経済学部ゼミ
マクロ
金融
ダブゼミ
マクロ経済学を学ぶ経済学部のゼミ。
創設3年目で学生がゼミの内容を主体的に決定できる。
執行代 | ゼミ長は4年生が担当。 |
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人数 | 3年生 12人、4年生 7人 |
参加学年 | 3・4年のみ |
選考 | あり |
活動頻度 | 毎週木曜4限 ※基本的に延長なし |
卒業論文 | なし |
ゼミ論 | なし |
サブゼミ | なし |
2年間の
合計単位数 |
12単位 |
公式Twitter | |
公式メアド |
nakajimazemi.ut[a]gmail.com
([a]を@にしてメールを送信してください) |
<内容>
創設4年目となるマクロ経済学やファイナンスを扱うゼミ。今年度はSkiadasの"Asset Pricing Theory"とRomerの"Advanced Macroeconomics"の輪読・発表を行なった。また班ごとに興味のある論文を取り扱い、ゼミ内での発表も行なわれた。
<授業計画>
3・4年生が一緒になって班ごとに発表を行なう。輪読で扱う教科書は駒場マクロやファイナンスの発展といえる内容であり、大学院レベルの高度な理論を扱うこともある。2021年度はSセメスターに"Asset Pricing Theory"と"Advanced Macroeconomics"の輪読、Aセメスターに"Advanced Macroeconomics"の続きと論文の輪読を行なった。
また、サブゼミも行なわれており、輪読で扱った教科書の理解を深めるような内容が扱われている。参加は任意だが本ゼミの内容と補完的なので、参加することが強く推奨される。
ゼミ論や卒論が必須ではないため、それらを執筆する負担はない。一方、ゼミ論や卒論を書きたいという場合には、中嶋先生が全面的にサポートしてくださるので、ちゃんと卒論を書いて卒業したいという学生も気兼ねなく応募してほしい。実際、来年度の4年生にも複数人卒論を書く予定の学生がおり、4限の授業後に任意参加でゼミ論・卒論発表の時間を設けることを検討している。
来年度はAcemogluの"Introduction to Modern Economic Growth"を輪読していく予定。駒場マクロでもソロー・モデルや内生的経済成長の基本的なアイデアを扱っていたが、授業後半のミクロ経済学的基礎を用いて再構成したものを扱っている。経済成長という単一のテーマを扱っているにも関わらず、非常にバラエティのあるモデルが紹介されており、マクロ経済理論の奥深さを知ることができる。また、後半には確率的なモデルも扱う予定なので、ファイナンスに興味があるにもおすすめできる。
〈中嶋智之先生について〉
京都大学教育学部→京都大学経済学部(修士)→シカゴ大学Ph.D(経済学)→ブラウン大学助教授→京都大学経済研究所助教授・准教授→東京大学経済学部教授
中嶋先生は教育学部出身というかなり珍しい経歴をお持ち。本格的に経済学の勉強を始めてから2年でアメリカの名門大学院に博士留学する輝かしいご経歴。。日本銀行にも客員研究員として勤めていた経験があるらしい。駒場の「マクロ経済学Ⅰ、Ⅱ」を受講した方ならわかると思いますが、本当にきさくで優しい、笑顔の素敵な先生である。また、ゼミ中に学生がわからないところがあれば、丁寧に直感的な説明をしてくださるので、自分一人で学習するよりもずっと多くのことを学ぶことができる。
〈他ゼミ比較〉
他のマクロ系ゼミと比べると教科書の輪読の比重が大きいことが特徴。かなり高度な理論までしっかり学ぶことができる点で差別化されている。また、ファイナンスの内容を扱うこともあり、不確実性のあるモデルを勉強できることも特徴の一つである。
一方、他のマクロ系ゼミではしばしばゼミ論執筆のために自分でプロジェクトを進め、ゼミ中に発表するという活動が行われているが、中嶋ゼミではそのような機会は相対的に少ない。ある意味負担が少ないとも言えるが、プロジェクト型の活動に興味がある学生は、中嶋ゼミで理論的基礎を固め、それを基盤にほかのゼミで研究を行なえば、大きなシナジーが得られる。
・人数:3年生 12人、4年生7人
(応募者次第なので)女子率は年度によって変わりうるが、2021年度は全員が男子である。
人数や男女構成比に関して厳格な規定はない。
(なので女子の方も遠慮せず検討していただけると嬉しいです)
・属性:全員が経済学部生。兼ゼミは毎年3割前後。所属コミュニティとしては、テニスサークル・ダンス部・キックボクシング部など体育会系から吹奏楽・マジック・駒場祭委員など文化系まで幅広い。
・性格:今年度のゼミはオンライン開催であったが、支障なくゼミ運営を行えており、教授同様穏やかで優しいひとが多い。ゼミ生の発表を聞く時も詰まったり稚拙な部分があったりしても意地の悪い事を言う人は1人もいない。
・兼ゼミ先:松井ゼミ、野原ゼミ、市村ゼミ、大森ゼミ、林ゼミなど
・就職先:就職先には金融志望が多い印象があるが、就職先はその他公的機関(国家公務員含む)やコンサル、IT系など幅広い。毎年変動があるが1~3割程度の学生は経済学研究科に進学する。
毎週木曜4限。
基本的に105分の枠内で終わり、延長したとしてもキリのいいタイミングで切り上げることが多い。
サブゼミも存在し、学生や先生の都合に合わせて曜限を決定する。
募集人数は10名程度。
原則として経済学部の3年生を新規で受け入れているが、4年生や他学部生も受け入れている。例年二次募集まで行われることが多いが、一次募集の人数次第。
選考課題は未定だが、例年A4一枚で経済について興味のある事を書いて提出することが多い。
成績は特に重要でないが、それなりに高度な理論を勉強していくことになるため、経済理論を楽しめる人や分からないことがあれば積極的に質問できる人に来てほしいと中嶋先生もおっしゃっていた。
わからないところがあれば上級生や先生がちゃんとフォローするので、たとえ数学が苦手であってもマクロ理論に興味があるなら心配せずに応募してほしい。
毎週の本ゼミとサブゼミでの活動がメイン。
夏休みには希望人数次第だが勉強会を開く予定。中嶋先生も参加される。
昨年度はハイブリッドで行なっていたのであまり行えなかったが、来年度はゼミ後のアフターも数回開くかもしれない。また、合宿についても検討する。
・中嶋先生がとにかく優しく穏やか。笑顔も素敵。
(これはどの他のゼミを比較しても自信を持って言えます)
・取り扱っている教材のわからないところを的確に解説していただける。
・雰囲気が丸い。発表の際も失敗したらどうしよう、といったプレッシャーを感じる事なく落ち着いて発表できる。
・延長がないので授業や予定を入れやすい。
・発表を担当するのは月に1〜2回程度で負担があまりない。
・就職の予定などが入ってしまっても中嶋先生がそういったゼミ生の都合にとても寛容。
・輪読本は英語であり文章量もあるため発表準備が少し大変。
(筆者も英弱でとても共感できますが、現代の翻訳ツールの便利さや発表頻度のおかげでなんとかなっています。)
・(特別高度な訳ではないが)マクロ経済学Ⅱで取り扱った数式が出てくるため、苦手意識を持っているとやや大変。
・(これは仕方ないことだが、)何度か休んでしまうと発表している内容を理解するのに少し苦労する。
Twitter新歓アカウントにて告知。
オンラインゼミ説明会は12月15日・17日に開催される。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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ベイズ統計を中心にデータ分析について学ぶゼミ。
基本的には近代経済史を学ぶ経済学部のゼミ。 ただし卒論やゼミ論のテーマは自由。
主に西洋経済史を学ぶ経済学部のゼミ。
経営戦略を学ぶ経済学部のゼミ。