■理念/指針・沿革
みかんの消費量を増やすを理念に掲げて活動している、日本初の「みかん」に特化したサークル。以下の3つをコンセプトに据えて活動している。
①話題を巻き起こす(=みかんに興味がない人すら思わず振り返ってしまうような話題性のある企画を実行する)、
②楽しみながら学ぶ(=楽しみながら自然にみかんの魅力を学べる企画を実施する)、
③全ての産地を応援する(=日本全国津々浦々に各地のみかんを盛り上げる)
2013年に、東京大学と国際基督教大学(ICU)の学生を中心に発足。当初は、こたつでのんびりみかんを食べたい「みかん好き」が集ったコミュニティであった。
■活動内容
《ビフォーコロナ》
サークル内に様々な企画班があり、メンバーは希望する班に入って活動する。
企画班は多数ある。大別すると、①産地開拓を行う班、②合宿を企画する班、③文化祭の企画を主催する班、④その他活動を行う班に分けられる。
※①~④それぞれ、正式名称ではない。
※複数班に入ることもOK。
①産地開拓を行う班
サークル内では「産地開拓」と呼ばれ、産地別に班が設定されている。連携が強い湘南や太良(佐賀県藤津郡太良町)をはじめ、愛媛や和歌山等、各地農家さんと連携する。②の合宿班とは別に、収穫体験ツアーを企画する。ツアーに参加するのは班メンバーが原則だが、班にいないメンバーを募ることも。
②合宿を企画する班
夏休みに3回、春休みに2回行われる合宿を企画する。愛媛や和歌山などのみかん産地に出向き、農家さんの元で農作業したり、また観光したりする。2泊3日程度が一般的。
③文化祭の企画を主催する班
各種企画を文化祭(五月祭・ICU祭・駒場祭)に向けて準備していく。
春に行われる五月祭では、屋台にてみかんやみかんジュース(蛇口ひねると出てきます!)の販売を行う。また秋に行われるICU祭と駒場祭では、教室ではみかん授業や5産地食べ比べを行い、屋台ではみかん料理(みかん餃子やイングリッシュマフィン等)の販売を行う。
④その他活動を行う班
他にもボードゲーム班(=みかんを使ったボードゲームを作る)、柑橘班(=月1回
のサークル全体での交流イベント、柑橘会を企画する)、マルシェ(=POPを書く
などして、みかん出店を手伝う)班、教科書(=出版活動を行う)班、みかん大配布
(※)に向けてみかん仕入を行う班と、様々な班が設置されている。
※みかん大配布:12月上旬に外部団体様からみかんを提供してもらい、キャンパス内で配る企画。
その他、以下のような活動も行われる。
・柑橘会:月1回、班の垣根を越えてメンバー全員が参加できるコンパ会。みかんが旬の時期は、昼ご飯を食べず、ひとり1kgほどみかんだけを食べる時も。
・総会:9月に開催。
・収穫手伝い(非公式):①②とは別に、有志メンバーで湘南地域の農家さんの収穫お手伝いに出向くこともある。
・ワーキングホリデー(通称”ワーホリ”、非公式):土日1泊2日から1ヵ月程度まで期間は様々、みかん農家さんのもとでお給料を貰いながら農作業をする。愛媛、三ケ日等に出向く人が多い。全メンバーのうち1割程度、特に幹部や幹部になる人は行っている人が多い(幹部でも行かない人は一定数いる)。
《アフターコロナ》
合宿など多くのイベントが開催できない年もあり、農家さんや関係者とのつながりは一部弱くなってしまった。
一方で、2022年は小規模な産地訪問、学園祭での屋台販売が実施されたほか、農家さんや首都圏で流通を担う団体との新たな関係を築くことができた。復活したみかん大配布では、東大の3キャンパス、ICU、に加え早稲田、上智でも計2800個の温州みかんを配布。オリジナルの冊子・ゲーム作りや都内での代行販売など、みかんの魅力を外部に向けてPRする機会も増えてきている。駒場近辺の小学校から児童にむけた授業の依頼や、流通企業から共同宣伝の依頼を受けることもある。
■OBOGの進路/活動
・具体的な業種・職種において、顕著な傾向は無い。
・少数ながら、OBOGで農家さんになった方、柑橘家(みかんソムリエ)になった方も。
・初代代表の清原優太氏は、株式会社みかんという会社を創業。