2年生Aセメスター
ここからは、化学科の必修と一部の選択科目を紹介していく。
■【化学科の授業に慣れる期間】
科目 |
区分 |
開講時限 |
化学熱力学1 |
必修 |
金曜5限 |
量子化学1 |
必修 |
月曜5限 |
無機化学1 |
必修 |
金曜4限 |
分析化学1(総論) |
必修 |
木曜5限 |
有機化学1 |
必修 |
金曜1,2限 |
進化生物学 |
選択必修 |
火曜4限 |
EAEC |
選択必修 |
土曜1,2限 |
分析化学1(総論):最初は誤差や統計を扱って、途中から平衡や滴定といった高校の復習+α になる。授業中に数回 Kahoot!というクイズ会が開かれ、参加する時のニックネームで大喜利をするのが恒例である。
進化生物学:毎週違う先生が進化をテーマにした様々な分野の話をしてくださる、オムニバス形式の授業。ほとんどの授業でスライドが用いられるため、をあまりよく知らない理一物化選択でもわかりやすいものが多い。
EAEC:通称土曜英語と呼ばれる、実践的科学英語の授業。 唯一本郷で行われ、かつ土曜の朝なのが難点。授業は英語の議論が多い。授業外でも、教授がハンバーガーを食べに連れて行ってくれるなど、フレンドリー。ほぼ確実に好成績をもらえる。
・週に平均して10コマほど。
・コロナ以前は駒場で対面授業だった。
・選択科目は、理学部の他の学科の人と一緒に受ける。
・選択科目は皆が同じ授業をとるわけではない。物理系に固めるor生物系に固めるといいう人が多かった。
3年生Sセメスター
■【座学と実験でみっちりな時間割】
科目 |
区分 |
開講時限 |
有機化学実験 |
必修 |
集中 |
研究倫理 |
必修 |
集中 |
有機化学2(構造論) |
選択必修 |
月、木曜1限 |
量子化学2 |
選択必修 |
火曜1限、水曜2限 |
固体化学 |
選択必修 |
火曜2限 |
有機化学3(反応論) |
選択必修 |
水、金曜2限 |
有機化学実験:授業の遅刻、延長は減点対象となっており、とにかく時間が足りない。さらに、レポートもそれなりに出るためきつかった。
有機化学2(構造論):授業はセメスターの中で4パートに分かれており、それぞれMO(分子軌道)、有機金属、spectroscopy、ケモインフォマティクスを扱い、各回の最後に中間試験またはレポートがある。
・午前中に座学、午後に実験という日々が続く。
・実験のレポートがとにかくきつく、時間が足りない。
3年生Aセメスター
■【ここで踏ん張れば卒業までもう少し】
科目 |
区分 |
開講時限 |
物理化学実験 |
必修 |
|
化学反応学 |
選択必修 |
月、火曜1限 |
分析化学2(各論) |
選択必修 |
月曜2限 |
地球化学 |
選択必修 |
水曜2限 |
有機化学4(合成) |
選択必修 |
木曜2限 |
量子化学3 |
選択必修 |
金曜2限 |
物理化学実験:30種類の実験の中から、自分がやりたいものを選んで個人でもくもくと進める。先生と一対一で行う諮問がすこしきつかった。
有機化学4(合成):反応機構の話ばかりではなく、その背景知識や最近の知見まで教えて下さることもあるので、研究室に入ってからも役に立つ。
・研究室は駒場祭が終わったあたりに研究室見学会があり、最終的には3Aの試験後に決める。基本的には希望を取った上で、成績で決める。
・研究室一つにつき、3~4人(少ない場合は1~2人)が配属される。
4年生Sセメスター
■【研究室に配属されて研究に打ち込む】
科目 |
区分 |
開講時限 |
化学特別実験 |
必修 |
通年 |
無機分析化学演習 |
選択必修 |
月曜2限 |
有機化学特論1 |
選択必修 |
火曜2限 |
生命分子科学 |
選択必修 |
水曜1限 |
無機分析化学特論 |
選択必修 |
木曜2限 |
物理化学特論2 |
選択必修 |
金曜1限 |
・3Aまでに必要な単位を取り切っている人は、ここで選択必修をとる必要はない。
・研究室での実験が中心となる。ある研究室では、9:00~20:00までがコアタイムとされる。研究の流れとしては、4月の最初の数週間で練習実験を行い、研究室でよく用いられる反応の操作方法や測定機器の使い方を学ぶ。その後、テーマが与えられて、実験を各自で進める。
・7月から院試休みが始まる。
4年生Aセメスター
■【3月のギリギリまで卒論の準備】
年明けからは卒論の執筆に取り組み始める。2021年は、3/15,16,17に卒論発表があり、春休み期間もずっと研究をしていた。