農学部
水圏生物科学専修

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【応用生物科学課程】通称「水圏(すいけん)」

目次

    基本情報

    人数

    18~20名

    ジェンダーバランス

    女性は2-3割程度(年による変動がある)

    要求/要望科目

    なし

    就活or院進

    大多数が院進/就職は学年に2~4名程度
    (参考)卒業後の進路
    -東京大学農学部 水圏生物科学専修ホームページ

    公式サイト

    https://www.fs.a.u-tokyo.ac.jp/

    学科概要


    ■どんな学部?

    地球上で初めて生命が誕生した場である「海」に始まり、湖沼、河川などの水圏は、多様な環境を人類に提供してきた。しかし、乱獲や海洋汚染によって、魚類や甲殻類、藻類などの水圏の食料資源は減少が進んでいる。水圏の生物資源を適正に管理していくことが大切である。

    近年は、食料資源の確保だけでなく、エネルギー資源としての海洋生物の活用にも注目が集まっており、生物資源を高度に利用することとともに環境を保護し、 生物種を保全することが益々重要になっている。

    水圏生物科学専修では、多様な水圏生物の持続的利用と水圏生態系の保全に関する教育・研究を通じて、人類が抱える食糧や環境等のグローバルな課題に対して積極的に貢献できる人材を養成することを目的としている。


    ■基本情報

    卒業に必要な単位は76単位。農学総合科目、農学基礎科目、専修専門科目等の各科目区分から必要単位以上を取得しなければ卒業できないため、きちんと計算して履修を組む必要がある。

    卒業までの流れ

    2年生Aセメスター

    科目名 区分 曜限(変更の可能性あり)
    環境倫理(※1) 選択必修 月曜5限
    農学リテラシー(※2) 必修 Wターム集中

    (※1)農学展開科目(卒業までに必ず1単位を取る必要がある)。2Aの「環境倫理」、3Sの「生命倫理」、3A2の「技術倫理」から選択できる。
    (※2)農学部の学生は全員必修。Wタームに集中講義形式で開催される。例年2月中の4日間。履修登録を忘れずに!


    ・週10~11コマ前後が一般的。座学が中心。
    ・2Aは必修がなく、大教室での選択必修がほとんど。計画的な履修をおこなう必要がある。



    3年生Sセメスター


    ■S1ターム

    科目名 区分 曜限(変更の可能性あり)
    水生生物学 必修 月曜2限、木曜2限
    水生生物化学 必修 月曜3限
    水圏環境科学 必修 火曜2限、金曜2限
    水生動物生理学 必修 火曜3限
    水圏生物科学実験Ⅰ(※1) 必修 水〜金曜、3〜5限

    ・週20コマ程度。
    ・平日の水曜日~金曜日の午後は必修の実習が入る。3~5限の3コマ連続の場合が多い(少し早めに終わることもある)。
    ・「例年、専修単位で五月祭に水族館(アクアリウム)を出店している。2~3日前に、三浦半島の先端の「油壷」という場所にある臨海実験所(東大理学部所有)に魚を取りに行く。基本的に4年生が取り組む」(理二→水圏)


    ■SPターム

    週20コマ程度(必修で埋まる)。
    ・平日の月曜日~木曜日の午後は必修の実習が入る。3~5限の3コマ連続の場合が多い(少し早めに終わることもある)。

    実習概要
    科目名 区分 曜限
    水生動物生理学 必修 火曜・木曜2限
    水生生物化学 必修 水曜・金曜2限
    水圏生物科学実験Ⅱ(※1) 必修 水~金曜、3~5限
    水圏生物科学実習(※2) 必修 集中
    漁業学実習(※3) 必修 集中

    (※1)水曜日~金曜日の3~5限に水圏生物に関する実験を行う。
    (※2)7月末の2~3週間、浜名湖で実習を行う。
    (※3)先述の臨海実験所にて実習を行う。期間は1週間。


    ・週15コマ程度。
    ・平日の水曜日~金曜日の午後は必修の実習が入る。3~5限の3コマ連続の場合が多い(少し早めに終わることもある)。
    ・1限の授業はほとんど無い。
    ・SPタームの座学の必修は「水生動物生理学」と「水生生物化学」の2科目。
    実験や実習は研究室ごとに企画されているため、実験や実習に参加する中で各研究室が扱う分野や研究テーマにどのようなものがあるかを知ることができ、研究室の雰囲気もわかってくる。この時期から、秋に向けて研究室を考え始める。



    3年生Aセメスター

    科目名 区分 曜限(変更の可能性あり)
    水圏生物工学 必修 火曜3限
    水圏天然物化学 必修 木曜2限
    水圏生物科学実験Ⅳ 必修 水~金曜、3~5限

    ・週20コマ前後が一般的。
    この時期に研究室を選ぶ。研究室の配属は希望制面接などの選考は無い。実習や実験で各研究室の雰囲気を把握しておくことが大切。
    ※卒業論文にきちんと取り組みたい場合は、3Aまでに卒業単位は取り切っておいた方がよい。



    4年生Sセメスター

    ・必修は卒論のみ。
    ・卒業単位を取り切っていない学生は、卒業チャレンジに挑む。
    ・研究室に配属される。中には、海を訪れる機会がある研究室もある。
    ・院試の勉強をする。



    4年生Aセメスター

    ・必修は卒論のみ。
    ・卒業単位を取り切っていない学生は、卒業チャレンジに挑む。
    ・研究室の先生が持っている授業でTAをする人もいる。

    入る前の想像と実際

    ・「進学前から駒場の授業や研究室訪問で水圏の雰囲気を知っていたので、特にギャップは感じなかった。」(理二→水圏)
    ・S・Aの各セメスターに、農学部水圏によるオムニバス形式の持出科目が駒場で開講される。これを履修すれば、後期課程で扱う分野を一通り網羅できる。(「海の生命科学」や「食糧と環境」など)

    選んだ理由/迷った学科

    ・みんなが魚好きというわけではない。
    ・文系も少しいる。

    コミュニティとしての機能

    ・3年次以降の実験を通して仲良くなりやすい。
    ・先輩↔後輩間では過去問の共有がなされている。(シケ対制度はない)


    項目 内容
    ズバリ、学生間のつながりは: 10(強いと感じる)↔0(全くない) 5(※1)
    LINE 有(※2)
    Slack
    オフラインでのつながり 有(※3)
    上下のつながり そこそこある(※4)

    (※1)五月祭などの準備の際に協力するため、そこで仲良くなることがある。また、TAとして先輩方が担当するので、実験を通じて仲良くなる
    (※2)あまり活発ではない。
    (※3)学科部屋がある。
    (※4)過去問の共有はおこなわれている。

    授業スタイル

    項目 内容
    1クラス当たりの人数 20名前後(※1)
    成績評価 レポートor期末(+出席)
    レポートの頻度 期末のみの場合が多い

    (※1)Sセメはほとんど水圏のみ。Aセメは他専修と合同の授業も複数ある。
    (※2)レポートの分量はA4で2~3枚の場合が多い。


    ・月曜日、火曜日は基本的に座学のみ。
    ・出席は取る授業と取らない授業がある。
    ・たまに、東京海洋大学の先生が講義をすることもある。また、東大大気海洋研究所の先生のオムニバスもある。

    研究室・資料

    農学部公式の「教員カタログ」はこちら
    (各教員の研究内容が平易に書かれているだけでなく、目指す教育内容や研究室の人材輩出実績など進学選択の意思決定に役立つ情報が盛りだくさん。)
     
     
    | 講座名 | 研究室(分野) |
    | :---: | :---: |
    | 水圏生産環境科学 | 水産資源学研究室,魚病学研究室,水圏生物環境学研究室 |
    | 水圏生命科学 | 水族生理学研究室,水産化学研究室,水圏天然物化学研究室 |
    | 水圏生物工学 | 水圏生物工学研究室 |
    | 水産増養殖学 | 水産増養殖学研究室 |

    特別な制度・その他

    One Earth Guardians 育成プログラム(略称OEGs):農学部の学部生・院生向けプログラム。「100年後の地球に貢献する科学者」を育てることを目指している。OEGs候補生は、企画立案から実行まで行う「実学研修」と「認定科目」とをそれぞれ履修。学部3年生から博士課程まで、様々な学年・専修の学生が参加している。


    ・学芸員資格:文学部や教育学部、理学部などの授業を履修することで、学芸員資格を取得できる。
    【参考】10.学芸員となる資格の取得について(東京大学)

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