【第二外国語紹介】イタリア語(理系)

大学で履修する第二外国語はもう決めましたか?
この記事では、東大で開講されている第二外国語の難易度・勉強法・試験の様子、それぞれのクラスの雰囲気をまとめました。「まだ第二外国語を決めかねている…」という人は、悔いのない選択をするための参考に、「もう決めた!」という人は予習がてらに、ぜひご一読ください!
 
この記事は2020年度理一イタリア語クラスと2019年度理二三イタリア語クラスに在籍していた一部の学生への取材に基づいて作成しています。クラスの雰囲気や男女比は年度やクラスによって異なる可能性があるのでご了承ください。

目次

    基本情報

    理系イタリア語クラスは理一2クラス、理二三1クラスで構成されている。
    男女比は、2020年度理一クラスの場合 男子:女子=5:1、2019年度理二三クラスの場合 男子:女子=6:1だった。ただし、理二三の場合は1クラスに女子が7~8人いる場合もあり、年度によって男女比には変動がある。

    イタリア語について

    イタリア語を選んだ理由

    ・イタリア語クラスはアットホームな雰囲気だと言われることが多く、みんなマイペースで、程よくノリのいい人も落ち着いた人もいると思ったから。
    ・イタリア語でオペラを鑑賞したいと思ったから。
    ・東大イタリア語は「楽単」(楽に点数や単位を取得できる授業)という噂が流れていたから。
    ・マイナー言語を学びたいと思ったが、ロシア語と韓国朝鮮語を学ぶのには抵抗があったから。
     

    イタリア語の難易度

    ネット記事には「東大のイタリア語は簡単・楽単」と記載されているものがあるが、それは事実ではない。数年前は「優」を出されやすかったが、最近は「優3割規程」(「優」や「優上」を履修者の上位3割に制限する規定)が遵守されるようになった。そのため、授業に参加しないなど勉強を怠っていると「不可」を付けられる。しかし、暗記を怠らず、コツコツ対策すれば好成績を収めることもできる。
     
    文法:活用がとても多い。法(直接法・接続法など)が4つ程度、人称が6つ、基本的な活用が54個程度ある。また、不規則活用動詞が多い。
    語彙:英語と似ている単語が多いので、意味を推測できるものが多い。
    発音:ローマ字読みなので簡単。しかし、巻き舌ができないと教員に怒られる場合もある。
    文字:アルファベットと同じなので新たに覚える必要はない
     

    勉強の負担

    イタリア語は他の言語に比べて少人数なので、基礎科目のイタリア語一列・イタリア語二列を同じ教員が担当する。進度が早く、授業は予習を前提として進めていくことが多い。
     
    1Sセメスター(1年前期)では、授業では文法を中心に扱う。毎回教科書の練習問題を3~4分ページ解く必要がある。1Aセメスター(1年後期)になると授業が長文読解中心になる。それに伴ってさらに課題が増え、毎回練習問題(和訳・イタリア語訳)を6~8ページ分解く必要がある。
     

    成績評価について

    成績の付け方や試験の構成は教員によって異なるが、一例としては以下の通りである。
    成績は毎週の小テスト2割+期末試験8割で決定される。試験では、1Sセメスターに文法問題、1Aセメスターに授業で扱った長文読解と文法問題が出題される。

    クラスの雰囲気

    2020年度理一クラスの場合

    クラス一体になって何かをやるというわけではなく、クラスの中で仲のいい人を見つけて助け合いをしている。基本的に学生は皆真面目で、クラスの中で勉強会をすることもある。
     
    「楽単回収(=楽に点数をとることができる授業ばかりを履修すること)」をしている人はそれほど多くはなく、興味のある授業や専攻のために身につける必要がある授業を履修する人が多い。
     
    また、クラスの中で食事会を行うことがあるが、参加率は1/3程度とそれほど高くはない。また、クラス旅行も行う予定だったが頓挫してしまったため、結果的にクラスの行事はあまりない。
     
    2020年度はコロナの影響でクラスのイベント(オリ合宿など)を実施できなくなり、上クラ(新入生と同じクラス番号の2年生)との繋がりが弱くなった。そのためシケプリ(学生が作成する試験対策プリント)も上クラからはさほどもらえなかった。
     
    シケプリについては、全員担当を決められるが作る人も作らない人もいる。作る人は過去問の入手とその模範解答作成を主に行なっている。
     

    2019年度理二三クラスの場合

    クラスは全体的に仲がよく、空きコマや昼休みに食堂に集まって雑談したり、学校に近い人の家に泊まったりすることもあった。また、いわゆる「仲良しグループ」は形成されていたが、それ以外の人とも気兼ねなく話していた。
     
    勉強への熱意については「ガチ勢」「中間層」「そうでない人」の3層に分かれており、授業で全く見かけない人や、出席が取られないために小テストが終わったらイタリア語の授業を受けずに帰る人も一定数いた。一方で、「ガチ勢」と言われる人は充実したシケプリを作ったり共有してくれたりした。理二は進振りの際に高い点数を要求されることが多いため、履修を決める際には、「優上」や点数が取りやすい教科を重視する人が多い。
     
    クラスでの食事会はセメスター終わりやイベント後に行われ、毎回10人程度が参加していた。2年生以降もクラスの繋がりがあり、クラスでzoomをしたり女子同士で遊びに行ったりしている。
     
    上クラとの繋がりも比較的強く、2020年度にも上下クラスでzoomを行なっている。上クラから降りてくるシケプリが充実しているため、自らシケプリを探さなくてもテスト対策をすることができた。

    イタリア語を学ぶメリット・デメリット

    メリット

    ・イタリア語選択の学生は皆イタリア語初学者なので、マイナー言語を選びたいけど成績が取れるかどうかに自信がない人にはおすすめ。
    ・イタリア語を運用できる人は少ないので貴重な人材になれる
    ・勉強を頑張っている学生が比較的多い。
    ・「イタリア語は楽単」と聞きつけた進振りガチ勢(進学選択で高い点数が必要であるため、好成績を目指して勉強に熱を入れる学生)が散見され、彼らに勉強を教えてもらえることもある。
     

    デメリット

    ・イタリア語の実用性はあまりない。また、理系でイタリア語の授業を受けただけではイタリア語の古典を読めるようにはならない。
    ・「楽単」ではない。

    内部の本音

    イタリア語はマイナー言語の中では無難な方だと思う。ただし、イタリア語は選択する人が少ないこともあり「イタリア語はこういう人たちが多い」というラベリングはできず、クラスの雰囲気なども年度ごとの差異が大きい。また、東大と京大くらいしか第二外国語としてイタリア語を選べる学校がないので、他大の人と話が合わないことがある。
     
    イタリア語クラスの雰囲気に傾向は確かにない。クラスに十人十色の個性を持った人が集まっている感じ。

    最後に

    最後までお読みいただきありがとうございました。
    ここで、第二外国語についてもっと深く知りたいという方は、UmeeTさんの記事第二外国語徹底比較も併せて確認しましょう!学生アンケートのサンプル数が豊富なので、「クラスの雰囲気についてもっと知りたい!」「東大生の生の声をもっと聞きたい!」という方はぜひご覧ください!

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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