2023.8.30
【環境資源科学課程】通称「緑地(りょくち)」
人数 |
6名 |
---|---|
ジェンダーバランス |
少人数学科のため、年によって変動しやすい |
要求/要望科目 |
なし |
就活or院進 |
大多数が院進/就職は学年に1人程度/新領域や都市工学の院に進学する人もいる。 |
公式サイト |
緑地環境学専修は、人と自然が共存可能な、健全でうるおいのある緑地環境=ランドスケープの形成をめざし、地球レベルから地域スケールにまたがる多様な緑地空間を対象に、その生態的機能やアメニティ機能を生態学・計画学的視点から学ぶことを通じて、緑地環境の修復・保全・創出に貢献できる人材を育成することを目標とする。通称「緑地(りょくち)」と呼ばれている。
持続可能で魅力的なランドスケープの形成のために、生態学と計画額の両面から「みどり」すなわち緑地を含む空間への理解を深める。具体的には、ランドスケープエコロジーや計画学を基礎に、都市・農村計画学、環境情報学、保全生態学など関連する幅広い分野についても学び、学祭融合的な視点を養う。
卒業に必要な単位は76単位。農学総合科目、農学基礎科目、専修専門科目等の各科目区分から必要単位以上を取得しなければ卒業できないため、きちんと計算して履修を組む必要がある。
科目名 | 区分 | 曜限(変更の可能性あり) |
---|---|---|
植物生態学(※1) | 必修 | 金曜4限 |
生物統計学(※2) | 必修 | 金曜5限 |
環境倫理(※3) | 選択必修 | 月曜5限 |
農学リテラシー(※4) | 必修 | Wターム集中 |
(※1)世界の生態系や様々な植生について、幅広く基礎的な知識を学ぶ。
(※2)統計ソフトRを使う。Rは3年以降の実習で多用するため、基礎知識を押さえることが大切!
(※3)農学展開科目(卒業までに必ず1単位を取る必要がある)。3Sの「生命倫理」は必修と重なっているため、2Aの「環境倫理」を取るか、3A2の「技術倫理」を取るかの2択となる。
(※4)農学部の学生は全員必修。Wタームに集中講義形式で開催される。例年1/23~28前後の4日間。履修登録を忘れずに!
・週10~11コマ前後が一般的。座学が中心。
・2Aは大教室での選択必修が多い。計画的な履修をおこなう人の場合、選択必修全22単位(コマ数にして11コマ)を取り切る人もいる。
※「この時期、興味を持ったことや関係する分野について、具体的には公園などの都市の緑地に関する都市計画概論や、田園都市の本を読んだりしていた(理二→緑地)」
※生物統計学をしっかり受けておくとよい!
・週20コマ程度(必修で埋まる)。
・平日の月曜日~木曜日の午後は必修の実習が入る。3~5限の3コマ連続の場合が多い(少し早めに終わることもある)。
実習名 | 区分 | 曜限(変更の可能性あり) |
---|---|---|
緑地デザイン実習(※1) | 必修 | 月曜3~5限 |
保全生態学実習(※2) | 必修 | 火曜3~5限 |
緑地環境実地実習@田無(※3) | 必修 | 水曜3~5限 |
応用生物学基礎実験Ⅰ(※4) | 必修 | 木曜3~5限 |
京都の庭園訪問(※5) | 選択必修 | SPターム |
(※1)オープンスペースや公園のデザイナーが講師として来てくれる。学習内容はデザインのスケッチ方法やまちづくりの改善等について。
(※2)例年、蝶の個体を採集して統計ソフトRで個体数のデータを分析する(2020年度は実地調査ができなかった)。フィールド科学専修と合同でおこなう。
(※3)造園について学ぶ。
例)挿し木の方法、アジサイ等の花卉の剪定、生け垣の紐の縛り方など。
(※4)カイコの解剖や昆虫の体のスケッチ、花の色の識別など、生物に関する実験・実習をおこなう。応用生物学専修と合同。
(※5)1泊2日で京都の庭園を訪問し、造園について学ぶ実習がある。(2020年度は未開催)
・基本的に午前は座学、午後は実験・実習。1限はほとんどない。
・3Sが実習で、3Aが座学というイメージ。
・座学、実習ともに課題はそれほど忙しくないが、実習や実験で丸一日学校にいることが多い。
・実験や実習は研究室ごとに企画されているため、実験や実習に参加する中で各研究室が扱う分野や研究テーマにどのようなものがあるかを知ることができ、研究室の雰囲気もわかってくる。この時期から、秋に向けて研究室を考え始める。
※自分が興味のある分野については言えるようにしておくと自己紹介に困らない。実習の際、教授に直接聞かれることが多い。
科目名 | 区分 | 曜限(変更の可能性あり) |
---|---|---|
緑地計画学(※1) | 必修 | 火曜3限 |
保全生態学(※2) | 必修 | 水曜2限 |
緑地環境実地実習@田無(※3) | 必修 | 水曜3~5限 |
保全生態学実習(※4) | 必修 | 木曜3~5限(A2タームのみ) |
ランドスケープエコロジー実習(※5) | 必修 | 金曜3~5限 |
(※1)工学部の教授による講義。工学の視点からの緑地の捉え方を学ぶ。
(※2)生態系の保全について、特に農業において生物多様性を保全するための方法について学ぶ。
(※3)Sセメスターに準ずる。
(※4)Sセメスターに準ずる。
(※5)「QGIS」という地図情報を用いた情報解析ツールの使い方を学ぶ。
・週10コマ以内が一般的。
・この時期に研究室を選ぶ。研究室の配属は希望制で面接などの選考は無い。実習や実験で各研究室の雰囲気を把握しておくことが大切。
・また、3Aの後半からにざっくりと卒論について考え始める。
※卒業論文にきちんと取り組みたいという意識があるのであれば、3Aまでに卒業単位は取り切っておいた方がよい。
・必修は卒論のみ。
・卒業単位を取り切っていない学生は、卒業チャレンジに挑む。
・研究室に配属される。
・院試の勉強をする(卒論のテーマがある程度決まってから院試の勉強が始める人が多い)。
・必修は卒論のみ。
・卒業単位を取り切っていない学生は、卒業チャレンジに挑む。
・研究室の先生が持っている授業でTAをする人もいる。
・「予想とは大きくは外れなかったが、扱う分野が広くて驚いた。」(理二→緑地)
・「農村や、都市部でも緑が多いところが大好きで、色々な人が緑に触れられるとよいと思うようになったのが緑地に進学したきっかけ。」
・「工学部の中で緑地を勉強するか、緑地の中で都市を勉強するか、ということで工学部の都市工学専修と迷った。どちらでもよかったので、最後は点数に任せろ!ということで希望を出した。」
(理二→緑地)
・6名という小規模な専修のため、特に3年次以降の実習を通して仲良くなりやすい。
・先輩↔後輩間での履修の相談や過去問の共有がある。(シケ対制度はない)
項目 | 内容 |
---|---|
ズバリ、学生間のつながりは: 10(強いと感じる)↔0(全くない) | 【2A】2→【3年】8~9(※1) |
LINE | 有(※2) |
Slack | 有 |
オフラインでのつながり | 有(※3) |
上下のつながり | そこそこある(※4) |
(※1)2020年度は対面での実習が少なかったため、4~5くらい
(※2)それなりに活発。授業のURLや実習の開始時間など、事務的事項に関することも多い。
(※3)製図室が学科部屋になっており、3年生は自由に使うことができる。4年生は研究室がコミュニティの場となる。
(※4)3年生のために、4年生が年度の最初に履修の相談会を開いてくれる。
項目 | 内容 |
---|---|
1クラス当たりの人数 | 20名前後(※1) |
成績評価 | 出席+レポート |
レポートの頻度 | 学期の前半後半で1本ずつor期末のみ。 |
レポートの内容 | 授業の内容に関連する論文を読み、意見に説得力を持たせる。 |
(※1)他専修と合同の授業も複数ある。
(※2)必修科目すべてで出席が取られる。授業に出席していれば、単位はそれほど心配する必要はない。
(※3)そこまで忙しくはないが、それなりに忙しい。
(※4)「自分の意見」を書くタイプのレポートが多い。
・実習は午後から本番。実習内で課題が出されることが多いため、予習や復習にはそれほど時間は必要ない。
・One Earth Guardians 育成プログラム(略称OEGs):農学部の学部生・院生向けプログラム。「100年後の地球に貢献する科学者」を育てることを目指している。OEGs候補生は、企画立案から実行まで行う「実学研修」と「認定科目」とをそれぞれ履修。学部3年生から博士課程まで、様々な学年・専修の学生が参加している。
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諸科学に関する世界水準の教育・研究を進め、食料・環境をめぐる多様な課題に取り組む専門性豊かな人材を養成する学部
【応用生物科学課程】通称「水圏(すいけん)」
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