○魅力
・正解を求められず、”ブランドに関連する事象”ならなんでも好きなように徹底的に追究できる。
・ブランドというのは複合的事象であるため、マーケティングや経営学の枠を飛び越えた心理学や社会学的観点からの議論もあり、思考の幅が広がる。
・伝統工芸など、ビジネス的価値の外にある分野に携わる人や物事に触れる機会も多い。
・先生が魅力。権威のある先生だが、謙虚に学ぶ姿勢を絶対に忘れない。ゼミ生たちの発表を聞いて、新しい学びがあったらすかさずメモをとり「勉強になる」と言ってくれるし、毎回真剣にフィードバックをくれるのが嬉しい。
・先生の交友関係がすごい。去年、Managing Brand Equityなどのブランド論で有名なDavid Aakerがオフィスに来た。STP理論で有名なPhilip Kotlerとも交流があるらしい。
・ゼミ生同士の仲が良く、飲みの席でも真面目にブランドやマーケティングの話ができるような雰囲気。
・自主ゼミということもあって同じビジョンを共有しているので仲良くなりやすい。就活相談もお互いするし食事会や新年会とかも積極的に行われる。
△大変なところ
・ノウハウとか知識を教えてもらう場ではないので、とにかく自分で考え続けないと無駄な時間になってしまう。
・定量調査やデータを使った分析ももちろん行うが、ブランドの文化的・社会的側面の方に興味を持って参加している人が多数(先生含め)なため、どちらかというと行動経済学的見地からブランドの持つ情緒的価値について論じる機会が多いことは知っておいてほしい。
・自分で積極的に課題なり仮説なりを見つけ、高いモチベーションでブランド研究を行えるような人でないと100%エンジョイするのは難しい。負担は確かに軽い方だが、コミュニティ欲しさでの応募はオススメしない。
・毎回議論が白熱するので大抵の場合延長する(予定がある人は6時に帰してくれる)。
・そもそも答えのない議論を楽しめるかどうかが、片平ゼミの活動を楽しむ上で重要な要素である。
・2年間の活動が前提。どうしても授業が入ってしまう人でも、合計1年間は在籍したい。1セメスターのみの受講は推奨していない。