経済学部ゼミ
マクロ
金融
経済理論モデル
インゼミ
マクロ経済学に基づいて身近な現象を分析する力を養う経済学部のゼミ。
執行代 | ゼミ長は3A後半~4A前半。 OBOG会や合宿などの企画は3年生が行い、4年生はサポートに回る。 新ゼミ長については現役のゼミ長と副ゼミ長が話し合って決める。 |
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人数 | 3年生11名、4年生9名(長期留学・休学していた方が3名) ※合計20名前後。 ※長期留学・休学をする学生が一定数いるので、年度によって人数の偏りが発生します。 |
参加学年 | 3・4年のみ |
選考 | あり |
活動頻度 | 毎週火曜4限 ※延長があり、4,5限(14時55分~18時過ぎ)となることも。 |
卒業論文 | あり |
ゼミ論 | なし |
サブゼミ | あり |
2年間の
合計単位数 |
16単位 |
公式Twitter |
〈内容〉
専門は、マクロ経済学であり、特に青木先生のご専門であるマクロ金融に詳しい。ゼミは今年で11年目であり、経済学部においては比較的若いゼミである。マクロ経済学などの理論を用いて、ゼミ生が身近な経済現象の説明を試みる「ブリーフィング」と、教科書や論文を読みマクロ経済学ついて学ぶ「輪読」の二つが活動の中心となっている。
また、4年生はブリーフィングなどを通じて見つけた興味あるトピックについて卒論を執筆する。
〈授業計画〉
3、4年生が一緒に活動しており、ブリーフィングと輪読が年間を通じて行われる。ブリーフィングは、20分の発表→Q&A→ディスカッション→(2週間後に)追加発表という流れで行われ、各ゼミ生が興味あることについてスライドを用いつつ発表する。例年、経済学理論を援用して、身近な経済現象の説明を試みる学生が多いが、堅苦しくないテーマのものも多く、昨年はマラソンの時間配分に関する分析を行った学生がいた。ブリーフィング後のディスカッションにおいては、このテーマをさらに発展させるにはどうすれば良いか、ゼミ生一同で議論する。また、発表者はその間に先生から1対1でフィードバックを受けることができ、2週間後の追加発表において先生やゼミ生から受けたアドバイスをもとに、さらに発展させた内容を発表する。
輪読においては、2年生のマクロ経済学よりもやや進んでいるが、大学院レベルよりも易しい内容を扱っている。教材は、教科書の場合と論文の場合があり、ゼミ生の興味関心に沿って先生が教材を薦めてくださり、最終的に先生とゼミ長が相談して決定される。2020年度Sセメスターでは先生が執筆中の中級マクロの教科書(和文)を、Aセメスターでは金融政策関連の複数の論文(和文と英文の双方の場合あり)を扱っている。
また、サブゼミ(※)が例年Aセメスターのみ行われ、単位認定も行われる。そちらでは輪読を行っているが、参加は完全に自由であり、基本的にはゼミ生のみで運営される。ただし、今年は先生も参加してくださっており、『動学マクロ経済学へのいざない』(蓮見亮)を輪読している。
※サブゼミ:ゼミの前後に行われる補習時間のこと。経済学部的にはプロアクティブラーニングセミナー(プロアク)とされる。サブゼミが、プロアクとゼミに認定された場合は単位が認められ、そうではなければ認められない。事前に特定のメンバーが監督者(4年生または院生)となり、受講者の名前・学生証番号も全て登録しておく。
〈青木浩介先生について〉
研究分野
マクロ経済学と金融政策を中心に研究を行っている。近年では,金融市場の不完全性に焦点を当てて,資本移動自由化に伴う経済調整や,資産バブルに関する理論的な研究を行った。金融政策の分野では主に不確実性下の金融政策を分析している。
近年のご研究は、こちらを参照。
平成4年 神戸大学経済学部卒業
平成6年 神戸大学大学院経済学研究科前期課程修了
平成12年 プリンストン大学 Ph.D.
平成23年 東京大学大学院経済学研究科准教授
平成29年 東京大学経済学研究科教授
詳細
〈他ゼミ比較〉
マクロ金融系の福田ゼミなどと比較されやすいが、ブリーフィングに魅力を感じて青木ゼミを選んだと話す人が多い。
・人数:3年生11名、4年生9名。女子は例年、各学年に数名いる。
・属性:全員が経済学部生。大多数が兼ゼミしている。所属コミュニティとしては、学生団体系や運動系、音楽系など、多様である。留学する人も一定数いる。
・性格:真面目で、それぞれの興味あることに打ち込むゼミ生が多い。
・兼ゼミ先:松井、下津、福田、澤田、楡井、北尾、山口ゼミなど
・進路:金融庁、内閣府などの官公庁や、日銀などの公的金融機関、大学院進学の他、日系大手や外資系も一定数いる。
毎週火曜4限。サブゼミが火曜1限(毎年変動有)に開講され、単位認定も行われる。(オンライン下の現在は、メンバーの都合に応じて日時を変更することも。)
原則、経済学部の3年生を新規で受け入れている。先生がゼミ生の多様性を重じ、兼ゼミを推奨しているため、例年必ず二次募集を行っている。他学部生でも聴講で受講することができ、その際は先生に相談する必要がある。選考は経済学部のスケジュールに準じて行う。
応募に際しては、エッセイ(2000~3000字程度)の提出が必要。興味を持っている経済問題や最近読んだ本について書くことが求められる。
その後、青木先生との1対1の面談となり、そこではエッセイの内容に関連した話を先生に聞かれることが多い。
募集人数は毎年10名程度。選考は先生が行っている。
両セメスター共に毎週火曜日の4限にゼミを行う。ただし、ゼミ生の都合に合わせて時間帯をずらすことも可能なよう。
7月:ソウルインゼミ
ソウル大学にある、経済学専門のサークルの学生と交流するイベント。ソウルに行く年と、東京にソウル大の学生が来る年があり、昨年はソウルを訪問した。青木ゼミ側においては、3年生が数グループに分かれて経済問題について分析し、当日は英語で発表を行う。ソウル大学の学生も同様に発表し、お互いに対して質疑応答が行われる。英語を使った議論であり難易度が高いが、青木ゼミ生も積極的な発言が期待される。また、ソウル大学の学生から鋭い質問が飛んでくることも多く、いつも刺激が受けられる。発表の後は、ソウル/東京観光を行う。)
12月:ゼミ合宿、OBOG会
前半は経済分析演習、後半は観光である。例年温泉宿に泊まっており、昨年は湯河原に行った。OBOG会もこの頃に行われ、歴代の先輩方が参加してくださる。過去の青木ゼミの活動や社会人生活の実態について伺う貴重な機会。
1月:藤原インゼミ
年明けに、慶應大学の藤原ゼミとインゼミを行う。今年は2月にオンライン開催となる可能性が高い。ソウルインゼミと似た形で、お互いに興味ある経済問題について分析して発表しあう。藤原ゼミ生はいつも斬新な切り口から質問してくれ、多くの学びが得られる。
・先生がとても優しく、教育熱心。複雑な経済モデルや経済事象でも、先生の説明を聞くとすんなりと受け入れられる。
・ゼミ生は優しく真面目な人が多く、居心地がよい。
・経済事象について深く考える人が多く、刺激が得られる。
・留学に挑戦する人や学業に打ち込む人、長期インターンをする人など、様々な興味関心を持った人がいる。
・他大学との交流がある。
・ブリーフィングのテーマを考えることが意外と大変。良いテーマが思いつかず数週間思い悩むことも...
・他のゼミ生のブリーフィングに対して、意味ある質問・意見を述べることが難しい。数週間かけて準備してきた内容を素早く理解して、さらなる発展に役立つことを言おうといつも苦労している。
・延長が多い。時間割上では火曜4限だが、ブリーフィング内容について議論していると、いつの間にか18時をまわってしまう。
Twitter新歓アカウントにて告知。(3月頃から稼働開始か)
例年は、12月に駒場で、また3月末~4月頭に本郷でゼミ説明会が行われる。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。
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計量経済学の理論を基礎から発展まで学ぶ自主ゼミ。
マクロ経済学や金融について幅広く学ぶゼミ。
経営戦略・イノベーションを学ぶ経済学部のゼミ。
基本的には近代経済史を学ぶ経済学部のゼミ。 ただし卒論やゼミ論のテーマは自由。