2年生Aセメスター
■法学部は2Sセメスターから
・2Sセメスターの法学部専門科目
科目 |
コマ数 |
開講期間 |
憲法 |
1コマ |
通年 |
民法第一部 |
1コマ |
通年 |
刑法第一部 |
1コマ |
通年 |
法社会学 |
2コマ |
Sセメ |
・憲民刑は必修(第3類のみ憲民)。「法社会学」(4単位)は任意。
・以上、合わせて計4科目、5コマ/週を履修する学生が大半。「法社会学」の履修は任意だが、他に取りやすい科目がないので履修することが推奨される。
・これらの科目の成績が出るのは2Aなので、進振りには一切関係しない。
・推薦生は早期履修として1年生に履修することも。
・講義教室は駒場900番教室。
・2S中に授業が終わる「法社会学」も含め、試験はすべて2月に一括して行われるので注意。(2019年度は2/3~2/6の4日間。)
他科類からの進学・「脱法」を考えている方へ
これらの科目を2Sから履修登録しておくべきか、という問題があるが、それについては一定の解決がなされている。すなわち、必修科目についてはAセメで追加登録できるし、最終的に法学部に進まない場合には、一定の条件のもと削除が認められる場合もある。
詳しくは、Sセメスターから開講する法学部2年次専門科目の取扱いについてをご覧ください。
■2Sの延長線の2Aセメスター
科目 |
コマ数 |
開講期間 |
憲法 |
2コマ |
通年 |
民法第一部 |
1コマ |
通年 |
刑法第一部 |
1コマ |
通年 |
政治学 |
2コマ |
Aセメ |
・必修は2Sから続く「憲法」(6単位)、「民法第一部」と「刑法第一部」(各4単位)に追加で「政治学」(4単位)の4科目。 (「刑法第一部」は、第3類では必修ではない。)
・選択必修または選択科目として、「日本近代法史」(2単位)、「国際法第一部」「国際政治」「ヨーロッパ政治史」「経済学基礎」「統計学Ⅰ・Ⅱ」(経済学部と合同)(各4単位)が開講される。
・必修+「経済学基礎」+1科目の組み合わせで履修することが多い。そうすると週10コマ程度になる。
・「経済学基礎」は選択必修(経済)を埋めることができる。(「統計学Ⅰ・Ⅱ」でも埋めることは可能。)(「法社会学」同様、本郷開講の科目だとこれらのカテゴリーで取りやすそうなのが少ない。)
・講義教室は駒場900番教室。「統計学Ⅰ・Ⅱ」は経済学部に合わせて駒場13号館。
・類(コース)分けが行われる。
・顔写真とともに志望する類を記載した専用の紙を駒場の教務課に提出して完了。
・約20~30単位分の試験が2月初週にまとめてやってくる。うち6単位を占める憲法は、法学部生が苦労する科目。12月くらいから試験勉強に取り組み始めるとよい。年が変わったら本格的に試験勉強開始だ。
3年生Sセメスター
■本郷生活とゼミがスタート
・1セメスター分はゼミ(「演習」(1コマ2単位))に入る必要があり、3S~4Aで4度のチャンスがある。ゼミ試は志望理由書&該当する科目の成績で選考が行われる。底割れのゼミもあり、人気なゼミは倍率3倍ほどか。
・ゼミ以外の必修科目については、以下のようになっている。いずれもSセメの間のみでの開講。
第1類
民法第2部(2コマ4単位)
第2類
民法第2部・行政法第1部・商法第1部(各2コマ4単位)
民法基礎演習(1コマ2単位)
第3類
(リサーチペイパー(論文を書く授業)と演習のみ )
■進路ごとに異なる生活
・この時期にある予備試験は、その準備を1,2年生から始めていないと、合格は厳しい。
・ロースクール(法科大学院)進学時は高いGPA※が必要なので、遅くとも3年次が始まる頃には進学を意識しておくのが望ましい。
※法学部の成績評価
評語 |
点数 |
GPA |
優上 |
90-100 |
4.3 |
優 |
80-89 |
4.0 |
良 |
70-79 |
3.0 |
可 |
60-69 |
2.0 |
不可 |
0-59 |
0 |
※このGPAは学部内で使用される参考値である。細かいGPA数値の計算は、各ロースクールが設定する要件に従うこと。
・「欠席」(撤退)はできなくなり、一律「不可」になった。…GPAへの影響が考えられる。
・官僚志望だと、この時期から勉強を始める学生が多い。3Aには国家の教養区分の試験がある。
・民間志望だとインターン選考や自己分析に勤しむ。
3年生Aセメスター
■自由度の高い3A
・1セメスター分はゼミにいる必要があり、3S~4Aで4度のチャンスがある。ゼミ試は志望理由書&該当する科目の成績で選考が行われる。
・ゼミ・リサーチペイパー以外の必修科目については、以下のようになっている。
第1・3類
演習・リサーチペイパー以外は無し
第2類
民法第3部・民事訴訟法第1部・刑事訴訟法(計3科目6コマ12単位)
・卒業単位のうち68単位分を取りきることを目標にする学生が多い。(12単位は4年生で必ず履修する必要がある。)
・司法試験組は司法試験や院試に向けて勉学に励む。
・国家一種の教養区分の試験が10月に行われる。
■12単位取るだけの4年生
4年生Sセメスター
・1セメスター分はゼミにいる必要があり、3S~4Aで4度のチャンスがある。ゼミ試は志望理由書&該当する科目の成績で選考が行われる。
・4年での必修は、取り残しが無ければなし。ただし、4年のSAセメスター合計で12単位取得しなければ卒業できない決まりがある。
・民間就職する学生は、6月入る頃には内定を得ていることが多い。
・官僚志望だと、6月以降官庁訪問が始まる。
4年生Aセメスター
・1セメスター分はゼミにいる必要があり、3S~4Aで4度のチャンスがある。ゼミ試は志望理由書&該当する科目の成績で選考が行われる。
・卒業チャレンジに勤しむ学生も多い。必修は追試が存在する。