【第二外国語紹介】スペイン語(文系)

大学で履修する第二外国語はもう決めましたか?
この記事では、東大で開講されている第二外国語の難易度・勉強法・試験の様子、それぞれのクラスの雰囲気をまとめました。「まだ第二外国語を決めかねている…」という人は、悔いのない選択をするための参考に、「もう決めた!」という人は予習がてらに、ぜひご一読ください!
 
この記事は、2020年度文一二スペイン語クラスへの取材に基づいて作成しています。クラスの雰囲気や成績評価のやり方はクラスによって異なる可能性がありますので予めご了承ください。

目次

    基本情報

    1クラス30人強 男:女=4:1~3:1
    文一二のクラスでは、女子が10人近くいることもあれば、5人程度しかいないこともある。女子の割合には年度やクラスによってばらつきがある。

    スペイン語について

    スペイン語を選んだ理由

    ・スペイン語は他の言語に比べて文法などの習得が楽だと思ったから
    発音があまり得意ではないので、他の言語に比べて発音が楽そうなものにしたかったから。
    ・スペイン語は使用できる国が多く、旅行に行く際に便利だと思ったから。また、スペイン語圏の国では英語があまり通じないことがあると聞いたから。
    ・クラスの中に明るい人が多く、コミュニケーションが取りやすそうだと感じたから。また、女子率が高そうだと思ったから。
    ・スペインのサッカー(リーガエスパニョーラ)が好きだから
     

    スペイン語の難易度

    文法:一つの動詞につき、(1人称・2人称・3人称)×(単数・複数)の6つの活用があり、さらに直接法・接続法・現在形・点過去・線過去・未来形...など時制もそれなりに豊富なので、活用には苦労するかもしれない。ただ、不規則活用動詞の数がフランス語などと比べて圧倒的に少なく、活用が規則的なので、規則さえ覚えてしまえばなんとかなる。
    語彙:スペイン語はラテン語由来の単語が中心的で英単語と語源を共有していることから、英単語への理解があれば覚えやすい。
    発音:スペイン語の発音はほとんどローマ字読みなので、一部の例外(c/h/g/j/z/rrなど)を覚えてしまえばほとんど苦労しない。巻き舌ができない人も一定数いるが、授業を乗り越えるのに支障はない。
     

    勉強の方法

    授業に出席し、復習やテスト勉強を行なっていればある程度成績は取れる。スペイン語は規則的であることが特徴なので、規則さえ暗記で身につけてしまえば他の言語よりも習得はしやすいと言える。ただ、問題演習のための教材は十分とは言えないので、過去の小テストを蓄積したシケプリ(試験対策のために学生が作成したプリント)などを探しておいた方が良い。
     

    成績評価について

    クラスにより指導教員が異なるのでばらつきはあるが、基本的に週に1回小テストがあるクラスが多い。その内容は、前の授業で習得した活用の確認などが中心。小テストの点数も成績に組み入れられるので、良い成績を取りたいのなら日頃の学習の積み重ねが重要。
    また、セメスター末のテストで最終成績の大半が決定する。
    2020Sセメスターオンライン試験の場合:制限時間30分、持ち込み可、問題数80問(時間内に解き終わらない人多数、授業には毎回出席していたもののこの試験ができずに不可をとってしまった人がいたそう)
    2020Aセメスター対面試験の場合:制限時間90分、持ち込み可、A3プリント2枚分(片面印刷)
    文法問題が中心。活用表(動詞の1人称単数・2人称単数...の活用形を書いた表)の穴埋め問題、与えられた動詞を適切な時制に直す問題、スペイン語文の和訳が多い。文章に出てくる語句は基本的なものが多いが、差をつけるために時々教科書文章に1~2回登場する程度のマイナーな語句も出題される。

    クラスの雰囲気

    クラス内行事の頻度は他言語のクラスよりも多い。また、「スペイン語は明るい人が多い」と言われることもあり、学生のコミュニケーション能力も高め。最初の学期が開始してすぐに仲良くなるメンバーが出てくる。クラス内でコミュニティが作りやすい。
     
    全体的に運動部や運動系サークルに所属する人の割合が多く、それに対してゼミや文化系の学生団体に所属する人は比較的少ない。そのため、ゼミや文化系団体のコネは作りづらいかもしれない。
    オンライン授業の合間に行われる対面授業の集まりもよく、授業後もクラスの半分くらいが教室に残り、空きコマの間は雑談をしていることが多い。
    クラスによってはクラス旅行に行くところもあり、行き先は沖縄や富士五湖など様々。
     
    サークル活動や部活に精を出す人も多く、全体としての勉学への熱意は必ずしも高いとは言えない。部活のために授業を欠席する人や、出席が取られない授業には出ない人もいる。一方、特に文一生は司法試験予備試験のために予備校に通う人も少なからず存在する。
     
    履修においてはいわゆる「楽単回収」(=楽に単位・成績を取ることができる授業ばかりを履修すること)を行っている人が散見される。
     
    試験対策は、シケタイ制度(シケタイとは、試験対策プリント(シケプリ)の作成および収集を担当する係。クラスごとに任命される。)が十分に機能しているクラスではシケプリを活用する。シケプリは、これまで蓄積されたものを上クラ(同じクラス番号の2年生)からもらったり、自分たちで新たに作成したりする。ただし、クラスに同じ授業をとっている人が少ないと自分で他クラスや先代のシケプリを調達しなければならない。

    スペイン語を学ぶメリット・デメリット

    メリット

    ・他の二外に比べて習得が容易。規則さえ覚えてしまえばある程度の文法はこなすことができる。
    ・特に文一二クラスでは、進学選択(進振り)の事情から勉強にそれほど意欲的でない人が多いクラスもあり、その場合はしっかり勉強すれば好成績を収めることができる。(基本的に成績はクラス内の相対評価でつけられている。)
     

    デメリット

    ・スペイン語は簡単と言われることもあり、学習意欲の高い人が多いクラスでは高得点の取得が難しくなる。
    ・「簡単」と言いつつも良い成績をとるためには一定の勉強量が必要。

    内部の本音

    ・スペイン語は習得しやすいということもあり学習の負担が少なく、勉強面ではスペイン語を選択したことに後悔はしていない。クラス仲もよく、明るい人が多いことはよかったものの、学生団体やゼミに所属している人が思いの外少ないのが残念だった。(ただし、これはクラスによる。)学問や社会問題について、日常的に真面目に議論できる友人を作りたいのなら、クラス内で人間関係を完結させるのではなくサークルやゼミを積極的に探しておくべき。
    ・簡単だと聞いていたので油断していたら足元を掬われた。一定の勉強量がマストなのは心に留めると良い。クラスの仲は良いが、自分のクラスは所謂「東大」的な要素が見られなかった。
    ・クラスの仲がよく、話しやすい人が多かったのが良かった。(一般的にスペイン語クラスは「パリピ」が多いと思われているが、それほどでもない。)クラス内は運動会や運動系サークルに所属している人が大半で、スポーツについての話もしやすいので、スポーツに関心がある人・運動系サークルで大学生活を謳歌しようとしている人にとっては、馬が合う人が多い環境だと思う。
    ・スペイン語はあまりアカデミアで使用されない言語なので、留学先の選択肢が狭くなってしまった。ドイツ語やフランス語を選択していれば、ヨーロッパの大学に留学しやすいことを知り、それらの言語を選択しておいてもよかったと思っている。

    最後に

    最後までお読みいただきありがとうございました。
    ここで、第二外国語についてもっと深く知りたいという方は、UmeeTさんの記事第二外国語徹底比較も併せて確認しましょう!学生アンケートのサンプル数が豊富なので、「クラスの雰囲気についてもっと知りたい!」「東大生の生の声をもっと聞きたい!」という方はぜひご覧ください!

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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