■どんな学部?
教授3名・准教授1名・助教1名に加え毎年 2~3 名の非常勤講師を迎え、一方では長い歴史をもつ西洋哲学史の全体にわたり、また他方では哲学の諸分野にほぼ均等な比重をもたせた形で、授業を行っている。また、外国人研究者がしばしば訪れて、海外の研究にじかに触れる機会も豊富に持つことができる。
■学科の諸制度
卒業までに必要な単位は76単位。そのうち44単位が必修で、哲学概論、西洋哲学史概説第1部、同第2部の各4単位と、哲学特殊講義から12単位、哲学演習から8単位、それに卒業論文12単位である。
■進学定数は?
受け入れ枠 |
第一段階 |
第二段階 |
文Ⅲ(指定科類) |
40 |
9 |
全科類 |
9 |
12 |
文学部A群、思想文化コースとして、「哲学専修」「中国思想文化学専修」「インド哲学仏教学専修」「宗教史宗教史学専修」「美学芸術学専修」「イスラム学専修」を目指す学生は同じ群に志望を出す。指定科類(文Ⅲ)枠として全体の9割近くが埋まり、残りが全科類枠となる。
■進学前の注意点は?
哲学演習に積極的に参加するためには、英語の他に第二外国語やギリシア語、ラテン語を学習していると役に立つ。 また、前期課程において基礎科目の「哲学」「倫理」、総合科目「現代哲学」「記号論理学」を受講しておくことが望ましい。
■内実は?
初年次ゼミナール等前期教養学部での授業で哲学に興味を持つようになった人が半分ほどを占めており、中でも元々歴史に興味を持つ中で哲学に惹かれる人が多い。インターンや就活を積極的に行う人は少なく、本を読むなど内向的な学問をこのむ人が多い。
試験・レポートはそこまで重くないが、演習の予習は時間を要する。(例:デカルトのテクストを使う演習では一冊頭にいれておかないと議論についていけない。その日の担当者が決まっていて、担当箇所の翻訳をその場で発表しコメントする形で行っている。)