■どんな学部?
原子、分子、高分子、結晶、新材料、生体を扱っている。様々な階層の物質の物理学あるいは化学を、学生の志向に応じて、深く、且つ広く学び、ミクロからマクロの様々なスケールに渡る物質世界に対する、新しい時代のニーズに対応できる人材を育成。従来の物性物理学、原子核物理学、素粒子物理学、物理化学、有機化学、無機化学などの分野を全てカバーするだけではなく境界領域、領域横断的なところに位置する新しい科目を加えている。物理学的な指向性、化学的な指向性も伸ばしつつ、他の諸学科では決して得ることのできない領域横断的プログラムを学ぶことができる。
■統合物質コースの諸制度
卒業までに必要な単位は76単位以上。
内訳は、度数科目が6単位以上、コース科目から34単位以上、他コース科目から16単位以上(合併科目含む)、卒業研究10単位
■進学定数は?
定員数と各科類からの受け入れ数
受け入れ枠 |
第一段階 |
第二段階 |
理科(指定科類) |
12 |
8 |
・理1から進学する人が多い。
■内実は?
・興味が多岐にわたっている人が多い。生物と化学と物理と数学の授業を1セメスターでとる人もいる。
・化学、物理に興味を持っている人が比較的多い。融合分野に興味がある人もいる。
・部活に入っている学生は多くない。
・学科の特徴として、授業のカリキュラムを自分で柔軟に組むことができるため、インターンや課外活動で忙しい人もいれば、勉強に集中している人もいる。
■コースの違いは?
本コースは、4コースある統合自然科学科の1コースであり、自然の数理的構造を探求する。様々な数理的概念の理解を深めるとともに、広く自然現象の背後にある数理的構造を学ぶ。「統合自然科学」の名のように、自然科学を統合的に理解しようとする動機のもとで学んだ、高度な数理的考えや手法を様々な分野に生かせる人材の育成を目指す。
※統合自然科学科4コース
・数理:自然の数理的構造の探究
・物質:原子から生体物質まで広く物質の真理を追求
・統合生命科学:生体と生命現象の本質を探究
・認知行動科学:人間・動物などの個体や集団の研究
※スポーツ科学サブコースも存在し、上記の4コースのいずれかに加えて履修することができる。