2023.11.1
ロボティクス・知能・ヒューマンインターフェース
人数 |
40名程度 |
---|---|
ジェンダーバランス |
女性は1-2割程度 |
要求/要望科目 |
なし |
就活or院進 |
大多数が院進/就職は1割と言われる。 |
公式サイト |
機械情報工学科は、人間・機械・情報を結ぶ理論とシステムを創造可能なグローバルな視点を持ち、かつ、緻密な思考を行える次世代のリーダーや研究者を育成することを目的としている。
兄弟学科の機械工学科とともに機械系2学科を構成し、機械工学科は「機械A」、機械情報工学科は「機械B」と呼ばれることが多い(以下「機械B」「機械A」と表記)。2Aセメスター~3Sセメスターは両学科一緒に同じ授業を受けることが多い。2学科合わせて130名程度の学生がいるが、うち機械Bは40名程度。
進学定数は、理科一類から40名(第一段階27名+第二段階13名)、全科類枠で1名となっている。
2Aセメスターでは機械工学と情報工学の基礎を学び、機械Aとの共通カリキュラム。工学系4力学「熱力学」「流れ学」「機械力学」「材料力学」や、制御工学、情報工学を学ぶ。3Sセメスターは2Aセメスターを発展させた内容を扱い、座学より演習の授業が増える。3Aセメスターは機械Aとは分かれた授業が大半となり、少人数ゼミでは各研究室で実習を行う。4年生は4月に研究室に配属され、卒業論文に向けた研究が中心となる。
卒業に必要な単位は95単位。必修は25単位(うち卒論10単位)、限定選択(※)は45.5単位以上の修得が必要。
※限定選択とは、工学部一般に用いられる用語で、要は選択必修のこと。
2020年度A1A2機械系時間割原表(学部)
科目名 | 区分 | 曜限 (変更の可能性あり) |
---|---|---|
機械工学総合演習第一 | 必修 |
・週17コマ前後が一般的。「演習第一」(2単位)のみが必修で、残りは限定選択を16個程度、30単位近く修得する。座学が中心。
・授業は多くが本郷。水曜日のみ駒場開講。
・駒場開講の科目には、「ソフトウェア第一」と「数学1B」、「ソフトウェア演習」、「数理手法ⅷ」がある。
・ほとんどの授業が機械Aと合同。
・座学中心だが、演習の時間も。必修科目の「演習第一」に加えて、「機械力学演習」「機械数学演習」「機械ソフトウェア演習」が1単位ずつ。
・「演習第一」は、約10名ずつチームに分かれてこなしていく。班ごとに動くので、他班とは同授業回でも実験内容が違う。よって課題をやる際は、チームの絆が大切。
・この時期にパ長・シケ長も決める。後に触れるが、セメスターやターム終わりごとに飲み会をやる代も。授業ごとにシケタイが割り振られる。
科目名 | 区分 | 曜限 |
---|---|---|
機械工学総合演習第二 | 必修 | 月火水金の3,4限 |
(※1)週8コマ、スターリングエンジンの設計を行う。4-5名の班に分かれて実習。各実験室で5-6名の教員・TAがおり、2学科を挙げたフル回転の講義。
・週20コマ程度。「演習第二」(6単位)のみが必修で、残りは限定選択を10個程度、計30単位近く修得する。座学中心の2Aセメスターよりも実習の比重が増え、コマ数は座学と実習がほぼ同数になる。
・「演習第二」が週8コマあり、4~5名の班に分かれてスターリングエンジンの設計を行う。各実験室で5-6名の教員・TAがおり、2学科を挙げたフル回転の実習。
・2020年度の「演習第二」は、新型コロナウイルスの影響で、材料の切り出しや組合せなどの対面必須の内容だけは夏休み以降に持ち越しとなった。
・少しずつ機械Aとの合同授業が減っていく。限定選択の「ロボティクス」「ソフトウェア第二」、「数学2B」の演習部分など。
・「ソフトウェア第二」の負担が大きい。2Aセメスターの情報工学、プログラミングの授業よりも、内容や求められるレベルがかなり上がる。2Aまではifやforやオブジェクト指向等の基礎的な内容をやっていた段階から、ロボット制御や画像処理等を扱う専門的な内容、またそのためにCやpythonと書き方がかなり変わる言語をいくつか扱う。
・「数学2B」の演習も負担がかなり大きい。水曜2限に講義があり、3限に演習がある。他方、演習は15時までと書いてあるが、大概14時前後に終わる。また、当授業は機械A・機械B・航空宇宙工学科とで3学科合同だが、3限の演習は2教室に分かれる。機械B・航空宇宙は複素数解析、機械Aはマクローリン展開を扱うことが多い。内容は先生の趣向次第とも。
科目名 | 区分 | 曜限 |
---|---|---|
知能ソフトウェア演習 | 必修 | 月曜の3,4限 |
ロボットシステム演習 | 必修 | 火曜の3,4限 |
メカトロニクス設計演習 | 必修 | 木金の3,4限 |
・週20コマ前後が一般的。「知能ソフトウェア演習」「ロボットシステム演習」「メカトロニクス設計演習」(計6単位)が必修で、水曜4限の「機械工学少人数ゼミ」を通じて研究室選びの準備を行う。
・この時期には機械Aと授業がほぼ分かれる。
・「~演習」という科目が3つあるが、どれもA1タームは実験・演習、A2タームは自主プロジェクト(各々好きなペース・内容でプロダクトを作る)を行う。機械Aはグループワークが多いようだが、機械Bは個人ワークが多い。
・実験ではVR系(研究室にて、Wiiリモコン等が50個ほど置かれていて、それを用いて演習する)や筋電計測、ロボットを動かすなど、「機械情報」らしい授業回もある。
・自主プロジェクトの作品例としては、リアルスマッシュブラザーズ、歩くスマホ、卓上冷暖房機など。面白さも技術レベルも高水準な作品が評価される傾向。詳細はTechno Factory公式ページを参照。
・研究室には4年生の卒論執筆の段階で入るが、水曜4限の「少人数ゼミ」という時間が4年次研究室選びの準備段階。ガイダンスの時に、研究室・研究内容一覧等の基本的情報を提供され、そこから一つ選ぶ。定員があるとはいえ、基本的に志望から漏れた人はあまり見かけられない。
科目名 | 区分 | 曜限 |
---|---|---|
技術者倫理 | 必修 | 火曜の5限 |
卒業論文 | 必修 |
・3年までに単位を取り切り、4Aは少数の必修を取りつつ、卒業研究にリソースの多くを割くべきと言われている。
・研究室選びは、学科公式ページの一覧を参考にして決める。
・研究室によって活動量の多寡は様々。
・実質的に卒業研究のみ。
・学科の紹介ポスター(人間とロボットが描かれ、「ロボットと人間を共に知る」などの文章も書いてある)通り、ロボットや神経について扱っていた。
・2Aセメスター・3Sセメスターは機械系の話がかなり多かった。剛体の力学など、機械Aと合同で受けるような授業が多く、自身の興味と合わないところもあった。
・ロボット系に関心がある学生の場合、2A→3S→3Aの順に面白くなってくると思う。
・工学部の学科あるあるだが、「ガンダムは必修」とも。概してガンダムを見ていてカッコいいと思っていた人が多い。
・(蛇足だが)特にオンラインの場合、空気感の問題からか、オフライン以上に、課題を量質ともに高いレベルで仕上げてくる学生が多い印象。周りのペースに合わせるのが結構大変だった。
(理一→機械B)
・ポスターや授業の研究内容(ロボット・VRなど花形みたいなところがある)がカッコいいと単純に思って選んだ。
(理一→機械B)
周りの学生を見ると、計数やEEICで迷っている人が多かった印象。同じ情報系だから、またやる内容がそれほど変わらないように見えるから、などなど理由は様々。そこで「相対的に学科の雰囲気はそれぞれどう違うのか」が気になる学生が多いらしい。
・学科内のSlackはある。授業のパスワードや課題相談など事務的な内容が多い。今期から個人チャンネルができたが、これは年度によって異なりそう。
・全員の名前を知っていたり飲み会を主催したりする人もいれば、そうでない人も。一般的には実験などを通じてコミュニティを構築していくイメージ。
・RoboTechの人が学科内に多い。
項目 | 内容 |
---|---|
ズバリ、学生間のつながりは... 10 (強いと感じる)↔0 (全くない) |
5程度 |
LINE | 有(※1) |
Slack | 有 |
オフラインでのつながり | 有(※2) |
上下のつながり | 個人的関係にとどまる(※3) |
(※1)学生が自分たちで作る。あまり活発ではない。活発にしていきたい。
(※2)試験終わり、ターム終わりとか、ことあるごとに飲み会をやっていたイメージ。パ長の社交性次第。
(※3)過去問の共有はシケ長どうしで行うことが通例。
項目 | 内容 |
---|---|
1クラス当たりの人数 | 40名前後 |
成績評価 | ほぼ試験(+出席) (オンラインにより レポートがやや増) |
・評価はほぼ試験で行われる。
・シケタイ制度もある。前年度の過去問を貰って回答を作るように、他学科や前期教養でもあるようなオーソドックスなスタイル。
・大体の授業で出席点を付けるので、出席率は高め。
・機械系の学科は「学生を見捨てない」と明言しており、単位取得という点で言えば、出席点のような救済措置が用意されている授業が多い。
・生命知能システム研究室 (神崎先生/高橋先生)
・情報システム工学研究室 (稲葉先生/岡田先生)
・知能情報システム研究室 (國吉先生/新山先生)
・システム工学研究室 (葛岡先生/雨宮先生/鳴海先生)
・力学制御システム研究室 (深尾先生/山本先生)
・マシンインテリジェンス研究室 (原田先生/高畑先生)
・生体機械システム研究室 (竹内先生/森本先生)
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