■理念/指針・沿革
2008年1月に発足、2010年8月に法人化した一般社団法人KIP知日派国際人育成プログラム(以下KIP、非営利活動法人)は、大学生約50名と約70名のヤング社会人会員計約120名を有する次世代育成団体。「『日本知らずの国際人』から『知日派の国際人』へ」をその理念に掲げ、大学生・院生、若手社会人を対象とする討論グループである。若者たちの社会性と国際性の育成を通して、次世代を担うリーダー・日本を知る国際人を社会に送り出すことを目的としている。KIPの主な特徴は、以下の通りである。
①知日派・国際人・育成
日本を知って、発信できる国際人になり、そのプロセスで相互を育成しあう
②寺子屋システム
背景に関係なく、教える側と教わる側が一緒になって学びを得るー多様性尊重
③「急がば回れ」
目的を達成するまでに、道は一つではないことを知るー教養重視
■活動内容
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毎月実施されるフォーラム(社会問題討議)では実務家たちから国内外の社会問題の講義を受け、問題解決策を自分たちで考える思考力を修養する。日本の若者だけではなく、海外大学や企業からの複数の外国人グループとの英語討論会も開催され、グローバルな伝達力と共に人的な繋がりを育んでいる。更に年単位に行うプロジェクトでは、特定のテーマを題材に、国内外の各地域の訪問やアンケート調査・研究、政府への提言などを行い、若者の視点から社会へ提案・貢献することを目指している。このようなフォーラムへの参加やプロジェクトでの活動を通じて、人的な繋がりを育成する自己開発の場である。
■OBOGの進路/活動
KIPを卒業した社会人の進路は主に官公庁、コンサルタント職、商社、新聞社、放送局、ベンチャー、広告代理店、外資系金融、銀行、製造業、国際関連業など。社会に出てからもKIP社会人会員として多くのメンバーが変わらず定期的にKIPの活動に参加。