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農学部
木質構造科学専修

基本情報

人数

8-9名程度

男女比

男:女=8:1程度(年度により変動あり)

要求/要望科目

要求科目
なし


要望科目
なし

就活or院進

就職:院進=2:8
 
※大抵の人が農学部の院に進学するが、まれに工学部建築学科の院に進学する人もいる。
参考

公式サイト

http://www.fp.a.u-tokyo.ac.jp/moku/

学科概要

■どんな専修?

 正式名称は、農学部 環境資源科学課程 木質構造科学専修(以下、当専修)。通称、木質(もくしつ)。木造建築物・木造住宅・木製家具などの各種性能(耐震等の構造性能、温熱等の居住環境性能など)および、木質材料(集成材・合板・パーティクルボード等)の物性や材料開発などについて多面的に研究する。 
 カリキュラムの大枠としては、比較的持ち出し科目の少ない2Aセメスター、実験などが増えてくる3Sセメスター、研究活動が本格化する3Aセメスター、研究に勤しむ4年次、といった流れである。なお、工学部の建築学科以外に建築士の受験資格が得られるカリキュラムが用意されているのは当専修のみ。
 

■当専修の諸制度

■基本条項
卒業までに必要な単位は76単位。そのうち19単位までは、他学科の授業を含めることができる。ただし、教職科目は除く。
 
■農学総合科目・農学基礎科目
農学総合科目(4単位以上)と農学基礎科目(必修科目「木質構造科学概論」2単位を含め、4単位以上)を併せて8単位以上の取得が必要。16単位まで卒業単位に算入可能。
 
■農学共通科目
必修科目「農学リテラシー」(2単位)及び選択必修1単位を含め、3単位以上の取得が必須。
 
■課程専門科目
環境資源科学課程専門科目のうち、必修9科目「構造力学」「木材物理学」「材料強度学」「生物材料組織学」「木質材料学Ⅰ」「木質構造学」「住宅計画論」「建築住環境学」「建築設計製図Ⅰ」(各2単位×9=18単位)及び選択必修「緑地計画学」「生態工学」「都市農村計画学」「木質材料学Ⅱ」「木材化学」「建築設計製図Ⅱ」「建築生産施工」「生物素材化学概論」「土質力学」(以上各2単位)、「高分子材料学Ⅰ」「高分子材料学Ⅱ」「建築法規」(以上各1単位)から6単位を含め、24単位以上の取得が必須。
 
■専修専門科目
必修9科目「生物材料生物学実験」「生物材料物理学実験」「生物材料化学実験」「木質構造科学演習」(以上2単位)、「森林科学実習」「木質構造科学実習」「建築設計製図演習Ⅰ」(以上1単位)、「木質構造科学実験」(4単位)、「卒業論文」(6単位)のうち18単位及び選択必修「建築設計製図Ⅲ」(2単位)「建築設計製図演習Ⅱ」(1単位)のうち6単位を含め、合計24単位以上の取得が必須。
 
■農学展開科目
2単位まで卒業単位に算入可能。必修は無い。
 
・卒業要件単位の内訳

科目区分 単位数
農学総合科目 4単位以上
農学基礎科目 木質構造科学概論(必修、2単位)を含め4単位以上
農学共通科目 農学リテラシー(必修、2単位)及び選択必修1単位を含め3単位以上
課程専門科目 必修9科目(計18単位)及び選択必修から6単位を含め、24単位以上
専修専門科目 必修9科目(計18単位)及び選択必修から6単位を含め、24単位以上
農学展開科目 2単位まで卒業要件単位に算入可能

 

■進学定数は?

・定員数と各科類からの受け入れ数

受け入れ枠 第一段階 第二段階
理科(指定科類) 5 3

※年度によって変更の可能性があります。
  
・重率をかける科目として、第二段階は、基礎科目(自然科学)の成績上位10単位、及び総合科目D・E・Fの成績上位4単位の重率を「5」とする。(総合科目D・E・Fについて、単位取得した科目のみを対象とし、4単位に満たない場合は、単位取得した科目のみに重率をかける。)
詳しくは「クイズ進振りケース 第4回」を参照。
 
・第一段階・第三段階指定平均点は、次の式で算出される。
「基本平均点」×取得単位数(上限90単位)(※)
※取得単位数(上限90単位)には、合格・不合格のみの評価に依る科目(主題科目など)を含む。
※詳しくは「クイズ進振りケース 第23回」を参照。
 

■内実は?

 実験や課題をはじめとする専修の負担がそれなりに重いため、サークルやインターンにがっつりコミットするというよりも、勉学に励む人が多い印象。工学部建築学科の授業なども履修しつつ建築士の資格取得を目指している学生が少なくないということも、勉学に対するストイックな姿勢に影響している。

卒業までの流れ

2年生Aセメスター


 ■案外持ち出し科目の少ない2A

科目 区分 開講時限
環境倫理 選択必修 A1月曜5限
木質構造科学概論 必修 A月曜4限
構造力学 必修 A火曜1限
生物素材化学概論 選択必修 A火曜3限
農学リテラシー 必修 W集中

 
・2Aセメスターから全授業が弥生キャンパスで行われる。
・安全講習こと「農学リテラシー」という講義を春休みに4日間程度で受講する。農学部全体で開かれる科目。農学に限らず、実験時の廃棄物処理方法や海外渡航時に気をつけるべきことなど。受講後、ITC-LMSにてテストを受験して修了。
・2Aセメスターは必修科目が少ないが、上記の「木質構造科学概論」「構造力学」は3-4年以降の学習内容に直結するのでしっかり学んでおくのが良い。
 
・顔合わせで内定生同士が会う機会があり、Slackだけ作ったものの、オンライン下であるということもあり、授業と関係なく遊ぶ・集まるということは少なかった。(実験で会えば話す程度の交流はある。)



3年生Sセメスター


 ■建築関連の授業が増える3S

科目 区分 開講時限
建築設計製図演習Ⅰ 必修 S月曜2限
建築設計製図演習Ⅱ 選択必修 S月曜2限
木材化学 選択必修 S月曜3限
建築生産施工 選択必修 S1月曜3-4限
材料強度学 必修 S火曜1限
高分子材料学Ⅰ 選択必修 S1火曜2限
高分子材料学Ⅱ 選択必修 S2火曜2限
住宅計画論 必修 S火曜3限
生物材料組織学 必修 S火曜4限
森林科学基礎実習Ⅰ 必修 S火曜3-4限/水曜3-4限/集中
生物材料化学実験 必修 S水曜3-5限
木質材料学Ⅰ 必修 木曜1限
森林科学基礎実習Ⅱ 必修 S木曜3-4限/金曜3-4限/集中
生物材料物理学実験 必修 S木曜3-5限
木質構造学 必修 S金曜1限
木材物理学Ⅰ 必修 S金曜2限
生物材料生物学実験 必修 S金曜3-5限
森林科学基礎実習Ⅲ・Ⅳ 必修 S2集中
木質構造科学実習 必修 S2集中
木質構造科学演習 必修 通年集中

 
・実験や建築設計製図など建築関連の授業が増える。特に製図は、最初は与えられた課題に沿って行うが、その後キャンパスの好きな場所を描くなどの実習があり面白い。
・建築士の資格を取る場合は、上記のような専修科目に加え、工学部建築学科の授業を取ることが多い。工学部建築学科に進学せず、当専修に所属しながら建築士をを目指す学生は実際少なくない。



3年生Aセメスター


 ■研究室選びと単位回収に励む3A

科目 区分 開講時限
建築住環境学 必修 A月曜3限
緑地計画学 選択必修 A火曜3限
建築法規 選択必修 A1火曜4限
建築設計製図Ⅲ 選択必修 A2火曜4-5限
木質構造科学実験 必修 A水曜3-4限/木曜3-4限/金曜3-4限
土質力学 選択必修 A2水曜2限/木曜2限
都市農村計画学 選択必修 S木曜2限
木質材料学 選択必修 A金曜2限
生態工学 選択必修 A2W集中
木質構造科学演習 必修 通年集中

 
・必修が少なくなってくるので、建築士を目指す人は工学部建築学科の授業を多めに履修する。
・時限数の多い必修の木質構造科学実験をはじめ、3Sより一層実験が本格的になっていく時期。
・研究室選びを行う。研究室訪問を3Aセメスターから行い、1月に希望を出し、4Sセメスターの4月に配属される。研究室配属は限即話し合いで決めるが、上手く決まらなかった時は成績で決定される。



4年生Sセメスター


 ■研究室に配属される4S

科目 区分 開講時限
卒業論文 必修 通年集中

 
・全員研究室に配属となる。卒業論文は研究室にて執筆する。
・3年生までに単位を取り切っている人が多いので、4年生は研究室一筋となる場合が多い。
・卒業単位を取り切っていない者は、卒業論文・卒業研究に特に時間を費やす4Aセメスターを前に単位を取り切ることを目指す。



4年生Aセメスター


 ■卒論卒研に励む4A

科目 区分 開講時限
卒業論文 必修 通年集中

 
・4Sセメスター同様、全員研究室で卒業論文・卒業研究に励む。
・卒業単位を取り切っていない者は、このセメスターで卒業チャレンジ。

入る前の想像と実際

・「建築をやりたかったが、想像以上に木材の性質等に関する勉強が中心だった。まだ進振り点が決まっていない場合は、勉強を頑張っておくとともに、積極的にガイダンス等で情報収集をするのがおすすめ。」
 
・「2Aの専門科目はレポートが多め。3年以降もこれが続くため、2Aで履修してみたうえで、もしどうしても違和感が残るようなら進振りをやり直すのもあり。」
(理Ⅱ→木質)

選んだ理由/迷った学科

・「建築士を目指していたため、当初は工学部の建築学科を志していた。とはいえ理Ⅱから建築学科への進学はかなりハードルが高く、他に建築士の資格を取得できる学科が木質のみであったため、選択肢に加えた。」(理Ⅱ→木質)

コミュニティとしての機能

項目 内容
ズバリ、学生間のつながりは:
10(強いと感じる)↔0(全くない)
3
LINE
Slack 有(※1)
オフラインでのつながり 無(※2)
上下のつながり

※1:2021年度の場合、LINEなどはあまり使用されず、主にSlackで試験情報などを中心とした連絡事項が共有されている。
※2:2021年度の場合、オンライン授業ではなかなか親睦を深める機会がなかったものの、対面の実験で話すといったことは可能。

授業スタイル

項目 内容
1クラス当たりの人数 10-20名前後(※1)
成績評価 レポートor期末試験(※2)

※1:他の専修とともに受講する授業では、最大で60名程度になる。
※2:出席はあまり加味されないこともあるが、少人数の授業である場合は重要になる。

研究室・資料

研究室・資料
ガイダンス資料

なお、ここに載っているカリキュラムや授業の題目は過年度のものであり、進学を真剣に検討する学生は毎年5月に開催される進学ガイダンスや後期課程のシラバスで最新の内容をチェックするべき。シラバスはUTASで検索可能。

〈教員紹介(一部)
恒次祐子先生:木材物理学研究室
前田啓先生:木材物理学研究室
稲山正弘先生:木質材料学研究室
青木謙治先生:木質材料学研究室

特別な制度・その他

・建築士資格の取得:指定科目を履修することにより、二級または木造建築士、及び一級建築士の資格取得が可能。ただし、幅広い建築関連の科目の単位を修得する必要があるため、受験資格を満たすためには、工学部建築学科の講義を何科目か取得する必要がある。詳細なカリキュラムはこちら

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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