概要
情報、メディア、コミュニケーション、ジャーナリズムについて学部レベルの教育を2年間にわたって行う。各自が所属する学部の授業などと両立できるように、おおむね午後から夜間にかけて開講される。
授業について
・メディアとジャーナリズムについて学ぶ「メディア・ジャーナリズム」領域
・情報産業の構造や仕組みについて学ぶ「情報産業」領域
・情報社会の歴史や現状について学ぶ「情報社会」領域
・情報と技術の関わりについて学ぶ「情報技術」領域
以上の4つの授業のカテゴリーにおける基礎的素養を身につけるのが主目的である。以下にそれぞれの説明を記載する。
メディア・ジャーナリズム:メディア業界出身の講師の方が多い。(放送局、新聞社等のマスコミ出身)現場に近いものを学びたい人におすすめ。
情報産業:出版社や広告代理店、ジャーナリズムとは異なるが情報の仕掛け人(関谷先生:災害の情報発信(情報社会)など)に当てはまる方を講師として呼んでいる。
情報社会:情報産業と類似性が高い分野を扱う。
情報技術:理系の講師の方が多く、理系文系の出身の垣根を越えて科学リテラシーを学ぶことが主目的である。
講義(基本話を聞く、議論などのグループワーク)と演習(大学院の学生が行う「制作展」に参加するなど)に分かれている。
情報学環教育部の目指すもの
ジャーナリズムを目指す学生にとって、実践的、理論的な技術を学ぶ場を提供することを目的としている。とくに近年の情報技術の発展により、文系理系の垣根なく学べる場を提供することが重要である。
情報技術が先行して後からそれに起因する社会課題が発生する社会の中で、文系・理系問わず批判的視点を身につけ、リテラシーを学ぶことを目指し、「文理融合」を説いている。