2年生Aセメスター
・週14コマ程度が一般的。
・「史学概論」という講義1コマのみ必修。歴史学の理念・概論に近く、西洋史・東洋史・美術史などの専修と合同で受講。火曜2限開講。
・上記の「史学概論」のみ駒場開講で、残りの講義は本郷で開講される。
・事実上の必修となるのが「日本史学特殊講義Ⅰ」であり、これは2Aの学生を対象としている。選択必修のためここで単位を取る必要はないが、大抵の学生はここで修得する。
・その他は、任意の持ち出し科目の履修となる。しかし、日本史学専修は西洋史・東洋史等と比べて持ち出し可(※)となる科目が少ない。
※持ち出し科目:後期課程(3、4年生)になっていない前期課程(1、2年生)の学生が受講した際、後期課程の修得単位数に含めても良いと認められている科目のこと。前期課程学生のテスト処理が面倒と教員が感じている、基礎知識を付けての受講が推奨されている、等、持ち出し不可の理由は様々。教員が「持ち出し可」と認めた科目は、前期課程の学生でも受講することが多い。持ち出し可か否かは、シラバスに記載されるか、教員が明言する。
3年生Sセメスター
・週14〜15コマ程度が一般的。
・選択必修には「日本史学特殊講義○」「西洋史特殊講義○」「東洋史特殊講義○」がある。(○にはⅠ、Ⅱ、Ⅲなどが入る)
・ゼミ活動がスタート。
・特に大学院志望の学生や、教職免許を取ろうとする学生(学科内の1/3程度)はコマ数が多くなって大変。高校教員志望も比較的多い。(進学校では待遇も良い)
・院生が伝統的に勉強会を開催してくれる。院進希望者の参加がほとんどだが、史料読解のスキル等、卒論執筆の際に有利に働くものも多い。また、講師となる院生と仲良くなると卒論等の相談にも乗っていただけるので、その後の進路問わず参加した方が利益が大きい。
3年生Aセメスター
・週14〜15コマ程度が一般的。
・3S同様、選択必修には「日本史学特殊講義○」「西洋史特殊講義○」「東洋史特殊講義○」がある。(○にはⅠ,Ⅱ,Ⅲなどが入る)
・ゼミ生活が活動の中心。
・3S同様、教職を取ろうとする学生は大変。
・3S同様、院生の勉強会が開催されている。
・4年生の間は卒論に専念するため、3年生中に単位を取り切ろうとする学生が多い。
4年生Sセメスター
・ゼミ活動、卒論、院試準備が活動の中心。
4年生Aセメスター
・ゼミ活動、卒論、院試準備が活動の中心。
・院試は1~2月にかけて行われる。1年で1~2名は、専修内の学生も不合格になることがある。
・就活に専念する学生は別にして、院進する学生は、院試に落ちた場合留年することが多い。就活に切り替えるために、院試を前にして内定を持っておく学生は少ない。