Aセメスターが始まりますが、受けたい授業は決まっていますか?
シラバスを見て履修を組もうとしても、授業の内容がよくわからず、どの授業を取ればいいのか悩むことも多いと思います。
そこでUT-BASEメンバーに、オススメするAセメスターの授業を聞いてみました!実際に授業を受けた人だからこそ分かる授業の魅力が見えると思います!夏休みが終わる前に、ぜひ参考にしてみてください!
【凡例】
■科目名
①教員名
②曜限
③区分
④受講者の声
基礎科目
■哲学Ⅱ
①國分 功一郎
②月曜3限
③基礎科目/人文科学
④「先生の著書で取り上げられている中動態という概念を中心に、能動や受動、意志についての哲学的議論を扱う授業。哲学が好きな人はもちろん、考えることが好きな人は誰でも楽しめる非常に奥深い授業。私含め周りで取っていた人は非常に満足度が高かった!先生も若くして教授になった本当に凄い方なのに超フレンドリー」(2年, 文三→後期教養)
総合科目
■近現代史
①栗原康
②水曜5限
③総合科目B
④アナキズムを、アナキストの熱溢れる講義によってわかりやすく「体感」することができます。(理2→薬)
■国際関係論
①吉本郁
②月曜4限(去年は水曜4限)
③総合科目B
④小テスト5回!3000字の小レポート2本!論述式の期末試験!教養学部の某学科某コースへ進学する覚悟が身についた授業であり、大変おすすめです。前半に国際関係論の主要な理論を扱い、後半は環境問題や通商問題など、個別テーマの理解を深めていくバランスの良い授業です。吉本先生もとても優しく、講義内での質問やメールでの対応も真摯にして下さります。学習の秋を送りたいそこの貴方、ぜひ履修しましょう!(文1→国関)
■国際関係史
①酒井哲哉
②火曜2限
③総合科目B
④明治〜太平洋戦争までの日本外交史を学びます。酒井先生の話ぶりが素晴らしく、複雑怪奇な近代外交史を明瞭に、しかしダイナミックさは残したまま解説をして下さります。個人的には、受験生の頃はよく分からなかった華夷秩序と日本の関係について、冒頭の2回で大変詳しく教えていただき、あまりの分かりやすさに感動しました。また、参考文献の紹介も充実しており、授業後の更なる学びにも繋がります。(文1→国関)
■教育臨床心理学
①前田 基成
②金曜5限
③総合科目C系列(社会・制度)
④「うつ病、拒食と過食、自閉症とアスペルガー症候群、、などなどの精神病がなぜ発生するのかを丁寧に教えてくれる授業。イラストやを駆使した授業スライドがとても印象的で、何より説明がわかりやすく面白い。精神病などに抱く偏見や先入観を取り除くことができてよかった。(駒場時代にトップを争うレベルで大好きな授業でした)」(理二→工学部)
■認知脳科学
①石金浩史
②月曜2限
③総合科目D
④主に視覚を中心に、脳科学に基づいた認知機能の仕組みを学ぶ授業です。授業前半では様々な錯覚が起きる原因を学びながら、人間の視覚の特徴を学び、後半は脳に伝えられた情報がどのように視覚として組み立てられるかを学びます。脳科学や心理学に興味のある方や、錯覚を楽しみたい方、ぜひ履修しましょう。他の心理学・脳科学系の授業と同時に受けることで、学習の相乗効果も狙うことができるのも推しポイントです(文1→国関)
■基礎統計
①佐藤俊樹
②月曜5限
③総合科目F
④他の基礎統計と異なり、統計的モデルを用いる意味を感じながら学ぶことができ、数学が苦手でも問題ないと思う。(文2→シスB)
主題科目
■製品を分解してわかる環境問題
①梅田 靖
②集中
③主題科目/全学自由研究ゼミナール
④「工学部精密工学科が主催する集中講義。
1グループ3人〜4人くらいに分かれてテレビの分解と組み立てを説明書なしで行う。1日目にリサイクルについての授業を受け、テレビを一本一本のねじまで分解する。2日目に分解したテレビを組み立て、最後にテレビの電源が入らないといけない。3日目に、分解してみての考察や感想をまとめる。
一日がかりの授業になるが、実際に手を動かしてテレビの分解を体験でき、新鮮だった。グループのメンバーと協力して作業できる人におすすめする。」(文三→後期教養)
■KSC (柏サイエンスキャンプ)
①オムニバス…?
②集中
③主題科目(全学体験ゼミナール)
④今年度から対面復活!柏での3泊4日で大気海洋から物性まで、研究の最前線に迫れます。(文2→経済)
■「世界開発報告」を読む
①森川 想
②木曜5限
③主題科目/全学自由研究ゼミナール
④「世界銀行が出している「World Development Report」を毎週読んでいき、それについて議論をします。(それ以外の論文を読むこともあります)それなりに重いゼミなのでやる気のある人が集まっていて、先生も面倒見が良いです。(授業外の勉強会などにも付き合ってくれます)」(文一→後期教養)
■平和のために東大生ができること
①岡田 晃枝
②木曜5限
③主題科目/全学自由研究ゼミナール
④「(オンラインの場合)安全保障・平和に焦点を当て、各自調査研究・発表・議論を行なった。担当教員の面倒見がよく、ゼミ生も優秀な人が集まっているので、自分の知識や視座を高めることができると思う。一方、毎回の負担はかなり重い。私の時は2-3人でグループを組み、各自のテーマに沿って論文を執筆したが、授業期間内に終わらず春休み期間中に執筆することになった。」(文一→後期教養)
■全学自由研究ゼミナール (ブランドデザインスタジオ26 新しい「幸せ」のブランド (創造編))
①真船 文隆、宮澤 正憲、山上 揚平
②集中(基本的には木曜日17:30〜20:30)
③主題科目/全学自由研究ゼミナール
④「新しいブランドを創ることをテーマに、ワークショップ形式で授業が行われます。調査の手法や、アイデア出しの方法などを学べるだけでなく、様々な所属・学年の学生と社会人でチームを組むので、普段話せないような人と貴重な時間を過ごすことができます。授業時間外にも積極的に活動したりと、モチベーションの高い人が集まるので、何か新しいことをしたい人におすすめです。」(理一)
※UT-BASEによる紹介記事も合わせてご覧ください!
■Webサービス・アプリデザイン概論
①川原圭博他
②集中(好きなタイミングで動画を視聴、任意参加のオフィスアワーやトークセッションを実施)
③主題科目/全学自由研究ゼミナール(1, 2年)・工学部「創造的ものづくりプロジェクトⅠ・Ⅱ・Ⅲ」、「創造性工学プロジェクトⅠ・Ⅱ」(他学部履修可能)(3年以上)
④東京大学の誰もが正しい情報にアクセスでき、自在に活用できるキャンパスを実現するアプリやWebサービスを開発することを目的とし、Webサービスやスマホアプリの仕組み、開発方法、UI/UXデザインについて、実践を通して学ぶことが出来ます。最終課題として、簡単なWebサービスまたは、アプリを開発します。
※UT-BASEも開催に携わる、キャンパスライフを豊かにするアプリ・Webサービスの実現を目指すイベント・HACK THE CAMPUSの関連講義の1つです。その他3つの関連講義についてはこちらから
高度教養科目
■模擬国連で学ぶ国際関係と合意形成Ⅱ
①星埜 守之
②火曜2限
③高度教養科目/高度教養特殊演習
④「具体的な国際問題に関する安保理のシミュレーションを通じて、国家間での合意形成を体験する授業です。イラク戦争などの事例を調べていく中で国際情勢や国際関係論の知識が身につきますし、回を重ねるごとに交渉力もつきます!現役外交官の方をお招きした講演会のセッションもあるので、外交に関心のある方にオススメです」(文三→後期教養)
■国際紛争ケースブックをつくろう
①星埜 守之
②水曜5限
③高度教養科目/高度教養特殊演習
④「旧ユーゴやアフガニスタンなど、複数の国際紛争についてグループごとに調査し、経緯や対立構図、要因についてまとめたケースブックを半年間で作り上げます。「なんとなく聞いたことあるけど、正直よくわかってない…」という紛争について、深く理解するだけでなく、多角的に分析する力がつきます!国際関係に関心のある人は履修して損はないと思います。」(文三→後期教養)