【第二外国語紹介】ロシア語(理系)

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大学で履修する第二外国語はもう決めましたか?
この記事では、東大で開講されている第二外国語の難易度・勉強法・試験の様子、それぞれのクラスの雰囲気をまとめました。「まだ第二外国語を決めかねている…」という人は、悔いのない選択をするための参考に、「もう決めた!」という人は予習がてらに、ぜひご一読ください!
 
この記事は2020年度理一ロシア語クラスに在籍していた一部の学生への取材に基づいて作成しています。クラスの雰囲気や成績の付け方などは年度やクラスによって異なる可能性がありますので予めご了承ください。

目次

    基本情報

    理系ロシア語クラスは全部で3つあり、理一で2クラス、理二三で1クラス存在する。男女比は、2020年度理一クラスの場合男子:女子=6:1だった。しかし、年度によっては女子が1人だけのクラスも存在するなど、年度やクラスによって変動が大きい。

    ロシア語について

    ロシア語を選んだ理由

    ・宇宙開発に興味があるから(工学部航空宇宙工学科志望の学生が多い。)
    ・変わった言語を勉強してみたいから
    ・キリル文字がかっこいいから
     

    ロシア語の難易度

    文法:単語の順番は自由だが、格変化が複数あって複雑。また、名詞に性があり、性ごとに格変化が違うので覚えるのが大変。
    語彙:英語などと似たルーツを持つものが少ないので、全部1から覚えていくことになる。
    発音:基本的に文字と発音が対応している。しかし、日本語との差異が大きいため難しく感じる人が多い。
    文字:キリル文字は33個あり、勉強を始めたばかりの頃はは覚えるのに苦労する。
     
    言語によっては1Sセメスター(1年前期)で文法を全て終わらせ、1Aセメスター(1年後期)は読解に入るものもあるが、ロシア語は1Aの最後まで授業で文法を扱う。
     

    勉強の方法

    最初は文字や発音を覚え、その後に簡単な文章で文法や読解を行う。音読ベースで勉強をすると、文の流れや感覚を掴むことができるのでおすすめ。
     

    試験・成績評価について

    成績は主に小テストや期末試験を考慮してつけられており、出席点が成績に参入されることもある。
    2020年度Sセメスターでは試験がオンラインで行われた。オンライン試験は1人5-10分くらいの口述試験で、文法問題に関する質疑応答を行なった。
    2020年度Aセメスターの対面試験は、文法問題(単語の活用など)、和訳、露訳が出題された。今年は教科書の内容が中心だった。


    クラスの雰囲気

    五月祭・駒場祭などのイベントは理系ロシア語クラスが合同で出店している。そのため他のロシア語クラスとも関わりがあり、団結力も強い。また、理系ロシア語クラスに所属する全員を集めたslack(ビジネス用チャットアプリ)のワークスペースがあり、相談やテストの資料の共有、シケプリ(学生が作成する試験対策プリント)の共有を行なっている。slack内では趣味のチャンネルも存在し、そこでも交流している。
     
    2020年度理一クラスの場合、クラス仲が良く、クラス内の複数名で遊びに行ったり、ゲームをしたりすることもある。勉強に対しては基本的にみんな真面目で、空きコマに勉強が得意な人が他の学生に勉強を教える勉強会・ゼミが行われることもある。

    ロシア語を学ぶメリット・デメリット

    メリット

    ・「クラスの雰囲気」にある通り、クラス仲がよく団結している。
    ・他の理系ロシア語クラスとの繋がりもある。
    ・「変わり者」と言われがちだが、みんなそれぞれに優れたところがあって面白い。(プログラミングに長けている人、気象予報士の資格を持っている人、趣味で草鞋を編んでいた人など)
     

    デメリット

    ・理系ロシア語クラスに所属している学生は「変わり者」と思われることがある。
    ・ロシア語は日常で使用しないので、他の言語でよくある「日常での発見」は少ない

    ロシア語に関連する学部学科の紹介(非常勤講師は除く)

    以下の情報は必ずしも網羅的でない場合があります。予めご了承ください。
     

    文学部

    ・西洋史学専修 池田嘉郎
      専門:ロシア史,ソ連,西洋史,第一次世界大戦
    ・スラブ語スラブ文学専修 楯岡求美
      専門:19世紀以降ロシア・ソ連における芸術と社会の関わり
    ・スラブ語スラブ文学専修 古宮路子
      専門:20世紀前半のロシア文学
    ・現代文芸論専修 阿部賢一
      専門:チェコを中心とする中東欧文学、比較文学

    法学部

    ・松里公孝
      専門:旧社会主義圏の政治

    教養学部(二外必修の授業を担当してくださる先生が多い)

    ・教養学科 地域文化研究分科 ロシア東欧研究コース 鶴見太郎
      専門:ロシア・ユダヤ史、パレスチナ/イスラエル、エスニシティ・ナショナリズム、歴史社会学
    ・教養学科 地域文化研究分科 ロシア東欧研究コース 浜田華練
      専門:アルメニアのキリスト教を中心とするコーカサスおよび周辺地域の宗教
    ・教養学科 地域文化研究分科 ロシア東欧研究コース 黛秋津
      専門:近代バルカン史,近代ヨーロッパ・中東国際関係史
    ・教養学科 超域文化科学分科 表象文化論コース 乗松亨平
      専門:近代ロシア文学・思想
    ・教養学科 超域文化科学分科 文化人類学コース 渡邊日日
      専門:シベリア民族学,ロシア社会学,記号と社会
    ・教養学科 超域文化科学分科 言語態・テクスト文化論コース 鳥山祐介
      専門:18-19世紀初頭のロシア文学・文化史

    最後に

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    ここで、第二外国語についてもっと深く知りたいという方は、UT-BASE主催【第二外国語相談会】へ!7言語+一部TLP履修者を含む先輩から直接話を聞いて後悔のない二外選択をしてください!開催は2023年3月12日20:00からオンラインです。詳細は2023年入学者用LINEを登録してください。
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    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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