仲間と出会い、企業を知り、自分を知る」です。
    話を聞いてみたい社員がいそうな企業を選び、そこを選んだ他の1年生と共に話を聞き、
    感想を言い合うことで自分との違いを見つけ、自分の価値観について考えるきっかけにする。
    大学の出口の就活でやるOB訪問を大学の入口の1年生がやることにより、入口と出口の間の過ごし方を変える。
    東大が変われば、日本の大学が変わる。
     
    そんな思いを込めてデザインされた講義がUT-ONEです。
    全1年生が受講することを目指して、今年も皆さんとご一緒できるのを楽しみにしています!



    本講座のターゲット
    UT-ONEでは対象を「1年生全員」と定めている。
    特定の興味や目的を持つ人の参加を想定している他のプログラムと違い、文字通り新入生「全員」を迎え入れようとしている点は本講座の大きな特徴である。

    こんな人には特にオススメ
    ・違う科類にいる興味範囲が近い1年生と繋がりたい人
    ・面白い講義を知り、進振りを考える糸口をつかみたい人
    ・自分なりの問いと答えを探す学びに興味がある人



    講義形式
    S1、S2それぞれに開講される集中講義型の主題科目です。

    チャットツールSlack、説明資料はGoogle Slide、オンライン共有会はZoomを使用します。オンライン活動はアクセス場所を問いません。

    週に1回程度のペースで活動の説明資料をSlackで配信しますが、メインの活動は皆さん自身がランチタイムやSlackで話し合うことと平日夕方の企業に訪問することになります。集中講義形式なので、X曜日X限という枠は持たず誰でも受講可能です。より多くの人が参加しやすいよう、毎週配布されるオンライン資料を見つつ、マッチングした1年生同士でやりとりしながら進めていけるようデザインされています。

    チャットツールSlack、説明資料はGoogle Slide、オンライン共有会はZoomを使用します。Slackへの参加、企業への訪問(S1)ないし提案(S2)の実施、オンライン共有会への参加、感想フォームの提出の4つが単位認定要件です。

    その他任意参加で、新入生同士の交流イベントが予定されています。
    講義やイベントの中で「面白そうなことを、仲間と共にやってみる」ことがテーマであり、自分の興味ジャンルを定め、他の参加者と協力して実際にプロジェクトを進めていくことが大きな軸となっています。
    大企業、スタートアップなどさまざまな企業への訪問の機会を提供する予定です。まだまだ就活のことなんて考えていない、という新入生の皆さんも、ぜひ一度新たな世界に踏み込んでみましょう!



    スケジュール
    S1では興味のある企業への訪問を、S2では企業が出したテーマに対する提案を、同じ企業を選んだ1年生と共に行います。S1,S2の両方を受講すれば主題科目に必要な2単位が取得できます。
     

    S1:企業訪問
    協力企業のリストから、話を聞いてみたい1社を選び、マッチングした仲間とランチしつつ日程調整や質問項目を整理し、企業担当者とやり取りを行う。平日夕方などに企業を訪問して60~90分お話を伺い、オンライン共有会に参加。ランダムのグループでお互いの企業訪問を共有し、フォームを提出することで単位取得。
    S2:企業提案
    企業が出したテーマのリストから提案してみたい1社を選び、マッチングした仲間とランチしつつブレストでアイデアを考えて企業担当者に提案。オンライン共有会に参加し、ランダムのグループでお互いの企業提案を共有し、フォームを提出することで単位取得。

    新歓日程
    諸手続きと同日に生協の建物で授業に関する説明会を予定(無料軽食)

    過去の事例

    2024年度は全体の約12%の370人の1年生が履修・修得、駒場最大の主題科目となった。企業約40社が参画し、学生・企業とも多様な活動を展開することができた

    プログラムで学べること

    UT-ONEでは、「面白そうなことを、仲間と共に、やってみる」ことにより、

    ①やればできる!という自信(Self-Efficacy)
    ②連れ出され力・巻き込み力 (Collabolation)
    ③関心と社会課題の一貫性 (Social-Identity)

    の3つを身に付けることを目標としている。
    なお、①のやればできる自信を最も重視している。



    ・やればできる!という自信 (Self-Efficacy)
    6つの異なるジャンルごとにサンプルとなるプロジェクトが用意されているため、想定顧客・課題・解決策は必ずしも参加学生がゼロから考える必要はない。
    そのため、学生は実際に「行動に移す」ことに集中することができる。
    自分でやりたいことがあれば自由にアレンジして進めていくことももちろん可能である。


    `・連れ出され力・巻き込み力 (Collabolation)
    ペアを作り、4人でチームを組んでプロジェクトを進めていくことで、他の人と協力して課題を解決していく経験を積むことができるため、協働性が養われる。


    ・関心と社会課題の一貫性(Social-Identity)
    自分の興味関心に応じたジャンルを選択して実際にやってみることで、社会にどんなチャレンジがありその中で自分は何がやりたいのかという自分の中身を知ることができる。希望者は自分のテーマ探しのイベントに参加しさらに深掘りすることができる。

    本プログラムに向いている人

    ・東大の1年生全員
    ・違う科類にいる興味範囲が近い1年生と繋がりたい人
    ・面白い講義を知り、進振りを考える糸口をつかみたい人
    ・自分なりの問いと答えを探す学びに興味がある人

    本プログラムに向いていない人

    ・なし。新入生であれば全員に参加してほしい講座になっている。

    その他

    2025年度は、新入生諸手続きと同日(2日間)に、食堂2階にて軽食付き説明会を行う予定。また、4月上旬にZoomで行われる学術フロンティアの合同説明会へ参加を予定しています。URLなどはUTAS掲示板のお知らせにて周知します。

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に1点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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