【第二外国語紹介】中国語(理系)

大学で履修する第二外国語はもう決めましたか?
この記事では、東大で開講されている第二外国語の難易度・勉強法・試験の様子、それぞれのクラスの雰囲気をまとめました。「まだ第二外国語を決めかねている…」という人は、悔いのない選択をするための参考に、「もう決めた!」という人は予習がてらに、ぜひご一読ください!
 
この記事は2019年度理一中国語クラス、2020年度理二三中国語クラスへの取材に基づいて作成しています。クラスの雰囲気や成績の付け方などはクラス・教員によって異なる場合がありますので予めご了承ください。

目次

    基本情報

    男女比は2019年度理一クラスの場合、男子:女子=11:1程度、2020年度理二三クラスの場合男子:女子=6:1程度だった。理一クラスの場合は年度によっては女子が1人の時もある。
    また、中国語はTLP生が別のクラスに集められるので、一般クラスにはTLP生がいない。

    中国語について

    中国語を選んだ理由

    ・特に行きたい外国はなく、どの他の言語よりも日本国内で将来に使いそうだったから。
    ・漢文や日本語で文字が比較的理解できるので親しみがあったから。
    ・他の言語と比べると文法が楽なので習得が容易だと思ったから。
    ・中国語クラスは真面目な人が多そうだから。
    ・仮面浪人している時に中国語を勉強したことがあったから。
    ・中国にルーツがあるから。
    ・特に深くは考えずに中国語を選択した。
     

    中国語の難易度

    文法:語順は基本的に英語に似ていて、過去形は文の語尾に「〜了」をつけて表現する点や動詞の活用がない点は日本語に似ている。簡単な意思疎通を行うために使用する文法を習得するのは比較的容易だと言われている。(ただし、ネイティブレベルを目指すのであれば非常に複雑な文法構造も理解しなければならない。)
    語彙:日本語と同じものや、日本語から連想できるものも多いので覚えやすい。例えば、「 简单(簡単)」「规则(規則)」「日本人(日本人)」は日本語と発音が異なるだけで意味は同じ。
    発音:イントネーション(声調)によって全く意味が異なってしまう。また、ü, zh,sh,r等の発音が日本語にはないので難しい。特にオンライン授業の場合、zoomで発音を教わることに限界がある。
    文字:日本語で使っている漢字とは異なる簡体字を使う。簡体字は部首の略し方などを理解すればその応用で書けるようになる。ただし、簡体字を覚えるには実際に自分の手で書くことが重要なので、オンライン授業下でも自分の手で漢字を書く機会を作る必要がある。
    拼音(ピンイン):英語でいう発音記号のようなもの。発音と声調(イントネーション)を表す。テストの時などに拼音を書くことを求められる。中国語を喋るにはこれを暗記する必要がある。
    中国語は筆記・リスニング・発音をバランスよく勉強していれば、まず単位を落とすことは無い。

     

    勉強の方法

    最初は文法と発音を頭に入れ、そのあとはできるだけ多くの文章に触れていくのが良い。発音を覚える際はYoutubeの中国語発音講座を視聴したり中国語のドラマを見たりする人もいる。
     
    中国語は英語以上に発音することが重要。「四声(第1声〜第4声)」「軽声」という5種類の音の高さがあるため、実際に発音しないと身に付けることができない。また、単語ごとに覚えようとするよりも文章で覚えた方が、各々の単語の使い方まで頭に入れることができるので理解が進む。
     
    また、語順を覚えれば自然と読解はできるようになるが、試験では中国語を書かせる問題が多く出題されるので、簡体字も覚える必要がある。
    実際に中国に行ったり、駒場の留学生と仲良くなったりすると語学へのモチベーションをあげることができる。
     

    成績評価について

    成績は主に小テストと期末試験で決定されるが、教員によっては中間試験を行う場合もある。
     
    小テストは一般的に教科書の章ごとに実施される。内容は教員によって異なるが、一例としてはその章に登場した語彙の訳と拼音を書いていく形式が存在する。
    期末試験では、1Sセメスターは発音テスト・作文・日本語訳、1Aセメスターは作文・日本語訳を問う問題が出題された。
     
    試験では文章を訳する問題がほとんどで、日本語の文章を簡体字で訳し、その拼音を書く問題が多かった。中国語訳は和訳に比べると難易度が高いが、試験はここに重点を置いていることが多い。そのため、「勉強している中で中国語の文章を読めるようにはなるが、テストで点数は取れない」という状況に陥ることがよくある。
    簡体字を覚えるのを怠ると単位を落とす場合がある。特に1Sの第二外国語の科目は理系にとって数学・物理以上に大事な面があるので手を抜くべきではない。

    クラスの雰囲気

    2019年度理一クラスの場合

    中国語クラスは比較的真面目で常識人が多いと言われている。クラスが一枚岩というわけではないが、イベントの際には協力してくれ、クラスの中での対立も発生しなかった。孤立している人も少なく、仲良しグループ間の交流もあった。クラスを仕切ることができる人がいると、みんなそれについて行ってクラスの雰囲気が良くなることが多い。平日は授業が忙しくて遊びに行けないため、空きコマや学食での交流が中心になる。
     
    五月祭・駒場祭などのイベントやテスト終了後には打ち上げを行い、オリ合宿の下見旅行にも行った。夏休み以降になるとクラス内の仲良しグループ単位で集まることも多くなる。
     
    新学期には、最初は様子見している人が多いので4月に急激に仲良くなるわけではなく、五月祭を通して6,7月に話す人が固まるイメージ。授業において前でしっかり授業を聞く人と、とりあえず単位が欲しい人それぞれのコミュニティが発生する。
     
    課外活動については、運動系サークルに所属している人は少なく、文化系サークルにも入っていない人が多い。また、徐々にサークルの数を減らしていく人が多いので、兼部・兼サーしている人は少ない。
     
    クラスの中には出席を取らない授業にでない人もいる。授業に出ない人の中にはやる気がない人もいれば、授業内容をすでに理解しているために授業を受けない人もいる。
     

    2019年度理二三クラスの場合

    クラス仲は、クラス全体としても、男女間も良かった。また、地方出身生が多いクラスだったこともあり、出身校で固まる雰囲気はあまりなかった。(地方出身者の割合はクラスによる。)同じクラスのメンバー同士で食事や旅行にいくこともある。また、上クラと交流しているクラスもある。
     
    2020年度はSセメスターの授業が全面オンライン開講だったこともあり、女子が少ないクラスでは地方出身の女子がクラスに馴染めていない雰囲気があった。しかし、課題などで悩み事が多かったので、それを共有する過程で仲良くなることができた。
     
    課外活動については、理科生は授業の負担が重く、ゼミはそれとの両立が難しいため入っている人が少ない。運動会やテニスサークル、音楽系サークルに入っている人が多い一方で、むら塾やFairWIndなどの学生団体に所属している人もいる。
     
    授業や勉強に対しては真面目な学生が多く、上クラ(新入生と同じクラス番号の2年生)からもらうシケプリ(試験対策用に学生が作成するプリント)とクラスのシケタイ(試験対策のプリントを作ったり集めたりする係)が作るシケプリも充実している。一方で、理二生は進振りで高得点が必要であるため、クラスのみんなで課題の解答やシケプリを共有することに抵抗を感じる人もいる。中国語の必修の授業は、クラス内の相対評価で成績がつけられるからだ。

    中国語を学ぶメリット・デメリット

    メリット

    ・中国人留学生が多いので彼らと話せるようになると楽しい。
    ・日常生活でよく見かける言語であるということからモチベーションが維持しやすい。
    ・文法が簡単なので英語と同じ要領で身につけることができる。
    ・中国語の問題は暗記が重要なので、語彙などの単純記憶である程度成績を確保することができる。
    ・中国語に起因するものではないかもしれないが、クラスの仲が良かった。
     

    デメリット

    ・発音が難しいので、スピーキングはもちろんリスニングにもみんな苦労する。
    ・発音に関しては、イントネーションをあまり持たない方言を使っていた学生は苦労することが多い。
    ・ネイティブが話すスピードがとても速いので、ネイティブレベルにまでスピーキングやリスニングを上達させるのはかなり難しい。

    最後に

    最後までお読みいただきありがとうございました。
    ここで、第二外国語についてもっと深く知りたいという方は、UmeeTさんの記事第二外国語徹底比較も併せて確認しましょう!学生アンケートのサンプル数が豊富なので、「クラスの雰囲気についてもっと知りたい!」「東大生の生の声をもっと聞きたい!」という方はぜひご覧ください!

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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