2年生Aセメスター
科目 |
区分 |
開講時限 |
細胞生物学Ⅰ,Ⅱ(※1) |
必修 |
木曜2限 |
生命科学概論 |
限定選択 |
月曜1限(※2) |
(※1)
ターム制の授業が2つ連続し、セメスターを通し受講する。細胞生物学一般について、担当教員が講義する。なお、タームによって教員が変わる。合計で1セメスターしかないので、教員の専門分野の話に関連した講義が多くなる。よってだんだん内容が専門的になっていきあとで調べてもなかなか出てこない内容になっていくので、レジュメに書き込んでしっかりついていくことが必要である。
(※2)
各教員がオムニバス形式で自分の研究に関して話す。導入は非生命系の人の受講も勘案し、初歩からなされるが、次第に専門的な話になっていく。基本的に統合生命コースの人は本講義の受講を推奨されるが、履修しなくても卒業できる。
本講義は「高度教養科目」と呼ばれる講義の種類の中に位置しているが、同じ「高度教養科目」と言う枠組みのなかで、学科で指定されている数理科学概論や認知脳科学概論...などなどを一定の単位数(例年は6単位以上)履修することで、「高度教養科目」における統合生命科学コースの卒業要件を満たすことが可能である。
3年生Sセメスター
科目 |
区分 |
開講時限 |
統合生命科学セミナーⅠ |
必修 |
水曜1限 |
2週ごとに英語論文を指定され、輪読形式で学生が和訳しつつ教員から追加説明や質問などがなされる。教員は2週ごとに変わり、教員が論文を指定する。
3年生Aセメスター
科目 |
区分 |
開講時限 |
統合生命科学セミナーⅡ |
必修 |
水曜1限 |
学生は数名からなるチームに分けられ、チームに対し担当教員が英語論文を指定、チームはこれを読んで他の学生の前でプレゼンし内容を解説する。発表回数は2回ほど割り当てられる。回ごとにチームは編成され、担当教員も変わる。論文は、教員から指定される。発表しない学生は、発表を聞き質問を最低一回することが求められる。
4年生Sセメスター
(※1)
実質上の卒論のための研究室配属である。内容も卒業研究と変わらない。基本的に、ラボに行く生活になる。この段階で他の授業は履修し終わっているのが理想である。忙しさは、ラボ次第で大きく異なる。しかし、あくまで「卒業研究」ではないので、4Aでラボを変更することも可能である。が、ほとんど変更する人は無い。学生は、3Aに行われる希望調査までに、自分が卒業研究を志望するところを見定める。なお、修士課程に進学する場合、特に希望がなければ同じ研究室に持ち上がりで残る学生が多い(当然院試は受ける必要があり、希望に関わらず成績次第では研究室に残れない場合もある)ので、数年スパンでの環境選びとなり、重要である。先輩などに雰囲気を聞いたり、教員にテーマについて質問する必要があるだろう。特に、現時点においてコースとして研究室ごとの同時説明会などは設けられていない。学生の何倍もの研究室があるから、自分で探していく必要がある。
また、注意すべきこととして、卒業研究で配属される各研究室には、統合生命コースからは各々1名しか定員がないと言うことがある。この配属は、学生への希望調査のもと、希望を最優先に総合的に判断されて教員によって決められる。よって、たまたま同期で同じ研究室の志望が重なっていたら、配属されない可能性がある。例年、自主的な学生同士のコミュニケーションによって、希望のアンケートがとられるまえにお互い話し合って被りがないように調整されることが多い。
さらに本題からそれるが、後期教養学部が接続する総合文化研究科の所属研究室の中には、修士からは学生を受け入れているが、学部生からは受け入れていない研究室などもある。統合生命科学コース進学前に、特定の研究室の配属を計画して逆算し進学する場合は、本当に学部からも受け付けているか確認することが必要である。また、そのような修士からしか学生を取らない研究室は、蓋を開けてみれば定員数が少なかったりして、他大学からの学生との競争率が激しかったりする場合がある。思わぬところで足を掬われないように、事前に連絡をとって定員や募集状態を聞いておくとよい。
・院試について
この時期から院試が始まる。本コースが接続する総合文化研究科の入試時期は8月ごろである。研究をしつつ、だんだんと試験対策に本腰を入れる時期である。ラボによっては院試休みをくれるところもある。詳しく研究室の先輩に聞いてみることをお勧めする。
4年生Aセメスター
卒論執筆のための卒業研究である。ほとんどの学生は4Sからの続きである。卒論を書き、発表することで学位が認定され晴れて卒業となる。