初ゼミ大全〜完全解説!〜

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東京大学の1年生が必ず履修しなければならない初年次ゼミナール(以下通称:初ゼミ)。
東大の豪華な教授陣を少人数で独り占めできる大変豪華なこの授業ですが、実は何となく履修をし、カリキュラムを活用しきれないまま終えてしまうこともしばしば...。
 
今回は、後悔のない選択のために、「初ゼミって何?」「履修はどうしたらいい?」「初ゼミを活用するにはどうしたらいい?」などの疑問を、本記事で一掃していきます!

初ゼミって...何?

■初ゼミの趣旨

初年次ゼミナール(通称:初ゼミ)は、一般の高校での授業や大学の他の講義と異なり、学生の主体的な学びを促すことを目的とする少人数授業です。
 
1クラス20名程度の規模で、担当教員やTA(ティーチングアシスタント)の個別の指導を受けながら文献の探し方・読み方や論文の書き方などの基本的な学術的素養を身につけることができます。
 
初年次ゼミナールは、文科生・理科生ともにすべての学生が受講しなければいけない、基礎科目必修2単位の授業です。しかし、その内容は文科と理科で異なる部分があります。また、以下の内容は担当教員によって多少の違いが生じる可能性があります。
 

初年次ゼミナール文科

初年次ゼミナール文科は、主に①人文・社会科学における研究技法や研究倫理、②図書館ツアーと検索実習、③教員の専門性を活かした人文・社会科学の学問への導入、④小論文執筆で構成されています。
 

初年次ゼミナール理科

一方で初年次ゼミナール理科では、①自然科学における基礎的な研究技法、②教員の専門性を活かした自然科学の学問への導入、③グループによる協同学習、④プレゼンテーションやレポート・論文による発表と、求められるグループ作業や求められるアウトプットが文科と異なるのが特徴です。

 
これらの内容について、詳しくはこちらをご覧ください。
 

■初ゼミの仕組み

初年次ゼミナールは、文系理系ともにすべての学生が受講しなければいけない、基礎科目必修2単位の授業で、Sセメスター(第1・2ターム連続)に開講されます。
 
初ゼミでは文科も理科も、クラスごとにグループに分けられます。(詳細は具体例として以下の文科の2023年度グループ分け画像を参照してください。)

 
これらの各グループには、2つの異なる曜限が割り当てられています。「あれ...?初年次ゼミナールって2単位じゃないの?週に2回あると4単位になっちゃう...」と思った方、そうなんです。
これら2つの曜限ごとに以下のように複数の担当教員が配属されています。例えば下の画像だと月曜4限には6人の担当教員による異なる授業がシラバスで公開されています。同様に、同じグループの水曜4限にも複数の教員が初年次ゼミナールの授業を開講しています。

 
学生がどの授業を受講するかは選択制で、クラスごとに指定された曜限に開講される授業の中から、履修したい授業を複数登録します。その中で、抽選によって希望順にみなさんの担当教員が1人に決まるのです!
 

実際に履修してみよう!

では、初ゼミの仕組みについてなんとなくわかってきたかな...?というところで実際に履修をするまでのプロセスを確認していきましょう。

■グループを確認しよう!(難易度★)

まずはクラスごとに割り振られているグループを確認しましょう。教務課からのお知らせにある「初年次ゼミナール文科・理科の履修について」に初年次ゼミナール自体の説明やグループ分けが公開されています。
 
自分がどこのグループにいて、どの2曜限に初年次ゼミナールが入る可能性があるのかを確認しておきましょう。
 

■ガイダンスやシラバスをもとに希望を固めよう!(難易度★★★)

グループが確定したら、次にシラバスで担当教員を確認しましょう。ここで多くの人が悩むのが担当教員の希望順の決め方です。ここでは、UT-BASEが行ったアンケートをもとに希望順をどのように決めると良いのかをご紹介していきます!!
 

シラバスを読む

まず、授業の内容を知りたいときはUTASのシラバスを確認するのが大切です。自分のグループが割り当てられた2つの曜限の両方の授業を確認しましょう!
 

初回ガイダンスに出席する

割り当てられた曜限の両方で行われる第一回初回ガイダンスに出席しましょう。ここでは初ゼミに関する説明に加え、各担当教員からカリキュラムやご専門について5分ほどの紹介を聞くことができます。
ここが唯一教員と直接会って話を聞くことができる機会ですので、確実に出席するようにしましょう。
 

担当教員から考える

シラバスで確認した担当教員から、自分の学問興味との相性を探っていきましょう。
例えば、気になる教員の著書を読んだり、専門を調べてみたりするのも良いです。中には教員の所属する研究室や指定している教科書を参考にしたという方もいらっしゃいました。
 

曜限・負担感から考える

シラバスを確認すると、曜限、授業の内容や担当教員を知ることができます。
該当曜限に他に履修したい授業がないかを確認しておくことで、希望順の調整により履修の被りを避けることができます。
また、シラバスにある授業の内容から負担感を考慮するのもおすすめです。特にALESS/Aなどと履修時期が被っている場合は2つのペーパー執筆で手一杯になってしまうことがあるので要注意です!

■実際に履修登録をしよう!(難易度★★)

さて、ここで自分の希望する授業が大体絞れてくるかと思います。では最後に実際に履修する際の手続きを簡単に確認しましょう!大変重要な作業ですので、教務課からのお知らせを参照しながら進めてください。
 
履修登録はUTASの「履修」→「抽選対象科目希望登録」で行うことができます。
 
※初ゼミの履修登録は「抽選」となりますので、受けたい授業を1つ選んで終わり!とはなりません。文科・理科ごとに例年第8希望・第5希望までというふうに最低限自分が登録しなくてはならない授業の数が決められています。これらの数は必ず守って希望表を埋めましょう。
 
あとは抽選結果の発表を待つのみ!
しかし、最後まで希望を埋めたとしても運の悪い人は第8希望に登録されてしまうこともありますので、ここからは完全に運任せとなります...。

より確実に不安を解消したい人は...

■ラーニングコモンズを利用してみよう!

初年次ゼミナールは先述の通り、他の授業と大きく異なる授業形態・内容です。したがって文科生は文献の探し方や小論文の書き方、理科生は、特にプレゼンテーションやグループワークなど慣れない作業で戸惑う方も多いはずです。そんな時に頼れるのがラーニングコモンズです。ここでは大学院生をはじめとしたスタッフに学習相談をすることができます。こちらは初年次ゼミナール文科・理科の授業外アシストとして用意されています。
 
ラーニングコモンズについては、初年次ゼミナール文科のITC-LMSに詳細が通知されます!ぜひ確認してみてください。
 

■UT-BASE初ゼミ相談会に参加しよう!

UT-BASEでは、春の新入生向けイベントとして『初ゼミ入門講義』を開催しています。初ゼミの担当教員や実際に初ゼミを受講した先輩の声を聞いてみませんか?あなたが抱える不安や疑問が解消されること間違いなしです!

 
開催日時:4/9(日) 20:00-21:00
開催形式:zoom
参加はこちらの公式LINEよりお願いいたします。
zoomリンクや詳細について配信しております!
 

最後に

いかがでしたでしょうか?少しでも新入生の皆さんの不安や疑問が解消されていれば大変幸いです!
非常に豪華な教員による初年次ゼミナールの授業を、精一杯みなさんが楽しめることをお祈りしています。
ありがとうございました。

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に1点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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