■理念/指針・沿革
MIS(Mulitilateral Interaction with Students)とは、若者が国境を越えて繋がりながら、国際社会に存在する様々な問題を取り上げ、議論し、解決のための行動を起こす活動を展開しているNPO法人。
”Seed the future, lead the world”を理念とし、若者同士が活動をしながら種をまき、やがて成長して国際社会に貢献していく人材に育っていくことを目指す。
2011年に東京大学の学部生が中心となって創設され、2013年にNPO法人化され、現在に至る。
■活動内容
NPO法人MISの活動内容としては、大きく2つに分かれる。
1つ目の活動は、「国別チームによる課題解決プロジェクトの実行」である。東南アジア現地の課題や日本との共通課題に対し、東南アジア現地の提携先と協力して、学生主体で課題解決プロジェクトを計画/実行する。プロジェクトの実行に際しては夏休みと春休みの年2回実際に東南アジア現地へ渡航を行う。
2024年2月現在はタイ・ミャンマー国境地帯チームとベトナムチームが活動を行っており、実際に夏休みと春休みに現地へ赴いて提携先/現地団体との交流や各チームで計画した課題解決プロジェクトを実施した。
2つ目の活動は、「日ASEAN学生会議の企画運営」である。日ASEAN学生会議は、外務省が行う日ASEAN交流事業の一環として毎年2月に日本で1週間程度開催される学生会議で、MISは例年プログラム内のワークショップ(日ASEANの共通課題に対しての議論/解決策提案)の企画やASEANからの参加学生との交流を担う。会議までの準備は、半年から一年の期間をかけて、日ASEANの共通課題の設定からリサーチ/ヒアリングを通じた深堀り、会議当日にASEANの参加学生と行うワークショップの設計を各分科会ごとに行う。会議当日は、ワークショップの運営/ファシリテーションや参加学生との文化交流、当日の日本文化体験プログラムへの同行などを、1週間を通して泊りがけで行う。
その他にも、不定期のシンガポール/中国の大学生とのオンラインディスカッションや、ASEAN/北米の学生の訪日プログラムのお手伝い、駒場祭での東南アジア屋台出店なども行っている。
■OBOGの進路/活動
商社、コンサル、官公庁を中心とした多種多様な就職先。
大学院進学を選択するOBOGもいる。
留学を経験するメンバーも多い。