2年生Aセメスター
科目名 |
区分 |
曜限(参考) |
遺伝学(※1) |
必修 |
月曜3限 |
動物生態学(※2) |
必修 |
金曜3限 |
植物生態学(※3) |
必修 |
金曜4限 |
生物統計学(※4) |
必修 |
金曜5限 |
環境倫理(※5) |
選択必修 |
月曜5限 |
農学リテラシー(※6) |
必修 |
Wターム集中 |
(※1)遺伝学
前期課程の生命科学の内容とほぼ同じ。先生が最新の研究を紹介してくれることも。
(※2)動物生態学
成長曲線や食物網関係など動物の生態を勉強する。久保田教授(2019年度)は主に虫関係だった。板書をきちんと写さないと記述のテストはきつい。
(※3)植物生態学
森林、緑地、そして草原の植物生態を学ぶ。現場での調査について話を聞ける。
(※4)生物統計学
統計学、微分積分、線形代数の知識が必要。統計ソフトRを使う。Rは3年以降の実習で多用するため、基礎知識を押さえることが大切!担当の先生は3名(2019年度)で、質問したら丁寧に教えてくれる(はず)。
(※5)環境倫理
農学展開科目のひとつ(卒業までに必ず1単位を取る必要がある)。環境に対する考え方の歴史を勉強する。
「授業で紹介された考え方を一つ選んでレポートを書くことになるが、風土論を書きたい人は慎重に(それで不可とった人がいる、、)」(理二→フィ科)
(※6)農学部の学生は全員必修。Wタームに集中講義形式で開催される。例年1/23~28前後の4日間。A1での履修登録を忘れずに行うこと!(もし忘れていたことに気づいた場合には、A2で必ず登録する!)
・週10~11コマ前後が一般的。座学が中心。
・2Aは大教室での選択必修が多い。
・上記の科目に加え、準必修「生態系の中の人類」「環境と景観の生物学」「生物多様性と進化」「環境と生物の情報科学」の4つの中で少なくとも2つ履修する必要がある。1単位のものが多い。卒業単位として総合科目は4単位必要となるため、履修の時に注意が必要。
・『「環境と景観の生物学」「生態系の中の人類」は3Aの実習と被るので、取りたい人は2Aで取るのがおすすめ』(理二→フィ科)
・この時期、授業以外では法律と経済の知識を0から勉強してみたり、国際団体や環境省などのHPを眺めて制度や研究を整理してみたりした。生物だけでなく政治や経済、物理や化学の知識があると後々役に立つ。(理二→フィ科)
・文科からの進学者が「生物統計学」に、数学の知識のビハインドによって苦しめられやすい。フィ科では3年次の実習はもちろん、人によっては卒論まで統計が付きまとうので、2Aのこの科目で基本を身に付けておくと良い。(文一→フィ科)
3年生Sセメスター
科目名 |
区分 |
曜限(参考) |
森圏管理学(※1) |
必修 |
月曜1・3限 |
沿岸環境動態論(※2) |
必修 |
月曜4限・水曜2限 |
生物多様性科学(※3) |
必修 |
金曜3・4限 |
ランドスケープエコロジー(※4) |
必修 |
月曜2限・金曜5限 |
保全生態学実習(※5) |
選択必修 |
火曜3~5限 |
沿岸生態学実習(※6) |
必修 |
水曜3~5限 |
自然共生社会論 |
必修 |
SP集中 |
森林科学総合実習(※7) |
選択必修 |
SP~Aセメ集中 |
(※1)森圏管理学
森林の生態系について、遺伝学と森林構造を中心に学ぶ。成績評価は記述のテスト形式。SP~Aセメに開講される「森圏管理学実習」とセット。
(※2)沿岸環境動態論
海洋の構造や動き、沿岸の生物について学ぶ。必修の「沿岸生態学実習」とセット。
(※3)生物多様性科学
統計学の基礎知識、並びに研究事例を中心に生物多様性を勉強する。SP~Aセメに開講される「生物多様性科学実習」とセット。
(※4)ランドスケープエコロジー
地理、植物学と都市設計を中心に理論知識を勉強する。植物学の部分は2A必修の「植物生態学」と重なる部分もある。GISなどの測定技術と応用についても詳しく勉強する。SPタームに開講される「自然共生社会論」とセット。Aセメに実習もある。
(※5)保全生態学実習
都市緑地生態と農地生態の保全についてグループワークで学ぶ。調べたいテーマを決め、解析と発表をおこなう。最後、各々考察してレポートにまとめて提出する。
例 除草剤、耕起、肥料、落ち葉の分解速度などの条件を変えたら生態系にどのような影響があるかを分析(2020年度)。
(※6)沿岸生態学実習
水圏生物の生態系について。
例 トビハゼの体長と体重のコホート分析
(※7)森林科学総合実習
北海道演習林(癒しの森)に3~4日間滞在し、実習を行う。SPタームに開講。
・卒業単位として、必修以外に選択必修3科目を含めた12単位を「専門科目」の中から履修する必要がある。3Sは実習などの必修のコマ数が多いため、必修が相対的に少ない3Aで選択必修を履修することも可能。
・「生命倫理」は2Aで履修できる「環境倫理」と同じく農学共通科目の選択必修。少なくともどちらか一方は単位を取る必要がある。
・「3Sと3Aの授業で連続性がある授業もあるため、自分の興味ある授業のシラバスを読んで自分で選択するのがおすすめです!」(理二→フィ科)
・選択必修は「森林植物学」(「森圏管理学」と類似)や「森林動物学」(「動物生態学」と一部類似)など。
・「2020年度はコロナの影響で実験室でのデータの解析が中心だったが、例年は水元公園や田無の圃場、千葉の演習林、東京湾などに行って実習をする」(理二→フィ科)
・授業以外では「2020年度は新型コロナウイルスの影響で交通移動時間がなくなったため、授業以外のことにも参加できた。伊豆ゼミの準備やサークルの練習など」(理二→フィ科)
・卒業単位を揃えるため、実際には選択必修科目のうちのほとんどを履修する必要がある。他の必修と曜限が被らない科目は基本的に履修しておくと安心。(文一→フィ科)
3年生Aセメスター
科目名 |
区分 |
曜限(参考) |
森圏管理学実習(※1) |
必修 |
水曜3~5限 |
生物多様性科学実習(※2) |
必修 |
木曜3~5限 |
ランドスケープエコロジー実習(※3) |
必修 |
金曜3~5限 |
保全生態学(※4) |
必修 |
水曜2限 |
(※1)現場から生態系の保全を学ぶ。
例 木の葉を収集して分類する/小石川植物園で樹木の種類を学ぶ/樹木のDNA測定をする/育種園で実験をする/千葉の演習林に行く etc.
(※2)統計ソフトを用いたデータの解析がメイン。
(※3)「QGIS」という地図情報を用いた情報解析ツールの使い方を学ぶ。
例 横須賀市の都市計画の方向性や現状(地形・水圏・動植物の状況)を調査し、保全のために何ができるのかを検討(2020年度)。3グループに分かれ、3~6名で実施。
(※2)3S必修の実習「保全生態学実習」とセット。都市や農地を中心に、生態を保全する・管理するために必要な知識を学ぶ。
・週10コマ以内が一般的。
・必修はほぼ実習のみ。グループに分かれてデータ分析をし、結果を発表する形でおこなわれるものが多い。ここで各研究室の雰囲気が掴める。
・Aセメの座学はほぼ選択必修。
・選択必修は以下の通り。
「生物海洋学」「水産資源学」(水圏に近い)、
「バイオメトリックス」(統計学や実学寄り)、
「都市農村計画学」「緑地計画学」(緑地の専門)、
「持続的植物生産学」「雑草学」(農業技術関係)、
「昆虫生態学」(昆虫を例に生態学を学ぶ)など。
・「選択必修は選びたい研究分野によって計画的に選択してもよいと思いますし、幅広く全部勉強してみるのもよいと思います」(理二→フィ科)
・10月に研究室の紹介メールが届く。11月中に研究室の見学ができる。研究室の志望届けを11月中に提出する。
※参考:研究室内定の内訳(2020年度)
…生物多様性科学:2名、保全生態学:1名、緑地創成学:3名、水域保全学:1名、森圏管理学:2名
4年生Sセメスター
・必修は卒論のみ。
・卒業単位を取り切っていない学生は、卒業チャレンジに挑む。
・研究室に配属される。
・院試の勉強をする。
4年生Aセメスター
・必修は卒論のみ。
・卒業単位を取り切っていない学生は、卒業チャレンジに挑む。
・研究室の先生が持っている授業でTAをする人もいる。