農学部
国際開発農学専修

基本情報

人数

20名前後

男女比

1:1程度。

要求/要望科目

要求科目
なし


要望科目
なし

就活or院進

就職:院進=2:3程度
(参考)https://www.ga.a.u-tokyo.ac.jp/senshu/wp-content/uploads/2020/01/2019ISADout.pdf

公式サイト

https://www.a.u-tokyo.ac.jp/shinfuri/senshu_kokusaikaihatsu.html

学科概要

■どんな専修?

正式名称は、農学部 環境資源科学課程 国際開発農学専修(以下、当専修)。通称、国農(こくのう)。国際性・学際性を併せ持ち、21世紀の国際協力や開発援助のあり方を多面的に学ぶ。自然科学だけでなく、社会科学の知見も交えた学際的なアプローチが魅力である。
 
カリキュラムの大枠としては、座学で基礎力をつける2A&3Sセメスター、現場での実習が多い3Aセメスター、研究に勤しむ4年次、といった流れである。

 

■当専修の諸制度

■基本条項
卒業までに必要な単位は76単位。そのうち17単位までは、他学科の授業を含めることができる。卒論は8単位。
 
■農学総合科目・農学基礎科目
農学総合科目(4単位以上)と農学基礎科目(6単位以上)を併せて18単位以上の取得が必要。22単位まで、卒業単位に算入可能。両科目群に必修は無い。
■農学共通科目
必修1科目「農学リテラシー」(2単位)及び選択必修1単位を含め、3単位以上の取得が必須。
■課程専門科目
環境資源科学課程専門科目のうち、必修8科目「国際農業生態学」「国際森林環境学」「国際植物利用学」「国際水産開発学」「国際農業工学」「国際動物資源科学」「環境経済学」「環境生物化学」(各1単位×8=8単位)を含め、16単位以上の取得が必須。
■専修専門科目
必修9科目「国際農学情報処理演習」「英語表現法」「国際農学実験・実習Ⅰ」(以上2単位)、「農場実習」「森林実習」「臨海実習」「牧場実習」(以上1単位)、「国際開発農学概論」(4単位)、「卒業論文」(8単位)(これら合計で22単位)。22単位以上の取得が必須。
■農学展開科目
8単位まで卒業単位に算入可能。必修は無い。

 

■進学定数は?

定員数と各科類からの受け入れ数

受け入れ枠 第一段階 第二段階
理科(指定科類) 9 3
全科類 4 5

※年度によって変更の可能性があります。
 
・理科出身者はほぼ全員理Ⅱ、文科出身者は文Ⅰが2,3名いたが、残り6,7名は文Ⅲ。(2019年度進学 文Ⅲ→国農)
 
・重率をかける科目として、第二段階は、基礎科目・総合科目Lの「外国語初級」「外国語中級」「外国語上級」のうち、成績上位20単位の重率を「2」とする(20単位未満の場合は、単位取得した科目のみに重率をかける)。
詳しくは「クイズ進振りケース 第4回」を参照。
 
・第一段階・第三段階指定平均点は、次の式で算出される。
「基本平均点」×取得単位数(上限90単位)(※)
※取得単位数(上限90単位)には、合格・不合格のみの評価に依る科目(主題科目など)を含む。
※詳しくは「クイズ進振りケース 第23回」を参照。

 

■内実は?

「国際」という名の通り、グローバル思考で留学・帰国子女が多いと思っていたが、予想通りだった。ゴリゴリのイカ東というよりは、ちょっとチャラい雰囲気の人が多い。専修内には、研究だけではなく、部活動や就職活動に熱を入れる学生も見られる。
 
出席必須が多い授業や、実習活動を通して専修内の交友関係は広がり、4年次の研究室では卒業論文執筆に一生懸命取り組む学生が多い。

国際開発フォーラムの存在について
年に3回ほど、当専修の3年生が主体となってフォーラムを企画・開催する。あらゆる分野の専門家(ユニセフなど)を招聘する。教員も協力して下さるが、登壇者選びから打診、当日運営に至るまで、時事的なニーズ等に即して学生が一からイベントを企画する。3グループに分かれて、当専修の3年生は各自1回はフォーラムづくりに携わる。

卒業までの流れ

2年生Aセメスター


 ■それほど交流が無い2A

科目 区分 開講時限
農学リテラシー 必修 集中

・2Aセメスターから全授業が弥生キャンパスで行われる。本郷は勿論、駒場に比べても昼食で行く場所が少なくて驚く。農学部食堂か弥生食堂くらい。
・安全講習こと「農学リテラシー」という講義を春休みに4日間程度で受講する。農学部全体で開かれる科目。農学に限らず、実験時の廃棄物処理方法や海外渡航時に気をつけるべきことなど。
・2Aセメスターは必修科目が少ない。
・農学総合科目、農学基礎科目ら選択必修を中心に履修する。
・2Aセメスターの選択必修は、少し驚くくらい良い成績が取れる。他学部や他専修から「楽単」狙いで受けに来る学生が多いからかもしれない。



3年生Sセメスター


 ■例年は実習づくし!の3S

科目 区分 開講時限
国際農業生態学 必修 S1月曜2限
国際森林環境学 必修 S1火曜2限
国際植物利用学 必修 S1月曜3限
国際水産開発学 必修 S1金曜4限
国際農業工学 必修 S1金曜3限
国際動物資源科学 必修 S1木曜2限
環境経済学 必修 S1火曜3限
環境生物化学 必修 S1金曜2限
国際農学情報処理演習 必修 S1月火4-5限/A1月金3-4限
農場実習 必修 S2集中
森林実習 必修 S2集中
牧場実習 必修 S集中
国際農学実験・実習Ⅰ 必修 S水曜3-4限・集中
海外実習 選択 S2集中
■概要

・S1タームは18コマ必修。S2は実習期間。結構大変な時期。
・S2の実習。海外は選択必修だが、半分くらいの人が行く。
・S2のこの期間で海外に行ったりキツめのインターンしたりする人が多い。
・これら科目は3年次のみ履修可能。
・研究室訪問なども積極的に行い、3A末に研究室を決める。
・国際開発フォーラムの企画を行う。

■各実習について

■農場実習
・都内にある東大所有の農場(田無演習林)にて3泊ほど。
・土壌・農業機械・稲作・果樹栽培・野菜栽培など、農業に関する様々なことを体験。
■牧場実習
・茨城にある東大所有の牧場(高等動物教育研究センター)にて3泊ほど。
・牛・馬・山羊・豚・肥料など、畜産業に関する様々なことを体験。
■森林実習
・伊豆にある東大所有の森林(樹芸研究所)にて3泊ほど。
・伐採・生態系調査・木材利用・夜間調査・レクリエーションなど、林業に関する様々なことを体験。
■臨海実習
・浜名湖にある東大所有の研究所(水産実験所)にて3泊ほど。
・市場見学・生態系調査・魚解剖・水利施設・湖調査など、水産業に関する様々なことを体験。
■海外実習
・ベトナムにおよそ1週間滞在。
・渡航時は3万円程度の補助が出る模様。
・この実習は選択必修だが、半数程度の学生が参加する。
・現地大学の教員が案内・講義を司る。
・畜産見学・マングローブ林見学・果樹見学・講義・異文化理解(ベトナム戦争記念館)など。
※当専修では、修士課程でも別に海外への実習が用意されている。



3年生Aセメスター


 ■研究室選びと単位回収に励む3A

科目 区分 開講時限
英語表現法 必修 A1木曜4限
国際開発農学概論 必修 A2金曜3-4限/W集中
国際農学情報処理演習 必修 S1月火4-5限/A1月金3-4限

・必修は少しあるが、割と余裕があり、自分で取れる授業が増えてくる。
・3Aセメスター末には卒論以外の単位はすべて取得できる。
 
・研究室選びを行う。研究室訪問を3Aセメスターから行い、1月に希望を出し、4Sセメスターの4月に配属される。
・研究室は基本的に希望通り。1研究室につき基本的に定員2名なので、3名以上希望者がいる場合は学生間で話し合いを行う。成績で決まる、志望理由を書く、等のことは無い。
 
・3Sセメスター同様、国際開発フォーラムの企画を行う。



4年生Sセメスター


 ■研究室に配属する4S

科目 区分 開講時限
卒業論文 必修

 
・全員研究室に配属となる。卒業論文は研究室にて執筆する。
・「3Aセメスター」に記載の通り、自身の希望通りの配属。研究室は後述する「研究室・資料」を参照のこと。


・3年生までに単位を取り切っている人が多いので、4年生は研究室一筋となる場合が多い。
・卒業単位を取り切っていない者は、卒業論文・卒業研究に特に時間を費やす4Aセメスターを前に単位を取り切ることを目指す。



4年生Aセメスター


 ■卒論卒研に励む4A

科目 区分 開講時限
卒業論文 必修

 
・4Sセメスター同様、全員研究室で卒業論文・卒業研究に励む。
・卒業単位を取り切っていない者は、このセメスターで卒業チャレンジ。

入る前の想像と実際

・「農学部の授業は比較的緩いものが多いと思った。」
・「文系なので理系科目への不安が多かったが、実際は全然問題無かった!」
(文Ⅲ→国農)

選んだ理由/迷った学科

・「学部1年次の授業に触発され、国際協力に強い関心を持った。文系から携わる場合理、現場よりもマクロな、理論や政策でのアプローチしかできないと考え、技術協力や現場で活躍するには理系の専門知識が必要だと思い、理系で技術を学ぼうと思った。」
・「社会課題の解決、政策介入といった選択肢を考えていた時には、法学部や教育学部とも迷っていた。」
・「実習や実験が多く、実際のフィールドに足を運ぶ機会が多かったことが選択した理由の一つ。」
(文Ⅲ→国農)
 
専修内で国際協力に関心がある人によるコミュニティができており、一定数は国際協力への関心から進学する人がいると思われる。農林水産から農業経済まで幅広くジェネラルに学べるのが特徴なので、特定分野に関心があって来る人はそれほどいない。

コミュニティとしての機能

項目 内容
ズバリ、学生間のつながりは:
10(強いと感じる)↔0(全くない)
9(※)
LINE
Slack
オフラインでのつながり 無(2020年度)
上下のつながり

※専修の人数が21名と少なく、3泊4日程度の実習が多いため、仲は非常に良くなる。コロナ禍で実習は無くなったが、少人数の必修授業で協力し合う機会が多く、結果としてそれで仲良くなれた。


 
・2Aセメスターは必修が少ないのもあり、それほど仲良くならない。LINEグループが作られ、コンパが1回開かれる程度。
・3S1セメスターの18コマで仲良くなる。
・半分程度が文系出身(理転)で、文系出身の人でも馴染める雰囲気がある。
・2Aセメスターの時に顔合わせがある。縦の繋がりを作れた点は驚いた。
・学科長と副学科長を決めて、彼彼女らがパ長的役割を果たしてくれる。

授業スタイル

項目 内容
1クラス当たりの人数 50名前後
成績評価 出席約2割+レポートor期末試験

・専修全体の方針として、出欠は基本的に毎回しっかり取られる。出欠が成績に占める割合は2割前後だと思われる。
・2Aセメスターは農学部全体として受講人数が多くなり、100名近くの講義もざら。他学部や他専修の学生と一緒に授業を受ける機会が多い。
・3Sセメスターはやや専門的内容になり、人数は多くても50名程度となる。殆どはレポートと試験が半々程度。少人数なので、学生の発言機会も増える。

研究室・資料

〈研究室一覧〉

〈研究室紹介〉
国際水産開発学研究室
国際動物資源科学研究室 杉浦研究室松本研究室 
国際植物材料科学研究室 加藤研究室宮沢研究室
国際森林環境学研究室
新機能植物開発学研究室
国際農業開発学研究室
国際環境経済学研究室
国際情報農学研究室 溝口研究室荒木研究室
 
その他、他専攻や付属施設の研究室に所属することも可能。

特別な制度・その他

・「国際フォーラム」の企画運営(「学科概要」にて説明)
 
・様々な実習活動(「3Sセメスター」にて説明)
 
GCLプログラム:ICTを基軸に社会変革を先導しグローバル社会を牽引するトップリーダーを、産官民学・海外連携により育成する学際的な学位プログラム。

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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