2023.12.3
各学科まとめて説明
人数 |
計340名:経済170 , 経営100 , 金融70 |
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ジェンダーバランス |
女性はおよそ2割程度 |
要求/要望科目 |
なし |
就活or院進 |
95%近くが就職、5%が院進 |
公式サイト |
東京大学経済学部は、経済学科・金融学科・経営学科の3つの学科からなる。しかし、各学科間の垣根は低く、選択必修が異なるほかは、学科ごとの大きな違いはない。さらに、各学科とも定員は存在せず、所属学科は進振り後、自由に決めることができる。
経済学部の大きな売りは、_少人数制のゼミ(演習や少人数講義)が豊富_なこと。学生の大半は何らかの通年のゼミか学期ごとの少人数講義に所属している。そのため、本郷ライフではゼミが中心となる生活を送る学生が多い。夏にはゼミ対抗のフットサル大会が開催される。
卒業要件単位は3学科共通で80単位。科目は専門科目1~4と選択科目(※)に大別され、1は学科共通選択必修、2は経済学科選択必修、3は経営学科選択必修、4は金融学科選択必修。各学科は、学科共通選択必修(専門科目1)を20単位以上、各学科選択必修を18単位以上を取得する。
※経済学部の科目は、学科共通の選択必修である「専門科目1」、各学科の選択必修である「専門科目2・3・4」、その他「選択科目」に大きく分類される。
「専門科目1」は、経済学の学習の入口となる入門的な科目であり、経済学科・経営学科・金融学科で学習することになる多様な学問領域の紹介を兼ねた総論的な科目であるとともに、経済学部での学習の前提として必要とされる基礎的な知識・基本的な考え方を学ぶ科目として位置づけられる。
また、他学部聴講の単位も、経済学部卒業に必要な単位として14単位まで認められるので、学生は柔軟な履修が可能となっている。なお4年次進級時には、希望をすれば許可を受けた上で転学科をすることも可能である。そして、卒業論文の提出は卒業に当たって必修ではなく任意となっている。
ゼミも履修換算されることが多く同一年度までに8単位(2種類のゼミ)まで、在学期間内に16単位(同一演習では8単位)まで認められる。
経済学科は、主として経済システムの動きを理解することに役立つ経済理論と、その応用としての政策問題を教育する。経済全体の生産活動水準や失業、物価上昇率、経済成長の決定要因に関する理論、さらにはそれらの経済状態をコントロールする政策に係わる分析は経済学科の重要な教育課題である。また学生は、様々な資源の配分パターンや所得分配のありかたがどのように決定されるか、またそれを社会的に望ましい姿に変更するためには、どのような方法があるのかをも学ぶ。
世界トップ水準の金融研究者の養成と日本の金融界をリードする人材の供給を2つの目的と定め、「東京大学経済学部金融学科」を2007年4月に設置した。
経営学科では、企業経営にかかわる様々な方法に関する教育が中心に据えられている。経営管理、人事や商品開発、市場開拓、さらには財務の方法や資産の運用・調達に関する理論的(ファイナンス理論)方法とその実践、会計制度の現状とその歴史的推移、様々な商業の事情、企業経営に関する歴史的研究などがここで教育されるトピックである。
・所属学科を選択する。人数制限などはないので、行きたい学科を自由に志望登録できる。
・駒場13号1323教室で専門科目1を受講。ほとんどの人が、20単位分を履修する。
(基本的に2Aで取り切ることになるが、3S1に本郷で開講している専門科目1が4単位あるため、4単位までなら履修しなくても問題ない。)
・どの科目も原則2コマ連続(210+10分)で行われ、ターム制が原則。
・開講学期がA1タームかA2タームかに関係なく、どの科目の期末試験も2月第一週に本郷で行われる。ここで初めての本郷デビューだ。試験勉強は年明けより始める学生が多い。
・3S以降に多くが所属する演習(以下ゼミ)では、2Aの成績を選考に含めるものもある。
・各自、1年生以降続けてきた部活や駒場のサークルに勤しむ。
・外コン(外資系コンサルティング)・外銀(外資系投資銀行)を目指す学生は、年明け、期末試験直前期辺りより選抜コミュニティ(就活対策のコミュニティで加入者を選抜するもの)の入会選考を受け始めることが多い。外資系の企業は就活時期が早いためだ。
・経済学部は、他学部に比べても高い割合で就活に意識を向ける学生が多い。そのため、学業以外に、就活にも全力投球の学生が多い。
※専門科目1かつ駒場開講科目(2023年度)は以下の通り。
科目 | コマ数 | 開講期間 | 単位 |
---|---|---|---|
ミクロ経済学 I, II | 2コマ | Aセメ | 4単位 |
2コマ | Aセメ | 4単位 | |
統計 I, II | 2コマ | Aセメ | 4単位 |
経営 | 2コマ | A1 | 2単位 |
会計 | 2コマ | A1 | 2単位 |
経済史 I | 2コマ | A2 | 2単位 |
ファイナンス | 2コマ | A2 | 2単位 |
※法学部開講の「統計学Ⅰ,Ⅱ」と合同開催。科目名が異なるので履修登録時には注意が必要。
・春休みは、ゼミ情報をTwitterなどで調べる学生が多い。
・春休みにゼミ試が行われる。ゼミ試の内容は各々異なるが、面接、レポート課題、2Aの経済学部科目の成績などが観点となる。
・ゼミは「演習」という科目名で開講される、経済学部のコミュニティの中枢とする学生が多い。そのため、8,9割以上の経済学徒が所属している。
・本郷で専門科目2,3,4を主に受講する。
・2Aと異なり2コマ連続開講ではないが、1コマ週2回の授業が多く、ターム制が原則。
・S1開講科目の期末試験は、S1終了後とS2終了後と、教員によって時期が分かれる。大半はS2終了後という印象。
・外コン・外銀を目指す学生は、選抜コミュニティや友人たちと共に勉強会を開く。
・それ以外の学生も、民間志望の学生を中心に、エンカレッジなどメンター付きの就活対策を始める者が増えてくる。
・サマーインターンの募集が5月~6月あたりに行われ、業界研究や選考対策に熱を入れる学生が多くなってくる。
・講義の内容などで大きな変化はない。3Sとほぼ同様。
・制度上、2年次に駒場でMAX24単位&3年次に56単位以上取れば卒業要件を満たせるので、3Aまでに卒業単位を取り切ってしまう学生もいる。
・日系大手の選考解禁となる6月までには内定を得ている学生が多い。
・4年生から別のゼミに移る学生やダブルゼミを始める学生もいる。
・卒業単位が足らずに、卒業チャレンジする学生もいる。
・卓越プログラムの募集が4月に行われる。(下記「特別な制度」を参照)
・卒業旅行の準備が始まってくる時期。
・一方で、卒業が危ぶまれる学生も。留年すると就職先の内定も取り消されるので気が気ではない。
・就職先からの要件(英語資格など)に向けて努力する学生もいる。
・「前期教養のように、授業で仲良くなる人が多くなると思ったが、思った以上に学部内のコミュニティがゼミや経友会くらいしかない。」(文二→経済)
※経友会:東大の経済学部生や経済学部に進学する前期課程の学部生向けに情報を発信する団体。業界セミナーや企業訪問会・説明会を東京大学の経済学部生向けに主催。
・「思った以上に、授業を切っている人が多く、教授陣もそれを前提に授業しているのでやる気がなくなる人がいるかもしれない。」(文二→経済)
・「不本意な進学だったが、ゼミに馴染めたので結構楽しめている。」(文一→経済)
・「運動会の活動が忙しく、十分な進振り点を取れなかったため。迷いようもなかった。」(文二→経済)
・「公認会計士になろうと考えているため。他とは迷わなかった。」(文二→経済)
・「都市経済に興味があったため。工学部の都市工とか後期教養の地理空間とは迷った。」(文三→経済)
・学部LINEは就活情報とか宣伝が流れてくることが大半。全体にかかわる情報(休講や教室変更など)を流してくれる優しい方もいらっしゃる。不適切な投稿をした人や、その人を招待した人が退会させられることも数度発生する。
・ゼミや、同クラ同士で重要情報(試験情報やサマーインターン等)がやり取りされることが多い。それ以外の環境は、法学部と同レベルの砂漠の様相を見せる。
・3Sの時点でゼミまたは経友会に入る人が多い。ダブルゼミ(ダブゼミ)やトリプルゼミ(トリゼミ)をこなす学生もいる。ゼミ内で合宿やパーティが行われたり、情報共有が成されることが多い。経友会主導で、ゼミ対抗のスポーツ大会が行われることも。
・多くの授業は、大教室の講義。
・試験一発勝負または出席/小テストで30~40%程度を加点(残りは定期試験)する形式。
・ゼミ(演習)は少人数授業。
・先端経済国際卓越大学院プログラム
・学部後期課程から修士課程までを1年間短縮する、簡単に言えば修士を1年間で卒業できるコース。
・開設されるのは、経済学コース、統計学コース、 地域研究コース、経済史コース、 経営学コース、数量ファイナンスコース。
・毎年4年次になった4月に説明会・募集・選考が行われる
・当プログラムに関してよくある質問
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