経済学部ゼミ
日本経済
経済政策
政策評価
EBPM
日本の経済政策、およびEBPM(証拠に基づく政策形成)を学ぶ経済学部のゼミ。
執行代 | ゼミ長は4年生だが、基本的には3年生も含めたゼミ生全員が何らかの役職につく。 |
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人数 | 昨年度は3年生5名、4年生4名。来年度も同程度の募集を予定。 |
参加学年 | 3・4年のみ |
選考 | あり |
活動頻度 | 毎週木曜4限 |
卒業論文 | なし |
ゼミ論 | なし |
サブゼミ | あり |
2年間の
合計単位数 |
8単位 |
公式Twitter |
〈内容〉
①日本経済、経済政策に関するいくつかの研究テーマを設定し、共同研究を行う。
②並行して、様々な文献の輪読やゲストスピーカーの講演を通して多角的な視座を育む。
〈授業計画〉
年間を通して両学年ともに上述した研究と輪読を並行して行う。
また、研究を進めるに当たって必要となる知識の習得などを目的に、日本政府の官僚の方や外部の有識者をお招きし、講演を実施していただく(1セメスターに数回程度)。
研究については、3人程度のグループに分かれて、それぞれメンバーの興味関心に沿った日本経済・経済政策に関するテーマを設定し、研究する。2021年度は、「CBDC(Central Bank Digital Currency)」「携帯電話の値下げ政策」「GoToトラベル政策」「キャッシュレス推進政策」などのテーマについて分析した。
講演については、河野太郎氏(行政改革担当大臣など歴任)をはじめ、官公庁で政策立案に関わっている方や日銀の方をお招きした。
輪読する資料については、ゼミ生の意見を聞いた上で星先生が選定される。日本国内で一般販売されている書籍から、外国政府の諮問機関がまとめた英文の報告書まで、幅広く取り扱われる。
〈星岳雄先生について〉
主な研究分野は金融論、マクロ経済学、日本経済論。
1983年東京大学教養学部卒業後、マサチューセッツ工科大学院に進学。そのまま2019年9月まで、基本的にはアメリカの大学で教鞭を執る。2012年から2019年8月までスタンフォード大学教授。また、1997年から1998年まで、日本銀行金融研究所で客員研究員を務めた。
2019年9月より、東京大学大学院経済学研究科 教授(現職)。
2021年4月、東京大学大学院経済学研究科長・経済学部長就任(現職)。
〈他ゼミ比較〉
・マクロ系のゼミという扱いをされることが多いが、一般的なマクロ系ゼミのように数式や数学を駆使して研究よりも、その結果の解釈や考察などに重点を置く。そのため、数学的な知識はあまり登場せず、むしろ数式の変形だけでは捉えきれないものを思考することが大事にされている。
・研究では日本経済を専門的に扱う。日本経済のトピックを取り扱う比率はどのゼミよりも高いのではと自負している。
・人数:2021年度は3年生6名、4年生6名。女子は12人中4人(うち3年生2人)。
・属性:2021年度は経済学部生11人、法学部生1人。学科は経済学科から経営学科まで幅広い。兼ゼミは3人。ゼミ生の所属コミュニティも、運動会から文化系サークルまで幅広い。
・性格:研究を複数人のグループで行う関係上、他のメンバーとの協調が求められることもあり、ゼミ生同士の仲は良い。コンパはセメスターの開始・終了時などの節目に開催される。
・兼ゼミ先:山口ゼミ、青木ゼミなど。
・就職先:2021年度は公務員2名、民間金融機関2名、政府系金融1名。ただし、3年生には民間企業志望者もいるし、4年生もほとんどの人が民間就活の経験あり。
毎週木曜4限。延長はない。ゼミの時間外の負担は一般的なレベル。
サブゼミ(※)も存在し、「プロアク」として単位認定されている。2021年度は毎週水曜1限に実施されており、4年生も含め全員が受講している。
※サブゼミ:本来のゼミとは別の時間帯に行われるゼミのこと。経済学部的にはプロアクティブラーニングセミナー(プロアク)とされる。サブゼミが、プロアクとゼミに認定された場合は単位が認められ、そうではなければ認められない。事前に特定のメンバーが監督者(4年生または院生)となり、受講者の名前・学生証番号も全て登録しておく。ゼミによるが、3年生のみの所が多い。サブゼミが設置されている場合、受ける人がほとんどである。
募集は経済学部のスケジュールに準じて行われる。星先生はゼミ生の多様性を求めており、他学部生の応募も歓迎される(ただし、他学部生には単位は出ない)。
2021年度は3年生・4年生を問わず募集し、二次募集まで実施された。来年度についても新4年生の参加も可能である。
以下は2021年度の情報となるが、応募に必要な書類は、自己紹介、経済学的な興味関心のある事柄などをA4の紙1枚程度に簡単にまとめたエッセイ。提出した資料をもとに星先生が1対1で15分程度の面接を実施される(選考がない場合でも同様)。
募集人数は2021年度と同程度を見込んでいる。
未定。
まだ設立2年目の新しいゼミで設立当初から新型コロナウイルスの影響受けたため、今後の感染状況を踏まえつつ行事の開催を計画している。
・星先生の人脈が非常に強く、講演に招かれる人物は非常に豪華(元経済財政政策担当大臣の竹中平蔵氏や、元財務事務次官の木下康司氏など)。
・ゼミ生同士の仲は良く、ゼミの後にそのまま食事に行くこともある。
・星先生とゼミ生との距離感も非常に近い。コンパの際には星先生もいらっしゃり、いろんな話をしてくださる。
・コロナ禍の中ではあるが、本郷で対面のゼミも実施しており、星先生やゼミ生全員と実際に顔を合わせてゼミに参加することができる。
・経済理論を追求したり、経済学誌に取り上げられるような論文を読んだりする機会は他のゼミと比べて少ないため、それらに興味・関心がある人にとってはテーマが合わないかもしれない(その代わり、サブゼミでは論文を多く取り扱う)。
Twitter新歓アカウントにて告知(現在も稼働中だが、3月頃からは一層投稿が増えると思われる)。
例年は、12月に駒場で、また3月末~4月頭に本郷でゼミ説明会が行われるが、今年は新型コロナウイルスの影響で12月のゼミ説明会はオンライン開催される。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。
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マクロ経済学を学ぶ経済学部のゼミ。 創設3年目で学生がゼミの内容を主体的に決定できる。
基本的には近代経済史を学ぶ経済学部のゼミ。 ただし卒論やゼミ論のテーマは自由。
開発経済学を学ぶ経済学部のゼミ。
マクロ経済学や金融について幅広く学ぶゼミ。