2年生Aセメスター
■全員で専門科目を受ける2A
科目 |
区分 |
開講時限 |
人類生物学 |
専門科目 |
A1木曜4-5限 |
霊長類学 |
専門科目 |
A2木曜4-5限 |
骨格人類学実習 |
専門科目 |
A金曜4-5限 |
・週15コマ程度。
・多くの学生が受講する講義は15コマ中10コマ程度だが、他セメスターと比べれば履修科目の自由度は高い方である。
・実験はほぼ無い。
・実習や、標本を扱う講義は本郷で行われる。
・新2年生を交えた歓迎会が10月に行われる。それ以外の時期も、理学部2号館のキッチンやラウンジで、先生も交えた懇親会がしばしば行われる。
・学科全体として、A系B系の区別はなく、遺伝学、分子生物学、進化生物学、人類生物学などの基本的な生物学の科目を学んでいく。
・A系に進む学生は、「人類生物学」「霊長類学」「骨格人類学実習」の修得が推奨されている。
・生物化学科、生物情報学科などと同じ授業を受けることも多い。
・A系とB系とのコース選択は、12月末頃に説明があり、1月初めまでに希望を出す。
・基本的にA系とB系は自由選択。人数としてはA系が10名程度でB系が15名程度。
3年生Sセメスター
■A系・B系に分かれる3S
科目 |
区分 |
開講時限 |
形態人類学実習 |
A必修 |
集中 |
人体解剖学実習 |
A必修 |
S1月火水木3-5限、金1-4限 |
生物科学共通実習 |
B必修 |
月火木金3-5限 |
・理学部2号館での、先生・学生交えた懇親会・飲み会は、依然活発になされる。
・4年生は研究室で活動しているため、学科部屋に屯する学生は3年生が中心。参考書やデスクがある。
・年度によるが、五月祭にて生物系に絡めた模擬店などを開くことも。
・AB両系との独自講義のほかに、学科全体に共通の講義(選択必修科目)がある。
・Aセメスターで実施される生物学科開講の「科学英語」について、6月にUTASで履修アンケートが行われ、授業を受けたい先生を選ぶ。人数が偏った場合は抽選。
・AB両系ともに、主に午前中が講義で午後が実習。
A系の場合
・週5で、午後は人体解剖・脳解剖をずっと行うなど、実習がメイン。
・それ以外の授業コマは、午前中に6コマ。
・3年次より、実習が医学部医学科とほぼ同じ。人体解剖と脳解剖、つまり生理学や生化学の実験をする。
・人体解剖学実習の予習と単語テストに追われる。
・人体解剖学実習が6月に終わると、脳解剖実習がスタート。下旬からは医学部と共通ではないA系授業と実習が始まる。
・8月、礼文島へ1週間の発掘実習。海の幸や島巡りも楽しむ。
・9月、2週間ほど人類生物学実習の夏休み集中講義。3Aセメスターに控える人体組織学の予習をする学生もいる。
・選択科目で1週間ほど実習科目を取ることができ、フィールドワーク好きな学生には楽しめそう。
B系の場合
・附属臨海実験所や附属小石川植物園を利用した、動物や植物と直に触れ合う実習がある。
・4月は、器具の取り扱いや基本的な実験方法を学ぶ。
・5月は附属臨海実験所に1週間泊り込み、採集とスケッチを繰り返す。
・6月はダーウィンやシュペーマンなどの古典的実験を追試する。
・7月、実験が一区切りついたらレポートと試験がなされる。
・8月は、日光植物園で野外実習。築100年の長屋で、30名分の食事作ったりする。登山未経験者にはハード。
・秩父や富士山での、希望者だけの泊り込み実習。動物や植物の組織断片のスケッチという宿題で大忙しの学生も。
3年生Aセメスター
■3Sよりさらにハードな3A
科目 |
区分 |
開講時限 |
科学英語 |
|
A集中(火1/金2/土3/土4のどれか) |
人類生物学実習 |
A必修 |
集中(9-10月) |
人体生化学 |
A必修 |
集中(月1-2限、水曜1-2限、木曜3-5限) |
人体解剖学 |
A必修 |
A月火水木3-5限、金1-4限 |
人類遺伝学実習 |
A必修 |
A月火水木金1-5限(11月末-12月) |
先史学実習 |
A必修 |
集中(1月) |
人体{生化学/組織学}実習 |
A必修 |
月3-5限、木1-2限、金1-4限、集中(1-2月) |
人類学野外実習 |
A必修 |
集中(10月) |
生物科学専門実習Ⅰ |
B必修 |
A月火木金3-5限 |
生物科学専門実習Ⅱ |
B必修 |
A月火木金3-5限 |
生物科学専門実習Ⅲ |
B必修 |
A月火木金3-5限 |
生物科学専門実習Ⅳ |
B必修 |
A月火木金3-5限 |
・時間割はやや変則的。
・「科学英語」を履修する学生が多い。
・4Sセメスターで2研究室を回る「プレ卒研」がなされる。その研究室希望調査は3Aセメスター末になされる。学生の数に比して研究室数が多いので、ほぼ希望通り。稀に一部研究室に希望が集中した場合は、S1ターム⇔S2タームで入れ替えして対応する。
・1月にはプレ卒研の配属研究室が決まる。先輩の卒研発表を聞いて来年へ向けての勉強を始める。
・3月には、先輩の修論発表会に出向いたり、4年生へ向けて、興味のある研究室に個人的に連絡し、「プレプレ卒研」をしたりする人も。
A系の場合
・授業コマ数は、6コマ程度だった3Sセメスターから8コマ程度に増える。
・医学部と共通の「人体生化学・人体組織学実習」がスタート。Sセメスターより忙しくなる学生が多い。
・「人体生化学」(生化学ゼミ)は予習が大変だが、英語の論文を読む良い訓練になると評判。
・11月には長野県地獄谷で5日間、猿の観察実習に出向く。
・人体組織学実習の期末試験が年末になされる。それが終わると冬休み。
・1月は少人数の集中講義を受ける。
・2月からは「人体生化学実習」にて予習とレポートの日々。ここで基本的な実験操作を学ぶ。2月下旬から春休み。
B系の場合
・Aセメスターから「講義・専門実習Ⅰ~Ⅳ」が始まる。講義も実験もより専門的な内容になっていく。数字が上がるほど実験やレポートの負担が重くなっていく。
・1月は、レポートや試験をこなしつつ、希望者のみ参加の「臨海実習」にて、海産生物の生理をじっくり追求する学生も。
・2月にレポート提出も完了すれば、ついに春休みになる。
4年生Sセメスター
■研究室に配属される4S
科目 |
区分 |
開講時限 |
生物科学特別実習Ⅰ(4-5月) |
必修 |
S1月火木3-5限、金3-4限 |
生物科学特別実習Ⅱ(6-7月) |
必修 |
S2月火木3-5限、金3-4限 |
研究倫理 |
必修 |
集中 |
・A系・B系での履修科目の違いは無くなる。
・理学部2号館、附属臨海実験所、附属植物園、総合研究博物館の各研究室に配属される。
・「特別実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」を通じて、最大3つの研究室を回って研究活動に参加する。「特別実習Ⅰ、Ⅱ」の配属先は3Aセメスター末で決めるが、A系B系問わず、生物学科の全研究室から選択できる。
・4-5月は「特別実習Ⅰ」、6-7月は「特別実習Ⅱ」。具体的なテーマが与えられ、研究の進め方や実験技術を修得するとともに、セミナーにも参加し、生物学の文献の読み方を学ぶ。
・「特別実習Ⅲ」の配属先、つまり卒研配属先は7月に決める。
・7月には大学院に出願し、8月には院試を受ける。
4年生Aセメスター
■卒研に追われる4A
科目 |
区分 |
開講時限 |
生物科学特別実習Ⅲ(10月-翌1月) |
必修 |
A月火木3-5限、金3-4限 |
・11-12月は卒研にひたすら追われる。
・1月には研究成果を発表する卒研発表会が行われる。
・2月には先輩の修論発表会を聴きに行ったり、修士課程の研究をスタートさせたり、中には学会発表にチャレンジする者も。