教育学部
身体教育学コース

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総合教育科学専攻 心身発達科学専修

目次

    基本情報

    人数

    20名

    ジェンダーバランス

    女性はおよそ〜2割。

    要求/要望科目

    なし

    就活or院進

    院進が1/3~1/4程度
    参考

    公式サイト

    http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~tkweb/

    学科概要

    人体に関するさまざまな研究を行っている。たとえば、運動の制御や学習、発達・成長、睡眠や疲労、情動などの身体現象のメカニズムを、身体と精神の相互関係、そして脳の機能にも焦点を当てつつ解明していこうとする基礎的な研究を行う。また、そうした理解を子ども・青少年や大人・高齢者の生活習慣の改善や身体・精神の疾患の予防につなげ、学校教育や生涯教育の場における実践のあり方を模索・提言していこうとする応用・実践的な研究なども含んでいる。少しずつ重なり合う分野を専門とする各教員が協力しながら行っている。それぞれの分野で世界的に通用する研究を進めると同時に、毎週の研究ミーティングで教員・大学院生が一同に揃って、基礎から応用・実践まで相互に密な議論を行っている。
     教育学部の中でも理系よりで、特に脳に関する話が多い。卒論はほとんどの人が実験をする。

     

    ■当コースの諸制度

    必要単位数
    卒業までに必要な単位は70単位。教育学部は全コースともに卒業論文8単位、必修科目30単位及び選択科目32単位の修得が必要。

    ・必修科目の内訳

    科目名 単位数
    身体教育学概論 4
    身体教育学基礎演習 8
    心身発達科学演習及び心身発達科学特殊講義 8(※1 )
    教育学部他専修の授業科目 8(※2)
    身体教育学研究指導 2

    (※1)「及び」とあるものは、「演習」と「特殊講義」にまたがって単位を取得しなければならない。詳細はUTASの「学科・コース別検索(シラバス参照)」で確認できる。
    (※2)概論4単位以上を含む。

     

    ■進学定数は?

    定員数と各科類からの受け入れ数

    受け入れ枠 第一段階 第二段階
    全科類 11 8

    文理関係なく、さまざまな科類から進学する。2021年度は文2、文3、理2から進学した。底点は高くても60点代後半くらい。
     

    ■内実は?

    運動会に所属している人が多い傾向にあるが、未所属の人も問題なく馴染める。また、理系から進学してくる人や、先輩にも研究について質問をしている熱心な人もいる。
    学生は明るい人が多いが、学科の雰囲気としては落ち着いている。インターンを行っている人はほとんどいない。

    卒業までの流れ

    2年生Aセメスター


     ■【余裕のある2A】

    科目 区分 開講時限
    機能解剖学 必修 月曜5限
    バイオダイナミクス 必修 火、金曜2限
    身体教育学概論 概論 月、木曜1限

    (※1)人間の器官が、情報を認知するためにどう働くかを学ぶ。内容は医学部の授業に近く、指定された参考書も理系よりのものだった。レポートで評価された。
    (※2)歩く、走るなどの人体の動きの動作を勉強する。人体の働きを理解するには、知識だけでは不十分であり、システムがどう連関しているのかを学ぶ。試験で評価される。
    (※3)機能解剖学をもう少し簡単にした授業。網膜の働きや動き方について学んだ。


    ・持ち出し科目が週に6コマくらい。
    ・教育学部の他のコースと受ける授業も多い。



    3年生Sセメスター


     ■【必修のコマ数が増える】

    科目 区分 開講時限
    芸術創造性の実践演習 演習 火曜2限
    心理実習 演習 金曜6限
    身体教育方法論 必修 火曜1~2限
    教育の心理学 演習 金曜2限
    身体教育学実習 演習 木曜3~5限
    心と脳の発達 演習 月、木曜2限
    ことばの発達心理学 特殊講義 月曜4限
    教育の疫学入門 演習 月曜5限
    心理学統計法2 特殊講義 火曜2限
    質的心理学研究法 演習 金曜3限
    バリアスタディーズ 特殊講義 金曜5限
    音楽医科学 特殊講義 集中
    運動指導方法 演習 集中

    (※1)人が何かを想像・創造する時に自分の脳がどう動くのかについて、右脳と左脳の役割についての講義。
    (※2)本来であれば、保健所や老人ホームなどの福祉に関する機関を訪問して、現場で学ぶ授業であった。2020年度は、現場についてのお話を聞いてレポートを書いた。内容としては、公認心理士の役割、法律と福祉の関係など。
    (※3)身体教育概論よりも子供にフォーカスした授業。子供が発育していく段階で、運動に慣れる、運動に嫌いにならずになるにはどうすればいいのかという内容。具体的な年齢によって、スポーツの機会がどのように与えられているのかについても勉強する。
    (※4)人の神経についての授業。神経と人体の関係についてや、睡眠、記憶についての理論を学ぶ。
    (※5)教育学の実験をする際に、どういう観点を持っているか実験がスムーズに進むのか、装置の使い方、データの解釈の仕方について勉強する。


    ・週に大体10コマ程度
    ・本来であれば3Sは実習が多かったが、2020年はコロナのため全てZoomでの講義だった。実習の授業は、教授が過去に行った実験を復習したり、実験の手法について勉強した。



    3年生Aセメスター


     ■【4年の卒業研究に向けた勉強】

    科目 区分 開講時限
    ストレスマネジメント概論 特殊講義 火曜5限
    乳幼児が示す社会的認知の発達 特殊講義 集中(1~3月)
    芸術創造性の実践演習 演習 火曜2限
    心理学統計法3 特殊講義 火曜2限
    創造性の心理学 特殊講義 水曜2限
    基礎教育学演習2,3 演習 水曜3~5限
    教育測定 演習 水曜5限
    心理的アセスメント 必修 木曜4限
    教授・学習心理学演習 演習 木曜2限
    脳科学特論 特殊講義 集中

    (※1)日常におけるストレスをどう処理しているのか、ストレスを克服する方法を学ぶ。
    (※2)発達心理学の内容に近い。子供が世界をどう認知しているのかについて学ぶ。大学でやった。この授業は、対面、オンラインどちらの参加も認められた。


    ・週に大体10コマ程度



    4年生Sセメスター

    coming soon



    4年生Aセメスター

    coming soon

    入る前の想像と実際

    ・学科で仲がよくなる機会があまりなかった。そのドライさがいいという人にはおすすめかもしれない。思ったより女子が少なく、授業内容は理系のものが多い。
    ・運動会のコミュニティがある程度出来上がっていたり、女子が少なかったりするので、最低限授業内容に興味を持った上で来て欲しい。
    ・授業は楽で、他の学科の授業も履修しやすい。

    選んだ理由/迷った学科

    ・もともと教育学に興味があり、授業がそこまで厳しそうではなかったため。
    また、インターン先で子供支援をやっていたので、子供の成長の中での思考力、発達のつまずきを知りたいと思ったから。(文三→身体教育)
    ・インターン先の学生が多く所属している基礎教育学にも興味があった。また、基礎教育学に所属している児玉先生の障害者についてのインクルーシブ教育についても勉強したかった。しかし、教育哲学がとっつきにくく実践を学びたかったのと、身体教育学に所属しながら児玉先生の授業を受けることも可能なので、身体教育を選んだ。(文三→身体教育)

    コミュニティとしての機能

    項目 内容
    ズバリ、学生間のつながりは:
    10(強いと感じる)↔0(全くない)
    【3~4】
    LINE
    Slack
    オフラインでのつながり ほぼ無
    上下のつながり

    (※1)LINEグループは存在するが、ほとんど動いていない。学科に関する質問は個人的に聞いている。その他のSNSは直接交換したことはない。
    (※2)ほぼ機能していない。
    (※3)年によって変わる。自分の代は、懇親会は一度だけあったが、所属している女子が1人だけだったので行きにくかった。
    (※4)最初の学科ガイダンスで仲良くなった先輩に質問している。また、勉強熱心な人は実験について相談する。


    ・学科のコミュニティに属しているという意識は薄い。運動会に所属している人は、その繋がりの中で相談することが多い。

    授業スタイル

    項目 内容
    1クラス当たりの人数 15~30名前後
    成績評価 出席、レポート、期末試験

    (※1)授業によってばらつきがある。身体教育学の学生のみが受けるものは、人数が少ないため誰がいないかがすぐにわかる。



     ■授業形態

     
    ・2Aの授業は板書が多く、小レポートや出席で成績評価するケースがほとんどだった。試験がある場合は、中間試験があったり、12月に期末試験があった。3年生の授業はコロナのため、ほとんどオンラインで開講された。卒業研究は、春〜夏のうちに大枠を決めて、秋に実験をおこない、冬にまとめるというケースが多い。
    ・全体として、体の機能を学ぶ授業が多い。知識を学ぶだけではなく、実際に体がどう動かされるのかも重視しているため、実験とセットになっている授業が多い。
    ・コロナ禍のオンライン授業では、先生が過去に行った実験を見たり、実験の内容を復習したりすることが多かった。


     ■成績評価

     
    ・成績評価は、あまり厳しい感じではない。
    対面の試験の場合、持ち込みは可能だが、持ち込んでも終わらないほど暗記量が膨大な時があり、ある程度の暗記量が必要。単位自体は取得が容易な授業が多い。

    研究室・資料

    〈研究室紹介〉
    研究室
     
    〈有名な先生〉
    佐々木司教授:人間の「こころと体」の成長・発達に影響する遺伝的・環境的諸要因について、精神科医としての経験も活かして研究を行っている。

    特別な制度・その他

    身体教育学コースでは、体育の教員資格が取れるが、実際に目指している人は少ない。スポーツトレーナー、公認心理士を目指す人がちらほらいる。

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